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紹介状

「今かかっている先生に,大学病院に行くように言われました。」
「紹介状はおもちですか?」
「ありません」

毎日のように,よくある話なのだけれど,これはとっても無責任な話。
患者さんが勝手に病院に来た訳じゃないのに,通院中の医院からの情報がない。
今までの診察にかかった時間と手間が,すべて無駄になるというわけ。

自分が現在受けている治療について他の専門医に評価をしてもらうセカンドオピニオンという言葉も一人歩きしてしまっていて,単に「他の先生に診てもらうこと」がセカンドオピニオンになっているような気もする。主治医から検査データの提供と診療内容について紹介状(診療情報提供書)を書いてもらい,他の医師の見解を聞くのが本来のセカンドオピニオンの形のはず。患者さんが,勝手に他の病院に来たら,今までの治療経過とか検査データはほとんどわからない。適切な対話と説明(インフォームド・コンセント)がないまま続く治療に疑心暗鬼になってしまい,他の医療機関を紹介状なしに来院せざるを得なかった状況を,理解できる場合は多い。でも,診察が0(ゼロ)から始まるということは,患者さん自身の時間と経済的な負担を,再度強いるだけでなく,積み重なれば国全体での医療費の無駄につながることも知っておいて頂きたい。

「それは歯だろう」と言いきっちゃうお医者さま。多いんだよなぁ。だったら,その根拠も含めて紹介状書いてね。
自分が処方した薬で口渇の副作用があることすら分かっていないお医者さまもけっこういる気がする。
「大学病院で歯を抜いてこいと言われました。」なんで紹介状を書かないの?なんでレントゲン写真を渡さないの?
医師と歯科医師,医院と病院は,もっと連携をとって,患者さんを安心させないと。

紹介状を,きちんと手間を惜しまず書くことができる医師や歯科医師にかかりたいものです。

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