叫べば,願いが届くサーチエンジン「百度(Baidu、バイドゥ)」
Google,Yahoo!に次ぐ市場シェアを持つ百度(Baidu,バイドゥ)が,日本向けの検索サイト「Baidu.jp(http://www.baidu.jp/)」が1月23日,本格開始リニューアルしました。

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先週あたり,だいぶいろいろなメディアで紹介されていましたが,僕も,サイバーバズさんからの紹介で,六本木ヒルズにある「百度」のオフィスにお邪魔してきました。「まわりぶろぐ」にも,例のBaiduSpiderというクローラーが来ていたので,この検索エンジンなんだろうなぁ?って気にはなっていたのです。

そうそう,「百度」のロゴは,パンダの足跡なんです。気がつきました?
で,この足跡,ヒミツがあるんです。それは,また後ほど。
中国ではGoogle,Yahoo!を抜いて「百度」が約7割のシェアを持つのだそうです。中国政府がインターネットを検閲したり,国外とのやりとりを万里の長城(Great Wall)ならぬ,GreatFirewallでブロックしているのは有名な話ですし,Googleなど海外発の検索サイトは,中国独自の対応を迫られたことから,中国オリジナルの検索エンジン百度のシェアが高くなったのもあるのではないかと思いますが,逆に百度が守られたところもあるのかなぁ…。
「百度」で興味深いのは,同じ「漢字」を使う国のサーチエンジンであること。アルファベットが1バイト(8ビット 256通りの組み合わせ「半角文字(半角の英数字や記号,半角カタカナ)」)で表現されるのに対して,漢字は2バイト(65536通りの組み合わせ「全角文字」)必要になります。多彩な文字を扱うのが当たり前の国で開発されたサーチエンジンは,きっと日本でも,アメリカ初のGoogleやYahoo!に比べて,馴染みやすさは段違いだったりするのかなぁ…。
なんてことを思いながら,厳重なセキュリティチェックをかいくぐり(いや,ちゃんと身分証明書見せましたって),六本木ヒルズ森タワー 20Fにある,眺めの素晴らしいオフィスに到着。

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ブロガーさん達は4つのグループに分けられて,各テーブル毎に,インターネットの達人である百度スタッフがいらっしゃいました。
最初はプレゼンテーション形式で,「百度」について概要の説明がありました。
世界におけるGoogleのシェアは61%,続くYahoo!は14%で,3位の位置につけているのが「百度」で5%とのこと。百度は,2012年に最も競争力のある検索エンジンになるべく,海外進出の足がかりを日本に作ったとのこと。
日本進出の理由は,
高度で安定したネットワークインフラがあること,ネットワークユーザーの高いリテラシー,世界で2番目の経済大国であること,漢字文化の共通性などから,決定したとのこと。
「百度」のイケメン社長さんのロビン・リーさんは,研修で「松下」にいたこともあり,日本には恩義を感じているのだそうです。現在Baiduグループの社員は6000名を超え,毎月どんどん増えている勢いのある会社です。「百度」としては,コンピューターとインフォメーションのテクノロジーだけで品質を良くしようとは考えていなくて,「ヒトとテクノロジー」で,クオリティの高い新しいシステムを作り上げたいという目標があるのだそうです。
会社名の「百度」は,何度も何度も探して,目の前にそれが現れたときの喜びを提供したいというところから来ているとのこと。
プレゼンテーションの後は,ワークショップ形式で,「百度」に望むことを,おのおの3つずつ書きだして,それに対してスタッフが,さらに詳細を聞いていくという方式。
たまたまかもしれませんが,僕の座ったテーブル(座席指定はないけれどグループ指定あり)は,みなさんインターネットに詳しい方ばかりで,あらかじめ百度にもたくさんアクセスしてその挙動やキャラクターを分析してから来たような方ばかりで,ちょっと緊張。
僕も参加することが決まってから,「まわりぶろぐ」が検索されればいいやと思って「百度」で検索してみたら,「ウェブ検索」では無断コピーサイトがトップ,次点はなぜかモバイルサイト,「ブログ検索」では全く検知されずという,ちょっとツッコミどころのある結果(笑ってられないんです,これが)に,このあたりを「どうして?」って質問すればいいかな?ぐらいに思って来てみたのですが,会話の内容が難しくて理解できないことも。しょぼーん。
僕からの「百度」へのお願いは,まず,先日のような「年賀はがきの当選番号」を検索して,関係のないサイトやスパムページがトップにずらっと並ぶような事態を回避して欲しいということ。それから,わざわざFlickrに行かなくてもEXIF情報を元に,生のデジカメ写真のファイル検索ができるようにして欲しいこと,最後に,ぽっと一日空いてしまったようなときに,その人の個性に合わせて一日の生活プランニング(オススメイベント,グルメ情報,乗り換え情報,予算など)をしてくれるようなサービスってできないですか?っていうようなことをお願いしてみました。
ブロガーさん達の意見を参考に,ユーザーの欲しい機能を実現していきたいという文字通りダイレクトな意見交換会は,ファシリテートして下さる水野さん(以前「はてな」にいらっしゃったテクニカルライター&プログラマーさん)によって,終始和やかな雰囲気で,グループの人たちの話をたくさん聞いていただきました。
「百度」は,これから成長する検索エンジンだそうです。
たしかに,上で書いたように検索結果にややクセがあります。まぁこれはこれで見たことがないモノをみることができるので,アリかもしれません。ただ,まだボリュームがどうも少ないような気も。自分のブログも検索されないのはちょっと寂しいし。
とにかく「百度」は,使われれば使われるほど,検索されればされるほど,賢くなるのだそうです。
で,ユーザーが突っ込めば突っ込むほど,答えてくれる度量のある会社であることも今回のミーティングで,しっかりと伝わってきました。
「百度Baidu」の理念は,“User First, User Friendly”
「ユーザーが欲しい情報が,手に入る」こと,これが,百度のいう「ユーザーフレンドリー」。
水野さん曰く,「叫べば届きます。」ってことなので,「百度にお願い!」ってタグやカテゴリーを作ったり,そんなタイトルのブログ記事を作れば,確実に,百度スタッフにその願いが(かなうかどうかは別として)届くそうです。あ,お問い合わせフォームみつけました(笑)。
さらに「ブログ登録」と「サイト登録」もありますね。探してくれないなら,自分から登録しちゃえってことで,登録してみました。
自分が使っていて使いやすい検索エンジンって,キーワードを入力して即座に欲しいサーチ結果が現れるのであれば,別にGoogleやYahoo!じゃなくても構いませんからね。GoogleやYahoo!に比べて,「百度」を使うメリットってなんですか?と単刀直入に水野さんにお聞きしたところ「サクサク感です。」とのお答え。たしかに,その点,「百度」は,かなりレスポンスが早いです。それ以上にスタッフのレスポンスもとても早いです。
元気いっぱいのやる気と暖かさを感じる百度スタッフの皆さんのお話を聞いたり対応を見ていて,なんだかとても寒い日だったのですが,ちょっぴりあたたかくなって会社を出ました。
「百度」,日本に里子に出されたパンダの赤ちゃんだと思って,自分が育ての親のつもりで,ちょっとブックマークして,使ってみてはいかがでしょう。
今回も,とても貴重な体験をさせてもらいました。百度さん,サイバーバズさん,ありがとうございました。
あ,そうそう,パンダの足跡のヒミツですけど,「画像検索」で,画面に4つほどでている足跡にマウスカーソルをもっていくと…。
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コメント
いよいよ百度、上陸ですね。ヒルズとは・・・(--;)
それにしても 5% で 3 位って・・・google と Yahoo 強いですね。立場上、微妙なところですが(笑)、 DBCS 圏のサーチってことで、興味有りです。
ただ検索結果って、 google にしても Yahoo! にしても、どこからか広告なりの収入があって、事業として成り立つことを考えると、いずれは同じような検索結果になっていくのかなぁ?と思ったりして。
投稿 Neko | 2008.01.30 11:42
Nekoさん,コメントありがとうございます。
ヒルズのオフィスからの眺め,良かったですよー。
こんなオフィスで働いてみたい!けど,テナント料いくらくらいになるんでしょ?まぁ,それだけ勝算があるということだと思います。
百度が3位というのは,ユーザーに中国系の人が多いからではないかとは思っています。Yahoo!,Google,MSN(LiveSearch)だけじゃ,面白味がないので,日本向けのチューニングをしてくれそうな「百度」,ちょっと期待しています。
検索結果の精度って,ユーザー毎に評価が違うと思うので,使いやすくて自分が望む結果が出る検索エンジンが生き残っていくんだろうなぁと思います。
投稿 HAMACHI! | 2008.01.31 07:26