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RICOH R8 奇をてらわないナチュラル系コンデジ 実写レビュー総集編

ゴールデンウィークには,どんなデジタルカメラをもって,でかけますか?
みんぽす・デジタルカメラ・カテゴリー・レビュー一覧

デジタル家電のレビューが集まるソーシャルブックマークサービス「みんぽす」を運営するWillViiさんから,モノフェローズ向けに,「リコー・R8(黒)」を無償で貸し出していただいています。

RICOH デジタルカメラ R8 R8BK  RICOH デジタルカメラ R8 R8SL
RICOH デジタルカメラ R8 R8BK(ブラック)R8SL(シルバー)

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いよいよ今回は,リコー(RICOH) R8のまとめの実写レビューです。

Sakura, fine day
拡大
実は,4月いっぱいは使おうと思っているトップのタイトル画像は,リコー・R8で撮影したものです。
R8は,コンデジをある程度使ってきたヒトが,ピントを「きっちり」,まわりを「ぼかしたい」と思うようになる時に欲しくなるカメラじゃないかと思います。R7に引き続き,意外と簡単に高画質で撮れるカメラです。でも,奥が深いんです。

これまでのレポートをリストしておきます。
カタログスペックレビュー
ショートインプレッション

第1回モニターレポート・外観,ファーストインプレッション
第2回 京都旅行編
第3回 夜景撮影
第4回 Caplio R7との機能・実写比較
第5回 連写機能でミルククラウン
第6回(最終回) 本レポート

今回も,基本的に「撮って出し」の無編集画像です。まだブログの記事にしていない写真を中心にサンプル写真として,使用感,Caplio R7ユーザーなりの使い方のコツなどと一緒にレビューをしていきます。今回は,今までで一番長い評価記事になりますので,どうぞゆっくりお付き合い下さいませ。


<R7で良かったことも含めて,R8で,オススメのポイント>

<基本機能>
Caplio R7よりはR8はやや大型化しているものの,コンパクトデジタルカメラとして,1cmマクロから広角は28mm,200mmの望遠まで高倍率で広角,このサイズでオールラウンドに撮影できること。カメラとしての基本はしっかりおさえているのはスゴイです。

RICOH R8 wide 28mm
28mm広角端(写真クリックで,Flickrサイトへ。画像の上にどこに焦点を当ててズームしているかがわかります。)

RICOH R8 tele 200mm
200mm望遠端 光学7.1倍

RICOH R8 Auto-resize zoom
オートリサイズズーム 光学7.1倍×5.7=40.5倍ズーム(1130mm相当) (オートリサイズズームは,上の200mm望遠のオリジナル画像のうち,VGAサイズ640×480ピクセルを切り出したものと同等)手持ちだとさすがにちょっとブレる…。

1cmから撮れるマクロモードは,料理写真や口腔内のデンタルマクロカメラとしても,十分な画質です。
beef for korean grill
拡大

F8のパンフォーカスが,けっこういいです。動いているもの,向かってくるもの,去っていくもの等にフォーカスを合わせるときは,このモードで。焦点距離に悩んだら,被写体をある程度真ん中に寄せて「∞」のマークでカシャリ。EXIF情報では,"Center Weighted Average"と表示されます。

Bullet train (Shinkansen)
パンフォーカスの作例。拡大 オリジナルファイル

旅行に持ち出すカメラとしては,かなりオススメの一台。

明るいところの画質は,かなりくっきり,色ノリもいいですね。
ghost house?

Donryu-sama

夜景も,じっくりと撮れば,かなり鮮やかで繊細な写真が撮れます。
Yokohama Cosmo Clock
拡大 オリジナルファイル

webやブログに載せるくらいの用途だったら,感度はISO800程度までノイズは少なめで,このあたりR7よりも高画質化されている気がします。でも,夜景撮影は,できれば三脚を。低ISOでは,描写も精細で,広角時の歪曲収差もほとんど感じられません。

<質感とデザイン>
質感とデザインの良さは,R7と比べるまでもないです。しっとりと指に吸い付くような右側のグリップと高級感ある表面の仕上げ。傷もつきにくく,意外とタフな気がします。背面の液晶も手の油など汚れがつきにくいようです。

<R8のホールド性>
How do I grip R8 (front)

How do I grip R8 (back)

僕は,片手で持つときは,こんな感じでR8を持っています。カメラの右側のラバーの部分を中指で引っかけるようにして持って,ストラップをしっかり手首に入れていれば,落とす心配もありません。グリップも良好。フラッシュも指で隠れることはありませんよね。ま,たいていは,さらに左手をカメラの左側の天板と底面の部分に親指と人差し指で挟んで持っているので,それほどぶれることはないようです。僕は,かなり手が大きい方なので,この写真だとR8が,かなりコンパクトに見えるかも。

<操作性>
R7よりもボタンが整理されてすっきり。My セッティングもダイヤルになって使いやすくなりました。ADJ.ボタン設定は,あと1つ登録できると…。R7でもそう思いましたが,露出補正,ホワイトバランス,ISO感度,測光…,1つ足りないんです。「フォーカス」を足したいんです。

Caplio R7との機能・実写比較も参考にどうぞ。

<フォーカス位置の設定機能>
focus position transition for cookies 01
クッキーの一番奥にフォーカス 拡大

focus position transition for cookies 02
真ん中付近にフォーカス 拡大

focus position transition for cookies 03
手前にフォーカス 拡大

フォーカス位置が思い通りに。これは,ポイント高いですよね。R7ではマクロ撮影の時しかできなかったのですが,通常の撮影も,フォーカスとボケを意識して写真を撮ることができます。端の方など,フレーム内すべてに移動することはできませんが,これは,R7ユーザーにとっては,正方形フォーマットの次くらいに,買い換えたくなる機能アップのポイントではないかと思います。

<オートブラケット>
オートブラケット機能は,一般的な露出補正の他に,ホワイトバランスのオートブラケティングと,白黒・カラー・セピアにしてくれるカラーブラケティングがあります。
WB-BKT red
ホワイトバランスのオートブラケティング 赤

WB-BKT normal
ホワイトバランスのオートブラケティング ノーマル

WB-BKT blue
ホワイトバランスのオートブラケティング 青

CL-BKT monochrome
カラーブラケティング モノクロ

CL-BKT normal color
カラーブラケティング ノーマルカラー

CL-BKT  sepia
カラーブラケティング セピア 物憂げな気分の時などにどうぞ。

その他,連写機能は,是非試していただきたいRシリーズの小技。

<最小絞り固定>
そうそう,新しくR8に追加された最小絞り機能,試してみました。
auto aperture
こちらが,ノーマル 画像拡大

minimum fixed aperture
で,最小絞り 画像拡大
被写界深度の深い奥行きのある表現ができる「最小絞り固定」機能ですが,まぁ,それほど違いがわかりませんでした。絞る分,シャッター時間が遅くなるような気もするので,結局,OFFに戻してしまいました。風のない日にお花をマクロモードで撮るときに便利かもしれません。

<後編集機能>
これ,かなりマニアックで自由度が高いですよね。撮影した静止画の明度,コントラストを,オートまたはマニュアルで補正可能です。マニュアル補正では,ヒストグラムのグラフを調整しながら,レベル補正前後の画像を確認しつつ,よりきめ細やかな補正が可能です。トリミングもできるし,色調(グリーン,マゼンタ,ブルー,アンバー)も後から変えられるんですから,ちょっと暗く撮れちゃった位だったら,全然問題なく直せちゃいます。


さて,<R8で気になったところ,改良してもらいたいところ>ですが,

<サムネイル画像表示スピードと操作法>
サムネイルはスクロールスピードが遅すぎです。ADJボタンから指を離したときの画像を表示するのではなくて,クリックしたら大きな画像を表示するようにして欲しい。背面液晶はとても高精細で綺麗で,20枚同時表示できるサムネイル表示は便利だけど,縦スクロール,ページスクロールもできるようにしてくれるといいなぁ。お目当ての写真を探し出すのに,とても時間がかかってしまいます。

<ピントのずれ>
Bokeh night shot
上の写真のように,夜景の撮影の時に,ピントがずれていても気がつかない(拡大)ことがあるんですよね。まぁ,これはこれで「味」があるかもしれませんが,撮影直後に,フォーカスしたところを拡大表示して,ブレを確認できるようになるとありがたいなぁ。さらに,画像再生時に,ピントをどこに合わせたかがDISPボタンで表示してくれるとちょっと便利かも。オートフォーカスももうちょっと早くなるといいな。

<動画>
動画は,メモがわりに便利なのですが,できれば,ステップズームではなくてスムーズなズームになるといいな。

<手ブレ補正>
1000万画素を越えたので,ちょっとのブレも,最大に拡大したときには大きくなってしまう分,手ぶれ補正をもう少し強化してもらいたいな。CCDも大きくなって,画質も良くなるのは当然としても,Caplio R7に比較してボディまでかなり大きくなっているので,もう1段分効く手ぶれ補正を導入していただきたいところ。

<明暗調節機能>
意識的に画質を明るくしたいときに,もっと強力な露出補正モードをつけて欲しいです。キヤノンのIXY デジタル910ISに付いていたISOブースターのような。

他の会社のデジタルカメラに搭載され始めたようなダイナミックレンジの拡大機能をつけて欲しいですね。気をつけないと白飛びしやすい傾向があるような気がしました。被写体が近くにある場合は,フラッシュを焚くことである程度対応できることもあります。

<画像補正補正したファイルの扱い>
カメラ内でできる画像補正は,とても便利。できれば再生表示の時に,新たに作製したファイルが,オリジナルのファイルの次に来るようにしてもらえると,ファイル管理が便利でわかりやすくなるのではないかと思います。たくさん写真を撮っているときなど,つながりのない写真の後に画像処理したファイルが来るのは,ちょっと不自然に感じることがあります。できれば,シャープネスやHDR加工までできるとすごいんだけどな。

<顔認識>
スマイル認識とまでは言いませんけど,顔認識は,もっともっとバージョンアップを。人物撮影時にフラッシュを使うと,顔色があまりよく写らないことが多いように感じました。フラッシュと色合いをもう少しあわせて欲しいと思います。

<まとめ>
まぁ,あんまり機能をゴテゴテとつけちゃうとRICOHのカメラらしさが失われてしまうかもしれませんので,基本は,「奇をてらわないナチュラル系コンデジ」ってことで,いろいろ設定をいじれてじっくりと写真を作り込む楽しみは残して欲しいと思います。何にも考えなくていいカメラ,おまかせモードがあるカメラではないので,万人向けか?といわれると,ちょっと違うとは思います。

3月中旬からR8をお借りしている間,比較写真を撮る以外は,ほとんど自分のCaplio R7は使いませんでした。サイズ的にも画質的にも写真を撮る楽しさ的にも,R7のリプレイスになるということです。ただ,現時点でR7を持っているヒトが,R8を買うかというと,画質よりも使い勝手の良さと高級感,スクエアフォーマットの面白さあたりをどう評価するかでしょうね。

R8は,撮影条件さえ合えば,ビックリするくらい良く写るカメラです。ただし,癖があるので,デザインはさておき,自分の用途や撮影スタイルにあっているか,レビューを見直してから,購入を決めていただきたいと思います。

僕の場合,R8を使っていて,R7をまだ使いこなせていないことに気づいたので,スクエアフォーマットはちょっと気になるけど,まだR8は購入しないと思います。またR7に戻って,R8のことが気になったら,補足でレポートしますね。で,RICOH R9が出たら,ぜひ,写真を撮ってみたいと思いますし,上のことがクリアされれば,次のRは,きっと買っちゃうと思います。

<追記>
「R9」ではなくて,「R10」が発表になりました。 2008年9月5日に発売されます。

<謝辞>
リコーさん,みんぽすのWillViiさん,楽しいカメラを貸していただき,ありがとうございました。
6回にわたるレポートを,読んでいただいた皆さまにも,深く感謝いたします。
ついでに,みんぽすで,このレポートの評価もひとつ,よろしくお願い申し上げます。
レンタル中に撮影した写真一覧は,こちらからどうぞ。

<参考>
みんぽす:[リコー] R8 レビュー集ディレクトリ
「RICOH R8」オフィシャルサイト
購入時のリスクがない「プラボ」で,RICOH R8(シルバー)に入札する。
「プラボ」で,RICOH R8(ブラック)の価格推移を確認する。
「プラボ」について

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