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バイラルマーケティングでは,比較は御法度?

未だに,ブロガーやTwitterユーザー向けの,口コミマーケティングの案件として,
「競合に当たる商品名・企業名のご記載やお写真のご利用はお控えください。」ってのが来るんだけど,バカじゃないか?

テレビやラジオのメディアだったら,そりゃあり得るさ。
その番組のスポンサーなんだから,他の競合他社の製品名なんて,出されちゃ困る。
似たような製品で,同じような価格帯のものを売っていれば,目立った方が勝ちなわけだ。
それは,わかる。
もちろん,それによって,比較することができない人が,その製品を買ってくれる効果だってあるだろう。

でも,それを「口コミ」で強制的にお願いするのは,ちょっと違うだろ。

ちょっと考えれば,おかしいのはわかるはずなんだけど,
口コミをコントロールなんてできっこない。

企業がやるべきは,自社製品やサービスのファンを増やすことでしょ。

製品の宣伝は,旧来のメディアにまかせておいて,リアルな体験談を,良いことも悪いことも,きちんと書いてくれるユーザーを大切にしていくのが,バイラルマーケティングのやり方なんじゃないかな。

こういう要求をしてくる企業は,ブログやTwitterが単なる広告メディアだと思っている,あるいは,バイラルマーケティングを扱う会社が,その企業に向けて,きちんと説明し切れていないんだろうね。

だってさ,2カ月とかの長期間,他の会社の事は書くなって言われたら,どう思います?

僕の場合は,「その会社の製品なんて,一生買いません」ですよ。
その後も,案件が来なくても,よほどのことがない限り,「その会社の事はブログの話題にしません」
って感じになりますよ。

下手すりゃ,炎上モノでしょ。
「ヒト」が見えてないマーケティングを展開しようったって,無理ですよ。

競合他社の製品やサービスを比較して,購入の参考にするのが,口コミでしょ。
他に同じような製品がなければしかたないけれど,同じようなモノがあったら,比較するでしょ,普通。

それを「書くな。」,しかも,競合他社の違うジャンルのものについても書くなって言われたら,そりゃ,テレビやラジオ,雑誌の広告と一緒じゃない?
例えば,ある会社の冷蔵庫の事を書いたら,他の会社のテレビのことも書くなって言われたら,どう思います?

褒め称える記事を読んで,「それなら買おう」ってお客さん,どれだけいるんだよ。
そんなウソっぽい記事は書きたくないし,気持ちの入ってない記事なんて,書けないですよ,僕には。
読む側だって,いろんな記事を比較して,製品を選んでいるんだから,書く側だってもちろん,いろいろと比較した上で,書いているわけで。

書き手の気持ちを削ぐような要求は,気持ちが入っていない記事になるし,RTもされないし,Likeももらえない。ヒトの存在を無視すれば,情報の伝播が起こるわけないよね。

旧来のメディアでは,一緒のジャンルの製品を比較するのが難しいから,ブログや口コミでは実際の体験談上で比較してるし,同じ俎上で話をしているわけで,そこの部分を「やるな」って言われたって,「はい,そうですね」と従っているような記事は,「ヤラセ」以外の何ものでもないですよね。

自社の製品の名前がバズられるだけで喜ぶような時代はもう終わってるでしょ。
マーケティング担当の人は,一方通行のテレビやラジオ,紙媒体の広告の仕方と,ブログ,Twitter,SNSの扱い方を,意識的に変えないと,ユーザーにバカにされるだけですよ。

読むだけ,見るだけの人は騙せても,自ら発信しているブロガーは騙せないですよ。

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