電柱だけじゃね。

国土交通省は１４日，観光立国を目指し都市部や観光地の景観を向上させることを目的として，２００４年度からの５年間で，市街地の幹線道路など計３０３５キロで電柱や電線を撤去するとした無電柱化推進計画をまとめた。

観光立国って，観光で食べていく国のことだと思っていたけど，違うのかな。もうちょっと言葉を選ぶか，「観光でも食べていける国」くらいをめざした方がいいんじゃないかなぁ？だいたい，電柱がなくなっても，乱立する看板はどうするんだろう？無電柱化率を倍増ったって，９％から１７％にアップということだから，それほど電柱が減ったような気はしないんじゃないかなぁ。目指すならやっぱりポイントを絞って１００％でしょ。
2002年の日本人出国者数は1652万人であるのに対して，外国人入国者数はわずか524万人と1/3以下なんだそうだ。フランスは7701万人を受け入れているとのこと。まぁ，経済状態があまりはかばかしくなくなった分，観光で稼がないと，ということなのかもしれないけれど。島国特有(?)のビザの問題も解決していないし，あまり縦割りで考えないで，省庁毎（またはグループ別で）に観光立国たるにはどうしたらいいかを議論させて，出てきた案を国民と優良な外国人が審査するコンペを実施したら面白いと思うんだけれど。