どうなるの?輸入CD
「著作権法の一部を改正する法律案」では,「外国において製造された日本の音楽のCDが国内へ還流することを防止すること」を意図している。
ということは,改正後の法律が洋楽CDの輸入規制につながる恐れがあるということ。しかも本国版のCDでは特にコピーコントロールがない場合でも,日本国内版は,個人的コピーすらできない音質の悪い(坂本龍一だってそう言ってる)欠陥CDのCCCDであるということもあり得るわけで,安くて音質の優れたCDが国内では買えなくなることにつながる可能性があるということ。さらには,海外で自分が楽しむために購入したCDが税関で止められてしまう可能性もあるということ。
僕が初めてアメリカに行ったときに,サンフランシスコのタワーレコードで売られているLPの値段を見て,狂喜乱舞したのはすでに25年前。LPレコードはあまり見かけなくなってしまったが,CDの時代になっても日本fでの価格についてはあまり変化なく,経営努力も反省もなく,それでこの暴挙。というか愚挙だな。
本来は,日本アーティストの正規版CDが外国で安く売られていて,それが日本の国内に安く逆輸入されてくるのを阻止するための法案だったはずなのだが,洋楽CDでも日本版と輸入版と国内で2種類併売されている場合,日本版しか販売しないようにも規制できるという話に変わりつつあるのだそうだ。
国内産業の保護,著作権保護とはいえ,ユーザーやお客さんあっての産業であり音楽であるということが,どこかにいってしまっているようにおもう。再販制度があるためにそもそも価格が維持できる環境に上乗せして,日本のCDが高すぎる定価を維持するためにこういう法案がまかり通ってしまうのは,どこかおかしいんじゃないかなぁ。
小売店の代表的存在にもなったアマゾンが頑張ってくれている。
輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ
音楽データのダウンロード販売もいよいよ始まったし,いよいよCDの終焉か。
<参考>
読売新聞の記事
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