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痛みとマグネシウム

痛がり体質:血液マグネシウムが関係  人より強く痛みを訴える「痛がり体質」の人は、そうでない人に比べ血液中のマグネシウム濃度が低いことが済生会神奈川県病院の調査で分かった。「痛がり」は従来、心理的なものと考えられていた。マグネシウムは痛みを伝える神経の働きを抑制する作用があり、「痛がり」の人はその働きが落ちていると見られる。慢性的な痛みの治療や予防につながる成果で、東京都内で開催中の日本ペインクリニック学会で17日発表する。 MSN-Mainichi INTERRACTIVE

「痛がり」の患者さんの選択基準は,(1)骨折後、骨がつながったのに痛がる(2)交通事故後、長期間首が痛いと訴える(3)X線撮影で異常がないのに長期間鎮痛剤を服用している--などの条件。
基準や方法がやや曖昧なものの,看護士さんからみて,あの患者さんは,「痛がり」と誰でもが思う21人のヒトが「痛がり」に認定されて,それ以外のヒトも含めて研究対象となったのは,骨折などで手術を受けた入院患者74人。

「痛がり」群では1リットル当たり20・7~25・5ミリグラム(平均23・2ミリグラム)に対し、それ以外の群では1リットル当たり21・9~30・4ミリグラム(同25・6ミリグラム)だった。やや,クロスしているところがあるので,マグネシウムだけが痛みをコントロールしているという訳ではないとは思うが,不定愁訴を訴える患者さんに内科的なチェックを勧めるいい理由になりそうだ。

学会で発表される前にメディアで報道される基準って,なにかあるのでしょうか。臨床研究者としては,ある程度,一般の人にもわかりやすくて注目されるような研究発表ができればいいと思わない人はいないと思うので。まぁ,あんまり患者さんが増えてしまっても,病院やドクター側の処理能力を超えてしまうと,患者さんにとってもドクターにとっても不幸になることがあるので,少し負荷がかかる位がちょうどいいとは思います。

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