ピーター，レポート出せなかったね。・「スパイダーマン２」

サンダーバードに行く前に，スパイダーマン２のレビューを。

オープニングのクレジットと共にアートワークで，前作のあらすじが紹介される。親切だし，これから始まる新しいストーリーを，否応なしに期待させられる。ピーターが語り出すのも，前作を踏襲している。グリーンゴブリンの野望をスパイダーマンが死闘の末に打ち砕いてから２年。ヒーロー・スパイダーマンであること，大いなる力には大いなる責任が伴うという亡くなったベンおじさんの言葉がピーターに重くのしかかる。普段は，ガールフレンドのことで悩むごく普通の生身の人間であるピーターが，スパイダーマンとしての使命を達成するために，諦めなくてはいけないもの。アパート代，学業，ごく普通の生活。

葛藤に悩むピーターは，スパイダーセンスを徐々に失い，飛ぶこと，糸を出すこともできなくなり，再び眼鏡の生活に。怠け者呼ばわりまでされるようになったへたれピーターが憧れた科学者Dr.オットー・オクタビアスの暴走を止められるのか！
ってなストーリー。触手は４本なのに何でオクトパスなんだろうと，一瞬思ったけど，DocOckの足も入れて，８本なんですね。（←早く気づけよ。）

今回も期待以上の出来。摩天楼を飛び回る爽快感はそのままに，報われることのないヒーローのマスクを何度も脱ぐピーターに，ついつい感情移入してしまいます。３回くらい，ホロッとしてしまいました。たぶん，これがスーパーマンだったら，小指で電車を止められただろうに，足を突っ張ってもどうにもならないところ，スパイダーマンに変身してピザを届けに行くあたりを始めとして，笑いどころもかなりちりばめられています。「１」に続いて「２」もオススメ。スパイダーマンのコスチュームは，やっぱりピーターが破れたところとか，夜中にチクチクお裁縫しながら直しているんでしょうね。替えは無かったのでしょうか。コスチュームは１よりもかなり質感がアップしているのを感じます。ウェブの部分も盛り上がり，赤生地のマトリックスにもざらつき感が加わっています。

スパイダーマン３は，グリーン・ゴブリン・ジュニアってところでしょうか？

＜参考（スパイダーマン２のおすすめレビューブログ）＞
・寄り道　ひっち：「スパイダーマン2」 by ひちりきさん：　逆にシービスケット観たくなりました。
・隠れ家：「親愛なる隣人」　by 永井　池さん　たしかに人間くさいヒーローの描き方が上手いですね。「正義」について考えさせられます。
・Pandemonium：蜘蛛の旅路 by鵜修羅さん：目の付け所が違います！確かに，どこに行っちゃったんでしょう。
・かのこの劇場メモ～半券の余白：「スパイダーマン2」を見る byかのこさん：スパイダーマン１，２を陰陽師１，２と比較されています。なるほど。
・西沢千晶さんのシネマ日記：悩める等身大のヒーロー「スパイダーマン２」　出演者たちの裏側の事情まで詳しく解説されています。なるほど～。
・僕の生きる道：手作りは高くつくスパイダーマンのコスチュームの値段は，なんと！しかも映画のために用意されたその数と来たら！

＊スパイダーマン２関連のブログに，ことごとくＴＢしてる業者がいるんだけど，かえって逆効果じゃないかな。一時的には，SEO対策になるだろうけれど，ＴＢスパム扱いされるでしょ。

＊今回のスパイダーマン２のオフィシャル認定コスチュームがあるのも，新しい。

スパイダーマン 2のＤＶＤが１２月３日に発売されます。
全部で４種類のバージョン。

まずは，通常の

スパイダーマン 2 デラックス・コレクターズ・エディション

続いて，限りなく映像と音を良くする事を目的としたバージョンの

スパイダーマン 2 [SUPERBIT(TM)]

そして，通常のデラックスコレクターズエディションに加えて，アニメシリーズまで網羅した永久保存版的，完全限定生産３００００セットの、ファン必須のアイテム，

スパイダーマン 2 デスティニーBOX

最後は，１，２を一緒にした，

スパイダーマン ツインパック