サンクスギビング
今日はアメリカでは,日本人には,まだあまり馴染みのないサンクスギビングデーです。
11月の第4木曜日は,サンクスギビングデー(感謝祭)となります。なぜかたいてい金曜日もお休みになるので,この日から4連休です。1620年にイギリスで宗教弾圧をうけた清教徒達が,新天地を求めてたどり着いたアメリカで,いわゆるインディアン(ネイティブアメリカン)達から厳しい大陸で生き延びるすべを学び,感謝の気持ちを込めて,秋の収穫のお祝いをネイティブアメリカンを招待して,共に喜んだというのが,始まりだそうです。クリスマスやイースターなどと違って,アメリカ人にとっては,とても大切なアメリカ独自のお祝いの日です。
南北戦争後の混乱と対立を押さえるために,1863年に当時のリンカーン大統領が,国の祭日としてから,アメリカ全土に広まる行事となりました。
日本人はアメリカ人ではないので(当たり前ですが),宗教的,歴史的なバックグラウンドが違うため,なかなか本格的なサンクスギビング精神を持って,この日を過ごすことは難しいのですが,アメリカ人にとってはとても大事な祭日で,この日,営業しているお店はほとんどないくらいに,街は閑散とします。昔の日本のお正月のようですね。
で,お正月と言えば,おせち料理ですが,そのおせちに相当するのが,なんといっても「ローストターキー」(中にスタッフィングした七面鳥)とグレイビーソース。ドレッシング(サラダのではなくて),スイートポテトキャセロール,コーンプディング,クランベリーソース,パンプキンパイがテーブルに並びます。ターキーをローストするのは,お父さんの役目だったりします。
そして,日本人が,いっちばん共感できるのは,「アフターサンクスギビングセール」!
サンクスギビングデーは,お休みにしたお店が,早朝から営業を始め,お店の商品は,通常よりもかなり安価に価格を設定することも多いので,日本のデパートの「初売り」のようなにぎわい(殺気?)をみせます。
あぁ,ターキー,懐かしいなぁ。
<参考>
まわりのアメリカ(モバイル版)11月
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