CAPA in COLOR(キャパ・イン・カラー)
東京・日本橋・三越で明日20日まで開催中の『ロバート・キャパ写真展 キャパ・イン・カラー』 をみてきました。
戦争写真家として有名なキャパが撮影した第二次世界大戦時の未発表「カラー」写真が,キャパが興した会社「マグナムフォトス」で,大量にニューヨークで発見され,60年あまりも前の世界が,彼が来日したときの日本の様子や誰もがみた事のある有名なモノクロのショットなどと共に紹介されています。
本当のところは,印画紙を使った銀塩プリントではなく,オリジナルをレタッチして,ヒューレットパッカードのインクジェットプリンタにより出力されたものが,展示されています。「色鮮やかに蘇る」というのは,言い過ぎかもしれないけれど,だからといって,「写真」ではないと言いたい訳ではありません。
会場を訪れているお客さんたちは,まだまだモノクロ写真が一般的で,カラー写真が出たばかりの60年前の「色」を本当に覚えているのであろう年配の人たち,写真を好きな人,学んでいる人たちでかなり混雑していました。作られた写真から,なにが見えるのだろうといったようなことはいつの間にか忘れて,映画のワンシーンの様な写真の数々に生き生きとした当時の人々の様子に見入ってしまいました。
いろいろと感じる事はあったのですが,言葉にするのが難しいのです。キャパの目を通して,時空を越えて伝わってくるものがあったからでしょうか。
僕は,この写真展に行って良かったと思います。
<参考>
ロバート・キャパ写真展無料招待券が印刷できます。
コダクロームが残した色
キャパ・イン・カラー
「崩れ落ちる兵士」
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コメント
始めましてnonoというものです。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
HAMACHIさんのエントリーをみて
居ても立っても居られずコメントしてしまいました。
ロバート・キャパ写真展は私も行きたかったのですが都合上いけず
図書館で写真集をみたりしていましたが
やっぱり行きたかったなぁというのが本音です(笑)
これからもBlog楽しみにしています。
投稿: nono | 2005.02.19 11:26
nonoさん,コメントありがとうございます。
PPつながりでNonpareil daysも,更新されるたびに楽しみに拝見していますよ。
NYでもキャパの写真展が開かれるのでしょうか。彼の写真を見ながらも,「ボケ」の部分がいいなぁと思ってしまったのは,日本人だからかもしれませんね。
アメリカでの大学生活,楽しんで下さいね。
投稿: HAMACHI! | 2005.02.19 13:56