地域の連れ去り防止策
逗子市が連れ去り防止策、新小1全員にGPS無償貸与子どもの連れ去り事件などの防止に向け、神奈川県逗子市は4月から、市内在住の新小学1年生全員にGPS(全地球測位システム)端末機を無償で貸与する。
ちょうど石川さんの「身辺メモ」でも,学校と地域のセキュリティに関してエントリーを書かれていますが,地域や学校の取り組み具合で,住む地区を選択するという考え方も「有り」なのかなぁと思います。
たとえば,品川区の区独自の防犯システム「近隣セキュリティシステム」の取り組みは,「地域が子供達を守るという意志」を明確に押し出している,とても頼もしい試みだと思われるし,その他の自治体も,品川区や逗子市を模倣してでもいいから,子供達を大切にするプランニングから積極的に取り組んで欲しいと思っています。
逗子市の場合,たぶんココセコムのシステムをそのまま使っているだけなのだろうけれど,現在,位置情報を知らせるシステムは,たいていGPSかPHSをつかったもので,まだ種類も数えられるほどしかありません。今日の「NTTドコモがPHS事業から撤退」というニュースが本当だとしたら,「いまどこサービス」も脱落する事になるのは,ちょっと残念。ただ,子供に危害が加わるようなニュースが増えると,今後,子供のセキュリティで,ビジネスチャンスを狙っている会社も増えていく事でしょう。
ココセコムは,位置を確認するためのランニングコストがやや高めだから,逗子市では,子供の数が増えたらかなりの負担になるはずなので,子供の数が少ないところほど手厚いサービスが受けられるといった逆説的な状況も生まれるかもしれないけれど,やはり都道府県単位,国全体で,子供の安全保障について,今すぐに取り組むべきなのではないかと思います。
まぁ,どちらにしろ,こういう連れ去り事件が起きたり,校内での殺傷事件が起きたら,それを受けて迅速に「自分の学校では,こういう対応をしています。」というアナウンスを,保護者に向けてきちんとアナウンスできない学校は,セキュリティマネジメントに関しては,失格ですね。
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コメント
今思うと、アメリカにいたとき、日常生活ではいつも、軽く緊張していた(僕はダウンタウンに住んでいたので、それも大きいのですが)ように思います。あれは街の危険度もさることながら、安全の確保は自分の責任だ、という空気があったから、なような気もします。しかしまあ、難しい課題ですよね。
投稿: 石川初 | 2005.02.18 12:08
石川さん,トラックバックとコメントをわざわざありがとうございました。
僕がいたチャペルヒルという街は,学生街だという事もあってか,とてものんびりした街で,ほとんど凶悪犯罪が起きたという事を聞いた事がありませんでした。が,やはりメインストリートから一本入ると,とたんに雰囲気が変わるような場所もあるので,やはり,日本とは違う心構えが必要ですね。
日本はまだまだ安全だと思いたいのですが,どうやら,自分たちですこしずつ意識を変えないといけない世の中になりつつあるのが,残念です。
投稿: HAMACHI! | 2005.02.19 01:30