ETCマイレージサービスのワナ
4月1日より「ETCマイレージサービス」のインターネット申し込みの受付が開始された。
すでにETCを206CCに設置したときに,ETC前払い割引サービスのアカウントを取得しているのだが,先日,電車の中吊り広告で見かけて,こりゃぁ便利なサービスを日本道路公団が始めたなぁと感心していたところだった。
マイレージをためるためには,新たに手続きをしなくてはいけないところが,面倒ではあるが,日本道路公団も,ちょっとはサービスとは何かを少しは理解するようになったのかと思いきや,ちょっとした盲点があった。
それは,ETC前払割引に登録しているETC車載器やETCクレジットカードを,ETCマイレージサービスにも重複して登録することは可能なものの,その場合,ETC前払割引の前払金からの支払い額や与えられたマイレージポイントで支払うときには,ポイントが付かないこと。
つまり,ETC前払割引サービスとETCマイレージサービスは,併用できないということ。
ETC前払い割引サービスで残高がある場合は,それを使い切って初めて,マイレージポイントがたまり始めるという仕組み。これじゃ今登録してもあまり意味ない。
ETCマイレージサービスは,ETC前払割引と同等の最大割引率となっているというのだが,だとすると,ETC前払割引サービスのメリットが,わざわざ前払いしているのに,感じられなくなってしまう点は,どうなんだろう。しかも前払いしている分を使い切らないと,マイレージサービスの初期に行われるポイント2倍キャンペーンの旨みを得る事もできない。
日本道路公団としては,「すでにETC前払い割引でトクしているんだから,それでいいだろう。」という考えているにちがいないのだが,どうも腑に落ちない。と思ったら,将来的には,前払い割引サービスを停止するつもりらしい。
一般的にポイントサービスをやっている大手小売業のやり方であれば,ポイントを使って精算された場合にもポイントがつくコトも多い。このポイントを使い切る事ができないシステムによって,ユーザーを購買スパイラルに陥らせて,再度同じ店舗で買い物をさせようと,あの手この手で考えているのに,このポイント使用分ではポイントがつかない「ETCマイレージサービス」には,がっかり。
ポイントの有効期間が最大2年というのも,サンデードライバーにとっては,不便なこときわまりない。
高速道路を使わせたいのか,そうでないのかよくわからない。
改悪だなぁ,こりゃ。
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