ストレスかぁ…
研修医教える指導医も2割うつ状態 仕事量がストレスに病院で研修医を教える指導医の2割が「うつ状態」に陥っていることが、臨床研修での研修医のストレスを調べている文部科学省の研究班(研究責任者=前野哲博・筑波大助教授)の調査でわかった。同研究班の調査では、研修医の4人に1人がうつ状態に陥っていることがすでに明らかになっている。指導医が研修医に与える影響は大きく、研究班は「病院は指導医が余裕を持って気持ちよく指導できる態勢を整えるべきだ」としている。
要因では、対人関係や仕事の質よりも「仕事量が多い」ことをストレスに感じている人が多かった。実際、1週間の平均勤務時間は75.7時間と多く、前野助教授は「通常の診療だけでも忙しい中、さらに指導もしなければならず、負担感が強い」と分析。一方で指導医の仕事の達成感は高く、「疲れてはいるがやりがいは感じており、熱意に頼っているのが現状」とみる。
指導医といっても研修医の相手だけをしていればいいわけではないので,『研究班では「研修医のストレスを緩和するには指導医の役割が非常に大きい。病院側は指導を業務としてカウントし、その分診療の負担を減らすなどすべきだ。指導医のストレスが減れば研修医も精神面が安定し、ひいては良い医療の提供につながる」としている。』とあるものの,診療と教育を分離するわけにはいかないのが現場。まぁボランティア的な部分も大きいかな。
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コメント
身内に医療関係者が複数いるので、医師の方であっても調子を崩すことがあるのは、十分理解できます。
私の会社もいわゆるIT企業なので日常的に、「そういえばあの人みないね」「結構長く休んでいるんだよ」みたいな話をよく聞きます。
以前、カウンセラーの方自身がうつ状態になったことを告白している本を読んで衝撃を受けたことがありましたが、とても勇気のある告白だと思ったのと同時に、ストレスの多い社会に生きていることを実感しました。
わたしも、成果とか結果を常に求められている立場なので気をつけたいです。
投稿: Eltoro | 2005.06.23 21:01
Eltoroさん,コメントありがとうございます。
基本的に医療従事者というのは,患者になることが少ない人種だと思っています。なので,たまに患者になることも,その医療従事者が育つためには,いい機会と捉えられれば,ポジティブなのでしょうが,そうもいっていられない場合も多々あります。
政治家や財務省,厚労省が医療費の伸びを抑えるしわ寄せが,どこにきているのか,だんだんわかってくるような気がしています。
投稿: HAMACHI! | 2005.06.23 22:27