Cappellatte(カペラッテ)@近江楽堂コンサート
昨年末,六本木ヒルズでたまたま聞こえてきた美しいアカペラの歌声。待ち合わせの時間を忘れて聴き入ってしまい,忘年会に遅刻してしまったのは,もう時効でしょう。
嬉しい事に,また古楽の女性3人による声楽アンサンブル「カペラッテ」の皆さんの透き通る歌声を,聴く機会がやってきました。
場所は,東京オペラシティのランチタイムコンサート。
カペラッテの3人が,自分のすぐ目の前で,歌い始める。こんな贅沢な時間があっていいのかと思うほど。
今日は,もう,全身を耳にして聴きました。アメージング・グレースが始まったときには,鳥肌がたってしまいました。こんなに人を魅了する歌声があるなんて…。
このホールの特性をうまく利用しているのだと思いますが,楽曲毎に3人の位置を微妙に変えたり,また,お客さんを三角形に囲むように歌って頂いたりと,音場の効果もとても心地よいものでした。美しいハーモニーに感じた事を,全て言葉にする事が難しいのですが,今回のコンサートのテーマは,「The Voices of Children ~親から子へ 生命の響~」。カペラッテの歌声と,この場所でなければ実現できなかったのではないかとも思います。
近江楽堂は,ドーム型の天井に十字型の切り込みが入って,自然の光と部屋のライティングが心をとても落ち着かせる礼拝堂の雰囲気をもったコンサートホールです。人数は100名も入れば一杯になってしまう小ホールなので,マイクも要らず,緊張感もあり,出演される方との一体感は,大きなコンサートホールでは味わえない,とても不思議な空間でした。
カペラッテの皆さんには,至福の時をいただきました。仕事休んで家族を連れて行けて良かったぁ。
ありがとうございます。
写真を撮ると,せっかくの歌声に集中できなくなるので,今回は,まわりの様子だけ。
実は,とてもありがたいことに,カペラッテのオフィシャルサイトで,昨年の六本木ヒルズで撮った写真を使って頂いています。
ぜひ,一度,カペラッテの皆さんの歌声を,聴いて下さい。
きっと,また,聴きたくなりますから。
<2007年4月25日追記>
カペラッテの初のアルバム「永遠につづく春」が発売になりました!関連コンサートも各地で開かれます。
くわしくは,こちら
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コメント
おお、Hamachi!さんも古楽にはまったのかな?
もしかして似ているかもしれないグループとして、アメリカに女性4人組のAnonymous 4というのがあります。
ノースカロライナに居たとき、デュークのチャペルで彼女らの歌によるThe Lily and the lamb という中世イギリスものを聞きました。
投稿: 貧乏伯爵 | 2005.08.04 22:19
貧乏伯爵さん,コメントありがとうございます。
Anonymous4,面白い名前ですね。
デュークチャペルのコンサートも,聴いてみたいですね。ラテン語,もう一度おさらいしてみたくなりました。 はまったかも。
投稿: HAMACHI! | 2005.08.04 22:29