むし歯知らずのウィリー?「チャーリーとチョコレート工場」
公開2週目の「チャーリーとチョコレート工場」を観に行って来ました。内容ももちろんのこと,ちょっと出てくるハロウィン,歯科医のお父さんなど,刺激されまくり。もしかしたら,今年一番,ツボにはまった映画かも。
ジョニー・デップとティム・バートン+ダニー・エルフマンの最強タッグ。文豪ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』を映画化。(映画化されるのは,これで2回目)
世界的に有名で世界一おいしいチョコレート工場の経営者兼ショコラティエ,ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)が,初めて,その謎に包まれた工場の中に招待するのは,ウォンカ・チョコレートの中に無作為に入れられたゴールデンチケットを手にした,たった5人の子供達とその保護者。愛情たっぷりに育ったもののとても貧しいチャーリーも,このチョコレートとこの工場が,大好き。でも,自分の誕生日にしかチョコレートを買ってもらえないほど,家は困窮していた。子供のもつわがままさ,嫌みなどを最高に誇張した形で登場するチャーリー以外の憎たらしい4人のお子様達。5人のうち,一人だけが,想像もできないような優勝賞品がもらえるというから,また,世界中が大騒ぎ。日本のシーンも一瞬出てくるのも,うれしいですね。
ネタバレになるから詳しくは書かないけれど,工場の中のヒト(種族?)も,インパクトありますね。ちょっと工場内は「It's a small world」のようにもみえますが,まったく工場らしくないファンタジックかつSFっぽい不思議な空間。子供達が脱落していく各シーンは,思ったほどブラックではなくて,歌も最高。そして最後はちょっとホロッと。あのエレベーター欲しいですよね。楽しくていい映画でした。
ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)が,ウィリーウォンカのお父さんの歯医者さん役ででてきます。デンタルミラーがライトセイバーにみえちゃったり,サルマンのイメージが重なったりして…。ウィリー・ウォンカは,ハロウィンと父親がトラウマだったんですね。ちょっとみただけだと,イカレて薄気味悪いウィリーが,だんだん魅力的に見えてしまうのも,不思議。うーん,面白い。
ウィリー・ウォンカがチョコレートを食べるシーンは,ほとんど出てきませんでしたが,あれだけさまざまなチョコレートを創造し続けたウィリーのこと,むし歯にはなりにくい歯なんでしょうかね。フロスの件も,笑わせていただきました。ぜひ,お菓子作りの魔術師ウィリーには,むし歯にならないチョコレートを開発していただきたいものです。
「チャーリーとチョコレート工場」は,大人も子供も楽しめる映画です。映画館を出てしばらくは「ウィリー・ウォンカ」の歌が耳に残りますよ。チョコ好きなヒトは,是非!
点数は,83点(点数の基準映画は,こちら) パンフレットももちろん買いました。けっこうしっかりした作りです。
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ひさびさに、バートン印が満載の痛快作。
愉しいおもちゃ箱。
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予告編でみた,「コープスブライド」も予想以上の生き生きとした(死んでいるのに)キャラクターの動きと精細さと感情表現で,もう,絶対見に行く!感を刺激されました。で,音楽,もしかして,「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と同じ曲も使ってます?ダニー・エルフマンだから?テーマ的にはビートルジュースのテーストも入ってそう。ジョニー・デップは,もちろんのこと,チャーリーのお母さん役のヘレナ・ボナム=カーターもクリストファー・リーも声で出演しています。
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コメント
いやぁ、楽しかったです!
当然チャーリーがチケットをGetするだろうことは、最初から分かっているのですが、それでも、ハラハラ、やきもき、わくわく。
チョコレート工場は、入り口から怪しさ全開。
某有名SF映画のパロディーには、こどもの姿が目立つほぼ満席の観客の、いったい何人が気が付いたことでしょう。
映画を観た後、原作も読んでみましたが、映画のほうが、家族の絆について深く掘り下げられていましたし、ウンパー・ルンパーのパワーが凄かった!
「コープスブライド」!! もちろん観ますとも!
投稿: 二つ目草 | 2005.09.22 00:32
二つ目草さん,継続してコメントをありがとうございます。
そうそう,あそこでモノリスかぁって,たぶん,一緒に行った家族も気がついていないかも。
オープニングのチョコレートの製造工程からワクワクしちゃいました。
コープスブライドも,今から,相当楽しみです。
投稿: HAMACHI! | 2005.09.22 00:43
早く見に行きたいなあ。
今年のハロウィンは、おかっぱ、白塗り、シルクハットで決まりですね。
投稿: 貧乏伯爵 | 2005.09.24 21:15
貧乏伯爵さんぜひ,ぜひ,ご覧下さい!
あ,もしかして,僕の仮装ですか?
もう少し,体の線が細くないと,厳しそうです(泣)。お父さん役だったら,なんとか…。
投稿: HAMACHI! | 2005.09.25 09:28
映画を見ながら、いつウォンカさんがウンパ・ルンパのバックダンスにのってムーンウォークを始めるのかと息を呑んでおりました(笑)
自ら築き上げた遊園地のような夢の城に籠もり続ける年齢の気になりだした美形の奇才。原作はともあれ映画版のイメージはかなりマイケル様ですよね^^;;
予告編版の音楽ですが、最初の特報版では「ペール・ギュント」を使っていたかと思います。本予告編でいきなり「What's this !?」になって私もえらくぶったまげたのですが、ムスメは「Jackの歌~!」と喜んで、予告編を見ながらカラオケ状態で歌いまくっております^^;
映画本編ではいかなる音楽的仕掛けがなされているか、こちらもとっても楽しみですね!
投稿: 敦仔 | 2005.09.28 11:37
敦仔さん,コメントをありがとうございます!
ウィリーは,実は一人きりで暮らしていたわけじゃないところに,ちょっと救いがあるかな。まぁ,ウンパ・ルンパさんは,ロボットみたいなものかもしれませんが。自分だけの遊園地,大人になりきれないところ,美白は,まさに,マイケル的ですね。
コープス・ブライドは,もう,あの滑らかな動きを見ただけで,舞い上がってしまい,記憶が定かではなかったところ,教えて頂き,ありがとうございます。むすめさん,相変わらず,パワー全開ですね。ナイトメアーと同じ雰囲気を感じ取っているんですね。すごいなぁ。
投稿: HAMACHI! | 2005.09.28 17:00
>HAMACHI!様
マイケルも小さな人たちに囲まれて暮らしていま...f(+_+)☆\(-_-#)ムザイ
だいぶものの理解も進んできたムスメですが、
ついに「映画監督」という職業の存在を認識しました。
彼女が初めて覚えたその職業の人は、
「てぃむ・ばーとんかんとく」^^;;
なので、ナイトメアとチョコとコープスは既に一括りです^^;;;
投稿: 敦仔 | 2005.09.29 20:36
うわ,ちょっとトレンディーなトピックでした…>敦仔さん&マイコー
娘さん,次は,クレイアニメ撮り始めたりして…?機材には事欠きませんものね。お父さんは,助監督?
投稿: HAMACHI! | 2005.09.30 00:39