ヒンギスマジック・東レPPO2006

東レ・パンパシフィックオープンテニス大会2006のシングルス準決勝で，今年オーストラリアの大会からツアーに復帰した元世界女王のマルチナ・ヒンギス（スイス）が，前回のPPO覇者で現在ランキング４位，第1シードのマリア・シャラポワ（ロシア）を6－3，6－1とストレートで破り，決勝進出。

シャラポワは，自分のパワーテニスをさせてもらえませんでした。ヒンギスは，時折見せる笑顔もチャーミングで，終始余裕の面持ち。フォルトのボールが自分に転がってきたときも，ボールキッズにちゃんと返してあげたり，強打したボールが観客席に入ったときは，ゴメンネのサインを見せたり，パワーと頭脳とテニスプレーヤーとしての品格をしっかりと思い出させてくれました。チャレンジャーの余裕だけでは，こうはいけないでしょう。

ヒンギスは，相手を力でねじ伏せるというのではなく，テニスの試合というのは，こう組み立てるんだよ。とガイドしているようにすら見えました。ラリーが続く試合の方が，見ていて面白いですよね。ヒンギスのような試合をするプレーヤーが，これからも増えてくれるといいなぁと思います。今日の試合から多くを学んだシャラポワは，ますます強くなるでしょうね。

ヒンギスの使用ラケットは，ヨネックス　ナノスピードRQ7パワー，対するシャラポワは，プリンスの「ゲームシャーク」から，穴あき（O-Port）ラケットO3シリーズのo3WHITE（オフィシャルサイト）に持ち替えていましたね。ゲームシャーク＝シャラポワみたいに思っていたのですが，今シーズンは，O3でいくのでしょうか。このO3，シャラポワ向けにカスタマイズされているようです。

ウェアもアディダスとナイキの戦いでした。

ヒンギスは，見ているお客さんまでうれしくなっちゃうくらい，テニスを楽しんでプレーしていますよね。

「明日も見に来てね」ですって。

行っちゃおうかなぁ。

もうひとつの準決勝，アナスタシア・ミスキナとエレーナ・デメンティエワの戦いは， フルセットでデメンティエワの勝ち。ゲーム数をみると，けっこう白熱した戦いだったようです。

ヒンギスとデメンティエワの過去の対戦成績は2勝2敗。2002年の対戦ではデメンティエワ選手が6-3，6-1で勝利しています。実は，デメンティエワは，ヒンギス選手が引退する前に最後に勝った選手。ヒンギスは，簡単には勝たせてもらえないかもしれません。
明日の戦いで，この蒔絵の優勝トロフィーを手にするのは，果たして…？！

シングルス決勝は，２月５日（日）１３時から。
当日券は１０時より発売。
テレビは，TBS系で１４時３０分から。

で，もうちょっとだけ，ひとりごとがあります。

えっと，ここんとこ，「まわりぶろぐ」に向けて，強引なトラックバックが多いので，ちょっと疲れてしまいました。

で，今日もまた。スポーツ関連の試合結果を，結果がまだ書き込まれていないエントリーにトラックバックするときは，せめてテレビ放映後，数時間くらいは経過してからにして欲しいなぁ。しかも，ＴＢしてきたエントリーのタイトルに結果を書いちゃったら，まだビデオとかに録画して後で見るのを楽しみにしている人が，うっかり見ちゃって，がっかりするでしょ。加えて，アフィリエイトリンクのあるサイトだったりすると，悪気がなくても速攻削除です。想像力の欠如したサイトさんとは，できれば，おつきあいしたくありません。その点，くまこさんやサミィさんの書き込みの内容とか，タイミングとか，気遣いがうれしいなぁ。さすがです。ホッとするトラックバック，コメントは，明日への活力になります。ありがとうございます！

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一応，『「まわりぶろぐ」のコメント，トラックバックポリシー』なんてものもあります。ご参考まで。

ま，これも，３月までの我慢と。