エナン,2連覇!フレンチオープンテニス2006
テニスの全仏オープン第14日,女子シングルス決勝は,昨年のチャンピオン,ジュスティーヌ・エナン・アーデン(Justine Henin-Hardenne,ベルギー)が,スベトラーナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova,ロシア)を,6-4,6-4のストレートで下して,3回目の全仏オープン優勝。
全仏の2連覇は1995,96年のシュテフィ・グラフ(ドイツ)以来。
エナンにとって,楽な試合ではありませんでした。30度を超える猛暑の中,決め手となるポイントで,バックストロークのミスが目立ち,1stセットは,立ち上がりの遅いクズネツォワをなんとか抑えたものの,2ndセットは,クズネツォワの回り込んでのフォアストロークが冴え始め,ゲームをブレークされるなど,やや不安な面も。
結局は,パワーで圧すクズネツォワのショットが完全には安定せず,我慢に我慢を重ねたエナンが,プレッシャーをはねのけ,最後はクズネツォワのリターンミスで,マッチ。エナンが勝利を決める直前にみせたバックのストレートは,目が覚めるような素晴らしい一打でした。
クズネツォワは,ヘッドのフレックスポイントインスティンクトでときどきみせる切れのいいパワフルなショットが印象的でした。
全豪オープンの決勝では,体調不良のため途中棄権を余儀なくされたエナン。ローラン・ギャロスの観客の声援をバネに,再び優勝カップを手にすることができました。
おめでとう!!
また,全仏オープン・ジュニアの男子ダブルス決勝では,日本の錦織(にしこり)圭・エミリアノ・マサ(アルゼンチン)組が,初優勝。明日男子決勝に出場のナダルは,優勝後の錦織を相手に約1時間練習。四大大会ジュニアで男子の日本選手が優勝したのは,史上初。
全仏オープン2006大会でのエナンの写真は,こちらで,どうぞ。
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