水銀アマルガムの評価と安全性について
脈絡もなく,仕事の話になりますが,覚え書き,
2006年のオーストラリア・ブリスベンで開催されるIADRの第一日目の水曜日の午後,Late Breaking Newsのセッションで,口腔内に使用されている水銀アマルガムについて,最新の疫学的なデータが発表されるようです。
参加される方,特に臨床に携わる先生方には,興味のある知見が示されると思います。「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」やもう終わってしまいましたが「特命リサーチ200X」のような,エビデンスレベルが低く単に怖がらせるばかりの番組をみて,日本では水銀の扱いがかなりセンシティブな分,治療方針の根拠にする臨床家が増えるといやだなぁ。
ブリスベンでのデータは,アレルギーに関するものは出ていないようですが,手足の慢性の湿疹の原因で,口腔内の金属やアマルガムを疑っても,まずは,パッチテストを行ってくれる皮膚科を受診させるような歯医者さんにかかってくださいね。
生体と金属との関わりについては,個人的にもかなり興味があるので,僕は必ず聞きに行く予定です。見かけたら,声をかけてくださいね。
abstractは,こちらから。
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