ディレクターズカットが見たい「ブレイブ ストーリー」

毎日小学生新聞で，またもや当ててもらったので，試写会で観に行ってきました。

「ブレイブ・ストーリー」

原作も読まず，予告編以外の知識も仕入れず観に行きました。本来の対象年齢は主人公と同じくらいの小学生高学年から中学生くらいかなと思いつつ，主人公のワタルが，扉の向こうの「幻界（ビジョン）」の住人達との心温まる交流を描く時間がないところを，観る側が想像しなくちゃいけないとか，ブツブツと切られたストーリーは，まるでテレビのカット版を観ているようなキモチにさせられ，小学生だとついてこられないんじゃないかと一抹の不安が…。

やはりジュブナイルものと考えるんですか。

予告編に出てきた「扉」を観たときには，この映画，イケるかも？！と思ったんですけどね…。上映が終了したときの，まわりのざわめきを，僕はきちんと理解できていないとは思いますが，夏休み映画にするには，ちと荷が重いかも。

東京の下町もよく描かれていたし，さすがに，３DCGは，すごかった。でも，基本は２Dアニメなので，せっかくのヌメリのある魔族の群れも，かえって浮いてしまっているようにも。フル３DCGだったら，ピクサーが適任だったかも。でもピクサーは，やらないだろうなぁ。

かなりの長編を2時間弱にまとめているので，原作のままではないとは思いますが，映画化をするときには，ストーリーを追うだけではいけないと思うんですよね。できあがった映画は，（ナルニア＋スターウォーズ＋ドラゴンボール）÷３。
どこかで観たような映画になってしまったのは，残念。

試写会なのですが，一応点数を付けてみると，５０点。

きっとね，上映時間がかなり制限されてしまったんじゃないかと思うんですよ。じゃなきゃ，制作費が足りなくなったとか。あとは，「ゲド戦記」の前に公開したかったとか…，なので，とりあえず，原作をちゃんと読んでみようと思います。

というわけで，まずは「上」を買ってきました。機内持ち込みする予定です。

ブレイブ・ストーリー (上)

posted with amazlet on 06.06.26

宮部 みゆき
角川書店 (2006/05/23)

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ブレイブ・ストーリー (中)， ブレイブ・ストーリー (下)

ブレイブ・ストーリー愛蔵版