あっという間の126分。「M:i:III（ミッションインポッシブル３）」

公開前から，新幹線やお台場で派手なプロモーションを繰り広げるなど，話題のトム・クルーズ主演の映画「ミッション・インポッシブル３」を観てきました。

現在は引退し，教官として優秀なスパイの育成に務めている，イーサン・ハント。最愛の女性と本当の仕事を隠しながら結婚。だが，教え子救出の極秘任務にかり出されて，さぁ大変！というストーリー。

登場人物で，イーサン・ハントの上司役として登場するローレンス・フィッシュバーンは，どうしても「マトリックス」のイメージが強いので，え？悪役？という登場の仕方にちょっと違和感がありましたが，もうそんなことはどうでもよくなるほどのノンストップムービー。とにかく息もつかせず，ベルリン，バージニア，バチカン，上海と，次から次へと場面が切り替わります。４８時間という期限を切られても，上海までは飛行機でも１０時間以上かかるのになぁとか，そろそろ爆発しそうなのに大丈夫なのかなぁとか，こちらの余計な思いとは裏腹に，見せ場，見せ方重視で，映画はずんずん進んでいきます。が，観客が置いてきぼりにされることはありません。ストーリーも，どんでん返しの連続といいつつも，ちゃんとそれらしき伏線の映像もそこここにちりばめられたりしていて，かなり凝った映画に仕上がっていました。息のあったチームの連携アクション，最新のテクノロジーとガジェットもてんこ盛り。でも，それに，驚く間もなく，ラストシーンまでスクリーンから目を離すことができませんでした。

予告編から観たかった，
"Such a nice car..."
"Do it!"

ランボルギーニ『ガヤルド』を爆破させる部分。ほんと，あーもったいないと思った人も多いのでは。

次のミッション・インポッシブル４は，東京が舞台になるかも。

映画の中で戦闘機のミサイルでめちゃめちゃに破壊された橋は，ここ

でも，白昼堂々とあんなことしたら，またテロリスト組織との戦いが始まりそうなんですけど…。あ，これも余計なことですね。んな，バカな？！というシーンです。

チェサピーク湾にかかるベイブリッジは，１９９７年に行ったときには，まだ片側１車線通行の橋で，もう一本の橋は，まだ工事中でした。

６５点。

その場限りの享楽的映画なのでDVDの購入予定はなし。パンフレットも購入せず。
ということは，ちょっとストーリー的に弱いところがあるような気もします。たぶん，悪役の普段の悪行がきちんと描かれていなかったからかなぁ。
実生活でも本名なの？とか，つっこみどころも満載なので，夏休みのデート映画としてもおすすめ。入場料分は，たっぷり楽しめます。 レイトショーならお釣りが来ますね。

映画を観たあとに，このページを見ると，けっこう補完になりますよ。