子供映画でも,もう一工夫欲しい「森のリトルギャング」
ストーリーが甘い(←いきなり,それかい)。
子供向きだとしても,甘いと思うんですよ。
HPのコンピューター並べてすごい3Dを作っても,やはり最後はストーリーだと思うんですよね。
自分たちの森の一部を人間に奪われた動物たちが,食料を人間の家から奪取するというストーリーなんですけれど,人間は何も悪いことをしていないのに,特定の人物が悪人に仕立て上げられちゃうところが弱い。
前半で,「徹底的に動物たちをいじめる人間」というのを見せておかないと,家の中の食料を奪われたグラディスや,ヴァーミネーターは害獣駆除のプロとして仕事をしているだけなのに,森の動物たちにやられっぱなしというのが,あまりスカッとしないんですよね。
子供映画だから,それはできなかったのかもしれないけど。
環境破壊などを子供と一緒に考えさせるには,なかなかいい映画だとは思いますが,そこまでだと思います。予告編を見ると,期待させられちゃう部分はありますけどね。そうそう,日本語版と英語版では,けっこう雰囲気も(字幕)も違うようです。お子さんのいらっしゃる方で,日本語版をみて,いたく気に入られたようでしたら,DVDで英語版を観るのもいいかも。
日本語のタイトルは,「森のリトルギャング」ですが,英題は,「Over The Hedge(垣根の向こうに)」です。観たあとだと,タイトルのつけ方にもひと工夫欲しいかな。
大人がみた時の点数として,
チャペルヒル出身のベン・フォールズの音楽がよかったので,50点。
Sony (2006/05/16)
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 江戸の遊び心と人情にふれる。「のみとり侍」(2018.05.23)
- 痛快映画!『レディ・プレイヤー1』(2018.05.14)
- 『グレイテスト・ショーマン』(2018.04.28)
- 「リメンバー・ミー」(2018.04.11)
- 「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」(2018.02.03)
コメント