また夢で会えそう…。「パプリカ」
というわけで,サイバーバズさんからのご招待で,「パプリカ」の試写会に行ってきました。
場所は,聖路加タワーのソニーピクチャーズの試写室。
2つもシアターがあって,他にも,試写会をしてました。すごいなぁ。
同時にやってる他の試写会の列に並んで,招待状がなくて怒られたのは,僕です。
一応,パプリカのオフィシャルサイトは,一通りみて,ティンカーベルを追っかけて,ヒミツのradioclub.jpまでたどり着いた上で,でも筒井康隆の原作は読まずに見てきました。
ストーリーは,簡単に言うと夢と現実がごっちゃになるお話です。他人の夢にダイブすることができる装置「DCミニ」を使って,サイコセラピーをすることができる主人公のパプリカ。でもこれは夢の中のキャラクターで,実際は,精神科医の千葉敦子。そのDCミニが何者かによって盗まれてしまい,意識を操作される犠牲者が出てきて,さぁ大変!というお話。
なかなか面白かったですよ。アニメーションではあるけれど,かなり映画的な高さを感じるようなカットでは,鳥肌が立ったり,精神まで犯された人間の夢の中の世界の描き方は,想像をはるかに超えた不思議なキャラクターや表現方法の数々で,ゆっくりディテールまでちゃんと見ていたいくらい,かなり描き込まれています。
どっちが夢で,どっちが現実か?なんて気をつけながら見てると疲れちゃうし,あまり意味がないので,見た通りを受け入れるとかなり楽しめる映画です。ストーリー中のリフレインの使い方も効果的で,最後までスクリーンから目を離すことができませんでした。
アニメのテイストとしては,(攻殻機動隊・イノセンス+ジブリの千と千尋の物語)÷2+0.1×(マトリックス)って感じかなぁ。アニメーションだからこそ表現できるシーンが続々と登場してくるので,かなり見応えがあると思います。
そうそう,平沢進さんのパプリカ オリジナルサウンドトラックが,かなり耳に心地よく残ります。
67点
「パプリカ」は,明日,11月25日公開です。
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コメント
HAMACHI!さん、こんにちは。
いいですねぇ。
パプリカ観てきたんですね。
パプリカの音楽って、すごく素敵ですよね。
サイトの音楽を聴いてすっかり、
不思議な世界に興味を持ってしまった口です。
私も、サイバーバズさんのキャンペーンで、
ぜひ見に行きたかったのですが、行けずに残念でした。
67点は、微妙な点数のような気もしますが、よかったですね。
投稿: watanabe | 2006.11.24 15:49
watanabeさん,コメントありがとうございます。
試写会でお会いできるかな?とちょっと期待していたのですが,残念でした。
今年見たアニメ映画の中では,カーズに次ぐいい映画だと思いました。若干,ストーリーに冗長なところがあったので,この点数なのですが,あまりストーリーを追うことに必死になってしまうと楽しめないかもしれません。映像の迫力とクリエーターの想像力のたくましさを楽しむ映画だと思います。
平沢進さんのオフィシャルページから,エンディングテーマソングがなんと,無料配信されてますので,ぜひ!
投稿: HAMACHI! | 2006.11.24 19:15
ん? これってもしや原作が筒井康隆?
投稿: Penta | 2006.11.25 01:21
そうですよ,ぺん太先生。
筒井康隆,お好きですか?
投稿: HAMACHI! | 2006.11.25 01:33