多機能ナイフのようなリコー「Caplio GX100」

リコーから，コンパクトデジタルカメラ「Caplio GX100」が発表になりました。

35mm判換算24～72mmで，F2.5～4.4の3倍ズームレンズを搭載。撮像素子はGR－Dよりちょっと大きな1/1.75型1,010万画素CCD。大判プリントにも耐える緻密で精細な高画質な上，CCDシフト方式手ブレ補正機構もあります。

高画質なコンパクトデジタルカメラは，「さらに広角」がトレンドになるのでは？と思わせるような新製品です。
「GR DIGITAL」は，単焦点だし…ズームが欲しいなと思って，手を出せなかったユーザーへの訴求性ありです。

ズームの焦点距離は，5段階（24mm/28mm/35mm/50mm/72mm）に固定できるので，単焦点レンズを使い慣れた方でも，その感覚が馴染みやすくなっています。

マクロ機能についてはワイド側で最短1cm，テレ側でも4cmまで近づいて撮影できるので，望遠端で7枚羽根絞りによるボケが期待できそうです。

GR DIGITALを彷彿とさせるブラックの面構え，サイズ的にも奥行きと高さは，GRと同じ。内蔵ポップアップストロボは，レンズの上。同梱される着脱式EVF(電子ビューファインダー)は，視野率100%でパララックスは無く，90度まで角度を変えることもできるので，上からのぞきこむことも可能なのは，ちょっと便利そうです。

撮影時にアスペクト比1:1のスクエアモード（正方形）も選べるのは，想像力を刺激されますね。他には，4:3と，35mm判カメラと同じ3:2が選択可能です。RAWモードでは，JPEG形式のファイルを同時記録することができます。

斜め方向から撮影して歪んでしまった像を，あたかも正面から撮影したかのように補正する機能や文字専用の撮影モードがついているのは，時刻表や書類などのメモ保存用途に，普段の持ち歩きカメラとしても，十分活躍してくれそうです。

単四形電池にも対応できるのは，ありがたい仕様です。

さらに30フレーム/秒で動画も撮影できるので，ちょっとした旅行には，GX100だけで十分かもしれません。

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すでに予約が始まっています。GX100の発売は4月20日。

＜参考＞
リコー、「Caplio GX100」の発表会を開催 ～普段持ち歩ける高画質・高機能カメラを具現化（Impress デジカメWatch）
リコー、24mmからのズームと手ブレ補正機構搭載の「Caplio GX100」　～チルト可能な着脱式液晶ビューファインダーを同梱 （Impress デジカメWatch）
リコー、高級デジカメ「Caplio GX100」--着脱式の液晶ビューファインダーを採用 （CNETJapan）
リコー、あの「GR DIGITAL」を彷彿とさせる新デジカメ「Caplio GX100」発表（MYCOMジャーナル）
画像サンプル　クロアチアで撮影されたもの。確かに，高画質かつ低ノイズ。ナイトシーンも見てみたいですね。
写真で見る リコー「Caplio GX100」 （インプレス・デジカメWatch）　GR DIGITALとのサイズ比較も。GX100には，レンズシャッターがないのが，ちょっと気になるなぁ。

＜追記＞
Caplio GX100をレビューしました。

＜さらに追記＞
RICOH GX200の概要レビュー，
RICOH GX200の実写レビュー，
しています。

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