リコー「Caplio GX100」とオリンパス「E-410」に触れてみて

4月の下旬に次々と発売された，OLYMPUSのE-410とRICOHのGX100。

もう，購入された方，触ってみた方も多いのではないでしょうか。

現時点で値段的には，GX-100が７万円前後，E-410のレンズキットが８万円台で買えることを考えると，コンデジとデジイチでキャラクターは全く異なりますが，すでにコンデジもデジイチも持っていてそろそろ新しいものが欲しくなった場合は，この二つで悩む人もいるのではないかと思います。

僕もGWに，量販店でしばらく，あれこれといじってみました。

どちらも質感は，悪くありません。

でも，誤解と批判を恐れずに言うなら，どちらのカメラも「待ち」と判断しました。

その理由は…，

GX100は，GR-Dにズームがついたから便利！という解釈で決して間違っていないし，有効1,001万画素CCDと独自の画像エンジンによる高画質，24mmからの広角もかなり魅力的で，着脱式の液晶ビューファインダー（EVF)もそそられるのですが，コンデジとしてはレンズシャッターがないこと，ウリの「EVF」が，コンデジとしての機動性を，かなり損なってしまう気がしました。

コンデジの利点というのは，手軽に持ち歩きができるサイズで，写したいと思ったときにすぐ撮れるのが，最大のメリットだと思います。GX100は，GR-Dに比べてやや厚みがある分，グリップもよくなって取り回しは確かに楽そうです。

でも，レンズカバーがついているコンデジは，やはり，ワンテンポ遅れちゃいますよね。合体させるようなギミックが面白いEVFも，つけたままではポケットには入れられません。将来的には，本体内に内蔵されることがやはり望ましいのではないかと思います。多少厚みが出ても，バリアングルでスクエアフォーマットって方が楽しそうな気がします。

なので，現時点では，画質がいいデジカメが欲しいなら，デジイチを買った方がいいなぁと思った次第。といいつつも，24mmからの広角は，やはり魅力的。

で，E-410の方ですが，

見に行ったときに，一緒にペンタックスのK10Dを持って行ったのですが，比べてみると大人と子供くらいの大きなサイズの差がありました。確かに，小さく軽い。これだけでも十分訴求性はありますね。

E-410のウリの一つであるライブビューは，コンデジのようにファインダーを覗くことなく背面の液晶で撮ることができます。コンデジからデジイチに移行するヒトには，かなりオススメですよね。

ただ，思っていたよりもライブビューの反応が遅いために，コンデジのように軽快に撮るというわけにはいかないような気がしました。

これで，ストレスが貯まってしまうようであれば，コンデジを使っていた方がよかったということにもなりかねないので，やはり「待ち」かなと。

7月に発売されるE-510には，ぶれ防止機能がついていて，しっかりとホールドできるだけの厚みもあるので，Eシリーズの色のりのよい鮮やかでクッキリした絵が好みの方は，せっかくの1000万画素を生かすためにも，待った方がいいと思いました。

ライブビューを諦めて，E-410そのままのサイズと重さでブレ補正がついたような機種が出れば，意外といいかも。

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