「4」はあるのかな?「スパイダーマン3」
というわけで,待ちに待った映画「スパイダーマン3」,観てきました。
場所は,豊洲のユナイテッドシネマ。ちょうどDLP版を公開していたので,レイトショーで。
そこそこ混んでいましたよ。
昨年オープンしたららぽーと豊洲の中にある映画館ですが,前の席との間がかなり広くあいていて,前を人が通っても,足に触ることなく通り過ぎることができるほど。隣の人との間も肘二つ分は空いているので,映画に集中することができます。
1000円払って,ポイント会員になってみました。
ま,その前に前作の「2」のレビューを読んでみてください。3をみる前に1,2の予習は,しておかないと,ストーリー的に,ちょっと苦しいと思います。
いまやスパイダーマンはニューヨークの市民や子供たちのヒーローとして愛され,大学では成績トップ,ブロードウェイ・デビューを果たした恋人MJとの関係も順調で,ついにプロポーズを決意するが,ある日,黒い液体生命体にとりつかれた上に,ベン叔父さんを殺した犯人は,他にいるということがわかり,苦悩と復讐心からヒーローらしからぬ変貌をとげてしまう。さぁ大変!ピーターは,自らの闇と戦うことができるのか,というストーリー。
今回のテレビコマーシャルなどでも公開されているストーリーは,こんなところ。
goo映画「スパイダーマン3」解説とあらすじの詳細
では,続きを…。ちょいネタバレありです。
DLP上映だったこともあって,確かに映像はすごい。効果音も劇場が揺れるほど。
高層ビルの中でクレーンが暴走する最初のシーンは,息をのみます。
ダークで黒いスパイダーマンのパワーも,ちょっと惹かれます。
今回初めて,ジェームズ・フランコとウィレム・デフォーが,似ているなぁと思いました。
ちょっと笑わせるところもあります。ブルース・キャンベルがコミカルでいい仕事をしていました。
たぶん,今年のハロウィンのコスチュームは,スパイダーマンのブラックバージョンもかなり出回ることでしょう。
でも,映画としては,そこまで。
出足は,世界各国で好調のようですが,口コミでさらに伸びる映画ではないと思います。残念。
期待していたんだけどな。
爽快感がないんですよ。ヒーローが人間として悩みを乗りこえるって部分が好きな人にはいいとは思いますが…。たぶんデート映画向きでもありません。
1,2は,マンハッタンを飛び回るカメラワークとかスピード感とか,お約束の部分がかなり充実してました。だからDVDも買ったんだし。
2では,人間でもあるスパイダーマンに焦点を当ててましたが,今回は,さらに悩みすぎ。これがいいって人もいるんだろうけどね。
今回は,目をつぶるので,4を作るなら,「スパイダーマン」という映画のエンターテイメント性にもっと力を入れてくださいな。ストーリー的には,「3」ですべてがつながったので,終わらせたほうがいいとは思いますけれど。だとすると,外伝とかかなぁ?
62点
「3」のDVDは,買わないと思ったのですが,まぁパンフレットは購入。
<参考>
かなりネタバレな「スパイダーマン3特集」goo映画
スパイダーマン3オフィシャルサイト
スパイダーマン:ザ・ヴェノム・サガ
スパイダーマン〓 新アニメシリーズ1&2 DVDツインパック〈2007年5月31日までの期間限定出荷 ←かなり安くなってますね。ちょっと悔しい。
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コメント
お金はかかっているのだろうけど、
ハリウッド全体がネタぎれしているのを暴露しているような安直なストーリー。
テレビドラマでもそうなんだけど、アメリカ人て「終わらない」のが好きなのかな。
腹八分目でやめておけばいいのにと思ってしまいます。
投稿: やすぞう | 2007.05.07 08:42
maru です。
こんにちは。
スパイダーマンは1を見て、重いと思ってしまいその後の作品には興味を無くしました。
バットマンも、スーパーマンもストーリーが重いと思います。いつ頃からアメリカンコミック映画がこんなにストーリーが重くなってしまったのでしょうか。
もっと、スッーカーとした爽快感が有り、善悪がはっきりした方が万人受けするのでは思います。
ストーリーを重くする事が必ずしも作品の品質を上げる事は無いと思うのですが・・・。
投稿: maru | 2007.05.07 10:20
やすぞうさん,コメントありがとうございます!
日本でワールドプレミア,さらに日本が最速で公開したというのは,表向きは,日本にスパイダーマンのファンが多いからということのようなのですが,ホントは,何かあったんじゃないかなぁって思ってます。
全体的に「迷い」を感じさせられる映画だった気がします。
4を作るなら,配役を替えて,すかっとするヤツに仕上げて欲しいな。
maruさん,コメントありがとうございます!
バットマンも,そういえば,両親の死という重いところがスタートでしたね。映画って,エンターテイメントですよね。だから,当たり前のことですが,商業的にも万人向けに作っておいた方が,難しくて暗い映画を作るより,救われると思うんですよね。
スパイダーマンも,普通の若者が主人公でもいいのですが,今回もずっと普通の人のままじゃ,まずいと思いました。
ピーター・パーカーも,もっと徹底的に悪役になった方が面白かったのではないかと,振り返りながら,思いました。ちょいワルじゃ,映画の場合ダメなんですよね。
投稿: HAMACHI! | 2007.05.07 22:13