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ピントは指で決める「SONY サイバーショットDSC-T2」

みんぽす・モノフェローズとしての最初のレビューは,ソニーのサイバーショットになりました。お借りできる期間は約1ヶ月ほど。いつもの様に毎日持ち歩いて,個人的な感覚で評価させていただきます。
(「みんぽす」と「モノフェローズ」については,こちら(概要:まわりぶろぐ)。)

SONY Cyber-shot DSC-T2(オフィシャルページ)
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T2/

ソニーのサイバーショットは,U-10の頃から気になっていたり,買う直前までいったりはしていたのですが,他にソニー製品が多い割には,なぜか縁がありませんでしたので,僕にとって初体験のサイバーショットとなります。

DSC-T2 Box
まず箱からしてびっくり。

みんぽすを運営するWillViiさんからは,まぁまぁの大きさの箱で届いたのですが,開けてみたら,あらまぁ,「これ,なんかのアクセサリー?」ってくらいあっけない外装の箱。なぜか[スマイルシャッター]がシールで後付けされてます。(拡大

海外ではバリューパックとして,もうちょっと立派な箱に入れて売っていたり,楽しそうなイベントもあるようですが,まぁ日本ではそれだけデジカメが一般的なものになったということでしょうね。でも,現時点で3,4万円はする代物なのだから,もうちょっと「とうとう,買ったよ!」って実感のある箱にしてもいいかなとも思います。だって,T2を買う人って,たぶん,福袋にデジカメが入っていて喜ぶことはないくらい,サイバーショットやデジカメに思い入れのある人じゃないかと思うんですよね。まぁ,シンプルな箱は,気負いなく使って欲しいというソニーからのメッセージと受け取りましょう。

Cyber-shot DSC-T2
ま,前置きはこれくらいにして,「Cyber-shot T2」手に取りました。(拡大

僕は,たぶん絶対に選ぶことのないビビッドな黄緑色(仕様では「グリーン(Green Vert:森林のグリーン?)」)です。でも,これって,持ち物としてもスタイリッシュだし,目立っていいかも。キラキラしていて,なかなかいい色です。外枠は,シルバーのアルミ素材。


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SONY Cyber-Shot T2のカラーバリエーションicon

Cyber-shot DSC-T2 lens
レンズは,真ん中ではなくて,この位置についています。閉じているときには段差がなくフルフラット。前面のカバーをスライドするとレンズが現れ,スイッチが自動的に入って撮影スタンバイになります。レンズは伸び出すタイプではありませんが,(拡大)このレンズ位置が,けっこう響いてくるのですが,それは後ほど。

さて,「サイバーショットT2」の仕様は,
CCDのサイズと画素数 1/2.5型 830万画素(有効画素数810万画素)
光学ズーム(焦点距離) 3倍(動画記録中光学ズーム対応)(35mmフィルムカメラ換算で38〜114mm)
レンズの明るさ F3.5-4.3
背面液晶のサイズと画素数 2.7 型 23万画素
最高ISO感度 ISO3200
最短撮影距離 ワイド端(マクロモード 8cm〜,拡大鏡モード1cm〜) テレ端25cm〜
バッテリーのもち(CIPA規格)280枚
サイズと重さ(W×H×D)約 86.8×56.8×20.2mm 約129g
内蔵メモリー 約3.82GB

DSC-T2 logo
Cyber-Shot DSC-T2に搭載されている特徴ある機能としては
光学手ブレ補正機能,
画像処理エンジンは,デジタル一眼レフカメラ「αシリーズ」にも搭載されている「BIONZ」,
顔検出AF/AE機能「顔キメ」や笑顔検出機能「スマイルシャッター」など

最近の人気デジカメとの仕様比較

T2よりも望遠側が欲しいヒトには,SONYからちょっと前に出たT200というのもあります。また,機能的にはかなり近いT70という機種もあります。背面液晶の大きさがT200とT70の方が3型とやや大きい他は,レンズ(構成や明るさは異なるけど)や撮像素子など撮影性能はほぼいっしょ。比較になるT2のウリは,4GBという大容量メモリーを内蔵している点。

さて,使う前には,充電の儀式です。

DSC-T2 BatteryNP-BD1

充電時間は,220分。約4時間は,長い方では?でも,実際には,160分で「実用充電」だそうです。まぁ,3,4時間かかるのは,待ちくたびれちゃいます。最近のケータイ電話のように,買ってすぐある程度使えるといいんですけどね。一応,アクササリーで,急速充電装置が,用意されています。

満充電した状態のバッテリーでは,温度25℃の環境下で,140分,280枚を撮影することが可能とのこと。
説明書を読んだのは,まずは,ここまで。たぶん,多くの人が分厚い取扱説明書(分厚くなくても),読まないと思うんですよね。だって,すぐ使いたいじゃないですか。

なんてことを思いつつ,満充電を待って使い始めてみます。

いよいよ撮影へ!Cyber-shot T2で撮影した写真の作例は,「続き」をクリック。

なんだかちょっとオシャレな充電池を,本体に挿入して電源オン。時間設定の画面が現れます。

が,

さっぱり設定の仕方がわかりません。

負けました。マニュアル見ます。

そうなんです,T2のモニター液晶は,タッチパネルになっていました(爆!)。

でも,項目の選び方が,物理的なボタンを押すことになれている僕には,直感的にはわかりにくいような気がします。サイバーショットの作法に慣れていれば違うのかもしれませんけれど。

Cyber-shot DSC-T2 button

電源ボタンとシャッターボタンのまわりは,ボディー色の枠が。凝ってますね。当然のことながら,光学ファインダーはなく,背面の液晶を見ながら撮影するスタイルです。で,いざ,撮影しようと思ったら,やはり困りました。もちろん,シャッターボタンは一般的な位置についているんですが,再生ボタンとズームボタンの他に背面にはあまりボタンもなく,Tシリーズのうたい文句のスマイルシャッターとか,マクロ撮影とかは,どうしたらいいのか,またわかりません。

で,しばらく眺めていて,気がつきました。

背面液晶が,タッチパネルになっているんです。←(だから,早く気がつけって!)

Cyber-shot DSC-T2 monitor
画面の左右にタッチ式のメニューが表示され,フラッシュやマクロ選択,モード変更ボタンが並び,オートやシーンモード,プログラムモードを使うと画面の下辺にフォーカス,露出モード,ISO,ホワイトバランスなどの設定項目が並びます。上の写真のように,フォーカスは,カメラにお任せでも,指で指定しても,撮影することができます。

内蔵メモリーは,他社のコンデジを圧倒する4GB(ギガバイト)。
これって,メモリースティック要らないじゃないですか!

ってことは,コンデジを買うときに追加で購入しなくちゃいけないメモリー分,価格的にもお得と考えることもできますね。(だいたい,焦って買い忘れることが多いのですが…)

それどころか,このT2は,内蔵メモリーに強制的に画像が収録される仕様になってます。いっぱいになったら,メモリーかPCに移してね,ってことのようです。もちろん,内蔵メモリーからメモリースティックにコピーすることは可能です。メモリースティックスロットはあくまでもバックアップ用ということのようです。

まずは,ファーストショット。
First Cyber-shot
いきなり夜のシーンですが,自分がよく撮影する場所で,なにも考えずにデフォルトのオートで撮ってみました。シャッターボタンは,やや硬め。でも,半押しでフォーカスロックの状態にするのは難しくはありません。

拡大(1024 x 768), 最大に拡大(3264 x 2448)

EXIFデータまでみたいヒトもいるようなので,一応,「撮って出し」の生jpegデータです。ISO640で,シャッタースピードは,1/6秒でした。この写真のEXIFデータは,こちら(リンク先はFlickr)。
拡大して細かく見るとちょっとぶれているのがバレちゃいますが,ホームページやブログで使うには,十分な画質じゃないでしょうか。

今までのデジカメだとISO400位から徐々にざらつきと色ノイズが目立ってきて,感度をオートにしておくとがっかりな写真が撮れるようなこともありがちだったのですが,T2の場合,ISOをオートにしておいて,ISO800の設定だって,ほとんど見た目には問題なさそうです。だいたい,3264 2448で表示できるようなモニターを持ってないので,このままこのカメラで見せる場合やwebやブログで表示する場合は,何も考えずにオートでいっても大丈夫そうですね。

感度は,自動 / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200を選ぶことができますが,もちろん,ISO80で攻めることも可能です。
champagne gold line
こんな感じかな。(拡大)あ,よくわからないかも。次行きましょ,次。

MEAT MEAT MEAT
次は,近距離でフラッシュを焚いて,焼かれる前の焼肉用のお肉を。
拡大, さらに最大に拡大
フラッシュを焚くと,やや不自然になりますが,これは他のデジカメでも同じこと。それよりは,フラッシュによるハレーションも目立たず,お肉の繊維や美味しそうな霜降りの部分までしっかりと写っていて,ドライアイスもいい感じ。ISOは100に設定。内蔵フラッシュ撮影範囲は,ISO自動で約 0.1〜3.2m(ワイド端時)/約 0.25〜2.8m(テレ端時)。

Cyber-shot T2で撮影した画像を再生するときは,指で触ったところを拡大してくれます。これも,とてもいいインターフェースですね。画面の隅っこを触ると,見えている範囲の移動になります。

次は,季節外れになっちゃいましたが,室内のツリー。
Inner tree
カメラを縦にして撮ると,再生時に縦にして表示してくれる機能がついています。画像をPhotoshopで編集するときにも,最初から縦画面になって読み込んでくれるのは,かなり便利です(この記事のCyber-shot T2での写真は,すべて未編集)。(768 x 1024)に拡大
次のバージョンでは,iPod Touchのように,カメラを縦にすると,画像も自動的に縦に切り替わるようになるといいですね。まぁ,4:3の画面だとあまりメリットはありませんけど。

撮影する画像のサイズは,8メガサイズ(3,264×2,448) / 3:2サイズ(3,264×2,176) / 5メガサイズ(2,592×1,944) / 3メガサイズ(2,048×1,536) / 16:9(1,920×1,080) / VGA(640×480)から設定できます。


で,なんとか,ウリの笑顔になると自動でシャッターが落ちる「スマイルシャッター」の設定を探し出して(撮影モードから「シーンセレクション(SCN)」を選んでニコちゃんマークのスマイルシャッターを指でクリック),俳優のオダギリジョーさんとの結婚を発表した香椎由宇(かしい ゆう)さんのポスターを撮ってみました。

スマイルシャッターはオートで設定されているわけではなくて,上に書いたように左横にある「撮影モード」→「シーンセレクション」から選ぶ必要がありますが,笑顔の検出レベルは,さらにセットアップは左下隅にある「メニュー」から「セットアップ」を選んで「スマイルレベル」を「強/中/弱」で選ぶことになります。ちょっとわかりにくいところにあります。

タッチパネルになれるのには,ちょっと時間がかかりそうですが,サイバーショット側でオーナーがあまり迷わないように,「機能ガイド」が設定を助けてくれるのは,便利ですね。とにかくボタンがほとんどないんですよ。

Smile shutter

おおっ!たしかに,スマイルシャッター落ちますね。ポスターのような,立体的な被写体でなくても,顔を認識してくれます。

じゃ,次,

Monta Smile

みのもんたさんでも,ハイ,ソニー。
って,笑いすぎでしょうか。口角が上がって,歯が見えているのがスマイルシャッターが反応してくれるポイントのようです。こちらも無事,収録。

スマイルシャッターのモードになっているときに,うっかりシャッターをおしてしまうと,「もう一度シャッターをおして終了」というメッセージが現れて,ちょっと焦ります。スマイルをゲットするのは,カメラに任せろってことですね。こちらですることは,ハッピーそうなヒトの顔をさがして,サーチライトのようにスキャンしていくだけ。

サイバーショットT2に用意されているカラーは,実は5色。

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ピンクとブルーのサイバーショットT2は,ソニースタイル限定モデルiconです。iPod shuffleやiPod nanoをお持ちの方は,色を合わせてみるというのは,いかがでしょうか。

2008年1月7日現在の楽天最安値ショップはこちら
Cyber-shot Tシリーズ [DSC-T2]の価格検索とショップ一覧
AmazonでのDSC-T2(グリーン)の価格

次回は,「スマイルシャッター」の核心
にせまります(なんて,大げさな…)。サンプル写真も,どんどん出していきます。乞うご期待!また見に来てくださいね。

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<参考>
製品情報(SONY)
みんぽす:サイバーショットDSC-T2,オススメレビューディレクトリー
【レビュー】4GBメモリーを搭載した新世代のサイバーショット ソニー「DSC-T2」(ASCII PC/デジタル)
4万枚の画像を携帯するコンパクトな“T”——「サイバーショット DSC-T2」 (ITmedia +D Lifestyle)
ソニー、内蔵メモリ4GBの「サイバーショットDSC-T2」【実写画像レポ】(インプレス・デジカメWatch)

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コメント

T2のルックス、かっこいいですね!グッと来ます。

ISO80で攻めた一枚、素晴らしいですね~!これはクルマのダッシュボードでT2を固定されたのでしょうか?もしも手持ちなら神業です\(◎o◎)/いやHAMACHI!さんなら出来かねないですよね。鼓動まで止めるとは恐るべし。

投稿: 丁稚 | 2008.01.08 09:38

丁稚さん,コメントとFlickrにfav,ありがとうございます!
この写真は,電柱か何かに抱きついて撮ったような気がします。コンデジを手持ちで0.5秒以上は,さすがに無理です。ほめていただき,ありがとうございますm(_ _)m
T2は,なかなかポップでコンパクトで,「持ち出してちょーだい!」って言っているような気がしますよ。僕の方が,タッチパネル液晶にもうちょっとなじめると,もう少しまともな絵が撮れそうな気がするのですが,もうそろそろ返却の時期が…。
ラストスパート,頑張ります。

投稿: HAMACHI! | 2008.01.08 18:43

さっき台湾の免税品店で、それ!初めて見て、「なんじゃこりゃ~@0@」って思ったところでした!!

角の丸みといい、大きさといい、色といい・・カメラじゃないのかと思った!

mixiとかの写真用なら持ち歩きにいいな~っと思ったのですが、コンデジいくつも持ってどうするの!って自分を叱っていたところでした^^;

今度見せてくださいね~^^

投稿: 悠華 | 2008.01.10 17:50

悠華さん,コメントありがとうございます。
台湾では,大々的にキャンペーンやったみたいですね。
色がビビッドでコンパクトなので,女性が持ち歩いても違和感なく,友達と盛り上がることができる楽しいカメラじゃないかと思います。
コンデジは,いくつも持つものですよ(笑)。免税店でピンッと来たなら,ぜひ。

投稿: HAMACHI! | 2008.01.11 04:19

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