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いっぱいの笑顔をコンパクトに持ち歩こう「SONY Cyber-shot DSC-T2」レビューのまとめ

みんぽす・モノフェローズでお借りしているSONY Cyber-shot DSC-T2の評価記事その7(最終回)です。

初回のレポートは,こちらからどうぞ。

(「みんぽす」と「モノフェローズ」については,こちら(概要:まわりぶろぐ)。)

SONY Cyber-shot DSC-T2(オフィシャルページ)
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T2/

1ヶ月ほど,お借りしてきたソニーのサイバーショットDSC-T2ですが,だいぶ馴染んだところで,レビュー総集編をお送りします。

このデジカメのよい点,気に入った点をリストアップして,新しい作例を加えつつ最終のレポートとしてまとめていきます。

参照:ファーストインプレッション「ピントは指で決める「SONY サイバーショットDSC-T2

Cyber-shot DSC-T2

まずは,

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icon質感の良さ
手の平にすっぽりと収まるコンパクトさ,ほどほどの重さ,ポップな外観と色。出っ張りのないところ。で,三脚の穴もちゃんと付いているので,じっくり撮りたいという要求にも応えられます。

pancake with icecream topping


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icon強力なマクロ
モノ撮りは,これでいいんじゃないかと思うくらい,画質もなかなかいいですよね。でも,ブレには注意。焦点を背面液晶モニター上で指でタッチして指定できるのは,秀逸!

参照:マクロ1cmの攻防「SONY・サイバーショットT2」


riverside buildings


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iconナチュラルな色再現とホワイトバランスの賢さ
後で画像処理をしなくても,VGAモードで撮影すれば,そのまま十分ブログにアップロードして使えます。
フラッシュを焚いたときも,白飛びが発生しにくい気がします。

praying on a sunny day

Dレンジオプティマイザーのおかげか,暗いところから明るいところまで,コントラストが強いシーンでもしっかりと撮れるので,ダイナミックレンジも広いような気がします。夜景撮影にも活躍してくれました。オートブラケットも付いているし,シャッタースピードや絞りが自分で設定できなくても,これでいいやって感じ。動画もきれい。

参照:SONY Cyber-shot T2の<夜景>撮り比べ・実写レビュー
参照:サイバーショットT2の画像サイズと感度を比較検討

Aioi Bridge


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icon背面液晶モニター
タッチパネル方式が楽しい。で,触ってもそれほど汚れが付きません。保護用のシート要らないんじゃないかな。
音楽付きのスライドショーも楽しいです。フォーカスを指で指定できるので,構図を変えずに写真が撮れるのは,便利。撮った写真のアラが目立ちにくい(笑)きれいな液晶!一通りの画像処理や編集,イラストや文字の追加もこの画面からできちゃいます。

参照:タッチパネルとデジタル写真で遊ぶ「ソニー・Cyber-shot T2」

linear cloud


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iconカレンダー&スクラップブック機能
いつ,どんな写真を撮ったのか,すぐわかるのは便利。日記がわりにも。カレンダーは,毎日を全部写真で埋めたくなります。食べ物,ヒト,風景など,ジャンルを分けて保存することも可能です。

で,なんといっても,
Monta Smile「スマイルシャッター」

参照:スマイル,一網打尽!「SONYサイバーショットDSC-T2」

これ,もっともっと進化して欲しいですね。デジカメの新しい楽しみ方を提供してくれたとても素晴らしい機能です。顔検出機能なんて,実は使わないんですよ。デジカメに慣れた人は特に。だって,撮りたい顔に焦点合わせればいいだけですから,わざわざ顔検出モードに切り替えるのは面倒ですからね。
だけど,笑顔検出は,一瞬を逃さないための機能として,ハイアマチュア機でも欲しい機能です。次は,いよいよ動物の顔検出機能ですか?!(笑顔は無理としても…)
このT2一台で,パーティの笑顔がさらに増えちゃうってすごいと思いません?

内蔵メモリーが4GB
他社のデジカメに比べて圧倒的なメモリー容量。思い出がたくさん詰め込めます。いっぱいまで撮ったら,新しいT2を追加で買っちゃう人もいるのでは。ある意味,PC要らずです。

で,ちょっと改善して欲しいところ,気になるところは…,

続きをクリック

広角端(焦点距離6.33mm;35mmフィルム換算:38mm)
Sony Cyber-shot DSC-T2 wide

望遠端(焦点距離19.0mm;35mmフィルム換算:114mm)
Sony Cyber-shot DSC-T2 tele

初めてのデジカメなら,コレでもいいです。
でも僕は,もっと寄りたい,もっと引きたい。広角・望遠ともちょっともの足りない…。とはいえ,これはこれで工夫する楽しみもあるし,使い方次第ではあるのですが…。ちょうど28mm対応のサイバーショットが発表されたようなので,待っていればそのうちTシリーズでも出てくるとは思います。で,レンズが明るくなれば,手ブレ補正も高感度もそこそこでいいのに…なんて,こっちは「無いものねだり」ですよね。

<レンズの取り付け位置>
the train window and my thumb

こんな感じで,左手の指が触りやすいんです。
ヒトに撮影を頼むときには,ずぼっと人差し指が入り込みそうで,かなり神経使います。
できれば,あと1cm真ん中よりに移動して下さい。
だだし,この位置にレンズがあるからマクロ撮影では,カメラの影が出にくいというメリットも。

<汎用性のないコネクター>
DSC-T2 Connector

T2は,これだけで完結してしまっているデジカメだと思うのですが,やはりパソコンにつなげて見たいと思うこともありますよね。ソニーが言う,4万枚をT2に写真を保存するためには,PCに一旦写真を保存する必要もあります。
初めて買うコンデジなら,T2についている接続コードをPCにつなぎっぱなしにしておいてもいいのですが,もうすでにUSB端子がいっぱいなヒトは,これ以上ケーブルを増やしたくないと思うのでは。なので,僕には,T2専用にさらに一本ケーブルをつけておかなくちゃいけないのは,さらにウェブにアップロードするために持ち歩くのは,煩わしいです。
汎用性のあるミニUSB端子にして欲しいなぁ。内蔵メモリーがメインのコンデジなので,町中のDPEで現像してもらうときは,ちょっととまどうことがあるかも。

<AVケーブルが別売>
アルバムや再生機能がとても楽しいだけに…。


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マルチ端子ケーブル
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<操作性>
所々,違和感を感じるところも。タッチパネルのメニューのドコに何があるかわかってしまえば,それなりに使えてしまうのですが,もうひとつ洗練したモノにして欲しいなと思うこともあります。なので,ときどき,項目を探して迷宮に入り込むことも…。スマイルシャッターとマクロは,物理的なボタンをつけてもらいたいな。

<電池の保ち>
悪いです。充電時間も長すぎ。別売の急速充電器バッテリーチャージャーBC-TR1iconを使えば,半分の時間になるとのこと。付属している電池がインフォリチウムじゃない!コストダウンだ!という指摘も多いようですが,まぁインフォリチウムじゃなきゃ使えないというわけじゃないので,僕はこれでいいと思います。とにかく2,3日間の旅行中,スマイルシャッター使いっぱなしでももつぐらいの容量と消費電力にしていただければ…。(無理だよねぇ?)あ,3つくらい,充電池を買っておけばいいのか…。予備バッテリーと充電器のセット「ACC-TRD」iconもあります。


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インフォリチウム・リチャージャブルバッテリーパック NP-FD1icon

<画質>
光がたっぷりあるところではそれなりにシャープに質感もしっかりと撮れますが,トータルで考えると,精細な描写がやや苦手な気がします。レンズの大きさと明るさ(F3.5-4.3)を考えれば,しかたのないことかもしれません。失敗を避けるためには,フラッシュも積極的に使った方が良さそうです。T2のフラッシュコントロールは,けっこういい線いっていると思います。

<手ブレ補正>
これも,ないものねだりかもしれないけど,さらにパワーアップして欲しいなぁ。
G1にあるような「手持ち夜景モード」,T2にこそ,必要じゃないかと思います。

Kachidoki Bridge at night
↑このくらいで見るとブレがわからないんですけど,
このくらいだと,ブレがばれて,がっかり…なんてことが,何度かありました。焦点が合ったところを後で最大に拡大してくれる機能がつけば,失敗に早く気がつけていいんですけれどね。
背面の液晶モニターで見る分には,とてもいい感じなんですが,PCのモニターでみちゃうとね…(って,これは,デジイチにも言えることですよね)。サービスサイズでプリントするくらいなら大丈夫かな。

<ズームボタン,再生ボタン>
小さくて,硬くて,押しにくいです。
ズームの早さもちょっとのんびり。

<タテイチの写真>
カメラを縦に持ったら,写真もくるっと回転して縦に表示して欲しい(iPod Touchのように)な。ジャイロセンサーも入っていることだし,コレは簡単にできそうですよね?

それでは,レビューのまとめをしてみましょう。

総合評価

・SONYのCyber-shot DSC-T2は,いっぱいの笑顔をコンパクトに持ち歩ける,とにかく楽しいカメラです。

・画質はほどほど,人の肌はきれいに,夜景もごちそうも美しく写ります。コンデジだけで完結できるならこれで十分なので,初めて持つデジカメとしても,コンパクトで毎日持ち歩けて,長く使えるカメラではないかと思います。

・CCDのサイズが同等のCaplio R7を持っていなかったら,かなり迷うところだったかも。


以上で,みんぽす・モノフェローズとしての第1回目のデジカメSONY Cyber-shot DSC-T2の実写レビューは,おしまいです。

7回と,長期にわたるレポート,お読みいただき,ありがとうございます。いかがでしたでしょうか?ご意見,アドバイス,お気づきの点などありましたら,お気軽にコメントしていただければ,幸いです。
みんぽす」ユーザーのみなさまには,評価ポイントをたくさんつけていただき,感謝しております。記事へのコメントもありがとうございます。これが無ければ,レポートが途中で挫折していたことでしょう。
「みんぽす」のWillViiさん,SONYさん,コンデジ大好きな「まわりぶろぐ」に向けて,楽しいデジカメDSC-T2を貸していただき,ありがとうございました。違う会社のコンデジをたまには使ってみるものですね。おかげさまで,また,世界が広がりました(サイバーショットT2に飼い慣らされたとも言う)。

さて,ここまで読んでいただいた皆さまに,ご参考までに今回のT2レンタル中に撮影した作例一覧のリンクを。T2自身を撮影したもの以外は,すべてEXIFデータ付きの生ファイルです。
文字よりもわかりやすいところもあるかもしれません。Flickrユーザーの関心が高い順に並んでいます。
スライドショーは,こちらから。77枚ありますので,お時間のあるときにでも。

返却期限が来たので,もう,T2は,WillViiさんのところに旅立ってしまいましたが,自分のデジタルカメラでも,つい,液晶を押してしまいそうな気がします。

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ピンクとブルーのサイバーショットT2は,ソニースタイル限定モデルiconです。

2008年1月23日現在の「楽天」送料込みで最安値ショップはこちら
Cyber-shot Tシリーズ [DSC-T2]の価格検索とショップ一覧
AmazonでのDSC-T2(グリーン)の価格

<参考>
製品情報(SONY)
みんぽす:サイバーショットDSC-T2,オススメレビューディレクトリー
【レビュー】4GBメモリーを搭載した新世代のサイバーショット ソニー「DSC-T2」(ASCII PC/デジタル)
4万枚の画像を携帯するコンパクトな“T”——「サイバーショット DSC-T2」 (ITmedia +D Lifestyle)
ソニー、内蔵メモリ4GBの「サイバーショットDSC-T2」【実写画像レポ】(インプレス・デジカメWatch)

<みんぽす・モノフェローズレポート一覧>
レポート第1回目:ファーストインプレッションと概要「ピントは指で決める「SONY サイバーショットDSC-T2
レポート第2回目:スマイルシャッターについてスマイル,一網打尽!「SONYサイバーショットDSC-T2」
レポート第3回目:SONY Cyber-shot T2の<夜景>撮り比べ・実写レビュー
レポート第4回目:サイバーショットT2の画像サイズと感度を比較検討
レポート第5回目:タッチパネルとデジタル写真で遊ぶ「ソニー・Cyber-shot T2」
レポート第6回目:マクロ1cmの攻防「SONY・サイバーショットT2」
レポート最終回:まとめ(このレポートです!)

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