スマイル,一網打尽!「SONYサイバーショットDSC-T2」
みんぽす・モノフェローズでお借りしているSONY Cyber-shot DSC-T2のレビューその2です。
(「みんぽす」と「モノフェローズ」については,こちら(概要:まわりぶろぐ)。)
(拡大)
SONY Cyber-shot DSC-T2(オフィシャルページ)
(http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T2/)
サイバーショットT2やT200,T70に搭載されている,顔認識の一歩先を行く「スマイル認識」こと「スマイルシャッター」機能,DSC-T2で,いろいろと試してみました。
「スマイルシャッター」とは,カメラが笑顔に反応して,自動的にシャッターを切ってくれるという楽しい機能です。「顔認識」は,かなり最近のコンデジでは搭載されるようになってきた機能ですが,さらに一歩進んで,「笑顔」になった瞬間を撮影できるという面白いもの。なんと世界中から集めた笑顔のデータをもとにこのシステムを作り上げたとのこと。
たぶん,T2を買った人が一番最初に試したくなる機能ではないかと思います。
実は,Cyber-shot T2で,スマイルシャッターを使うには,買ってそのままでは,機能しません。
背面液晶の左に表示されている撮影モードから「シーンセレクション(SCN)」を選んで,その中からニコちゃんマークのスマイルシャッターのアイコンをクリックすると,スマイルシャッターモードに切り替わります。
笑顔の検出レベルも設定できて,画面左下隅にある「メニュー」から「セットアップ」を選んでレベルを「強/中/弱」で選ぶことができます。
モードに切り替えるためには,さらに,もう1つアクションが必要で,カメラを人の顔に向ける前にシャッターボタンを押す(深押し)という動作が必要になります。(オフィシャルページ)。スマイルシャッターは,6枚笑顔を撮影するか,もう一度シャッターボタンを押したところで,一旦終了します。スマイルシャッターが作動中は,自分でシャッターを切ることはできません。ぜんぶ,カメラまかせ。
このあたりは,カメラを扱う量販店などでの店頭デモでも試せるようになっていると思います。
被写体は,3Dである必要はなくて,ポスターや本,モニターに映し出された笑顔や,場合によっては絵や人形でも反応します。
そうそう,最近,Googleが,人物の顔を検索できるようになったんですよね。
なので,「笑顔検索」できますよ。T2を買ったけど,笑顔が周りにない!って場合に試してみて下さい。T2で写真や画像の笑顔を検出するときは,サイズ的にかなり近寄らないと撮れないので,「マクロモード」も同時にONにしてください。
スマイルシャッター機能をオンにすると,顔検出機能「顔キメ」も自動でオンになり,笑顔だけでなく人物の表情もくっきりキレイに仕上がるというこの機能,試してみたくて飲み会に持って行って試してみました。
結果,
スマイル,一網打尽です。楽しい!
↑T2の中に,スマイルコレクションがあっという間にできあがりました(一応クリックで拡大できますが,写真にモザイクかけてます。ご了承を)。
何度か人が集まるところにこのT2を持って行きましたが,パーティなどにスマイルシャッターが付いているカメラを持っていくとかなり盛り上がりますよ。撮られる側も珍しいのと楽しいのとで,笑顔ばかりが残ります。内蔵メモリーが4GBとかなり大きいので,顔を探してサーチライトのようにT2をパンしながら次々と笑顔を記録できちゃいます。スマイルシャッターは,笑顔と和やかな雰囲気を強制的(?!))に作り出すモードでもありました。
で,撮った写真を再生しながら,帰りの電車でまたハッピーな気持ちに。女子高生が持ち歩いているようなプリクラアルバムと同じ感覚でしょうか。
スマイルシャッターモードは,レンズカバーの代わりになっているカバーを閉じてスイッチを切っても,次回スイッチが入ったときにも記憶されています。
で,スマイルシャッターについて,さらに,いろいろと試してみました。
↓
<スマイルシャッターの「笑顔認識」について>
笑顔認識には,個体差があるのか,僕がお借りしたT2では,かなり笑顔を作らないと,反応してくれないこともしばしば。暗いところもやや苦手でした。
なので,宴会に持っていって,充電池が残り少なくなってくると,笑顔の認識率も下がるのか,こんなに笑っているのにぃ,どうして?という声も。で,被写体が苦笑いしたところで,シャッターが落ちるなんてことも。力の抜けた笑顔になって,よかったり…。
ちょっと暗い場所だと,積極的にフラッシュを焚いた方が,肌もきれいに写るような気がします。被写体ブレも防げますし。ただし,スマイルシャッターを多用していると電池の保ちが,悪くなるような気も。取扱説明書にも「顔検出機能が働いているとき」,「手ブレ補正が常時ONのとき」には,撮影・再生枚数は少なくなると書かれています。心配なヒトは,充電池をもう一つ持っていった方がいいと思います。
ソニービルに置いてあったT200で,自分の顔で笑顔認識を試してみたら,こちらは,わりと微笑みくらいでも,笑顔として認識され,シャッターが落ちました。顔認識(顔キメ)自体は,口元に手をやったりすると,顔として認識されません。
コレ,実は僕の勘違いがありました。
サイバーショットDSC-T2の取扱説明書p14には,
『「スマイルシャッターモード」:シャッターボタンを押すと本機が笑顔と判断したときに,自動でシャッターを切り撮影。』と書いてあります。
その「スマイルレベル」の設定はp20に,項目のみ記載されていて,実際の使い方については何も書かれていません。
T2を実際に触ってみると[MENU]-[セットアップ]-[OK]-[撮影設定1]-[撮影設定2]-[スマイルレベル]の項目までたどり着いて,機能ガイドをONにしていると「スマイルシャッターの感度を設定」と表示されます。
国語の問題のような気もするのですが,「スマイルレベル」と「スマイルシャッターの感度」は,ちょっと違いますよね。実際の動作として正しいのは,「スマイルシャッターの感度」でした。
機能ガイドは,デフォルトで「ON」になっているのですが,うっかりオフにしてしまって,この項目までたどり着くと「ガイド」も表示されないので,「スマイルレベル」を「弱」にすると微笑から反応してくれそうに思えませんか?
実際は,その逆で,スマイルレベルが「強」だと,笑顔が感知されやすくなります。これは,T2の付属CD-ROMに入っているハンドブック(PDFファイル)の85ページに記載されています。メディア系のレビューでも,コレに気がついていないライターさんがいるような気がします。
スマイルレベルは購入した後どこも設定を変えていなければ,デフォルトで「中」に設定してあるので,飲み会に持っていくときに「弱」に設定してしまったのが,僕の敗因。「弱」だと,顔面筋,かなり鍛えられますよ(笑)。複数人いる場合にも対応できます。通常は自動ですが,液晶に映る認識された顔の枠をタッチすると,その人が笑顔になった瞬間にシャッターが落ちるようにも設定できるので,主人公がいる集合写真などのシーンで,セルフタイマーがわりに使うこともできますね。構図がわかっていれば,自分撮りもできそうです。
やはり,マニュアル読まなくちゃね。
でも,出荷時のデフォルトを「強」にしておくか,同梱されている紙の「取扱説明書」に,スマイルレベルの設定についても「強」の方が,笑顔を認識しやすいと,ちゃんと書いておいた方がいいと思います。外箱に【スマイルシャッター】のシールを貼るだけじゃなくてね。
というわけで,スマイルシャッターを設定するコツは,
「スマイルレベル」を「強」にする
ってことと,満充電にしておくことではないかと思います。
さらに,スマイルシャッターモードで笑顔を認識されやすくするコツは,
口角(唇の端)を上げて,歯を見せること。
目もちゃんとカメラに認識させるポイントです。縁の太いメガネや前髪が目にかかっていたりする場合,認識率が落ちます。でも笑って細目になってしまっても大丈夫です。
Cyber-shot DSC-T2は,忘年会,新年会の時期はもちろん,仲間でワイワイやるときには,必携のカメラではないかと思います。わざとスマイルレベルを「弱」にして,誰が早くカメラに「笑顔」を認識させられるか…とか。ええ,これは罰ゲームかも。
今後,ソニーさんに望むことは,スマイルシャッターモードでも,「今だっ!」ってときにも,シャッターを切れるようにしておいて欲しいんですよね。自動撮影な分,手ブレを起こしやすいのもちょっと気になります。あとは設定がやや面倒なので,スマイルシャッターモードにできる独立したスイッチかボタンをつけてもらえるとありがたいと思います。デザイン的には避けたいかもしれませんけど。
次回,「Cyber-shot T2の「夜景」撮り比べ」に続きます。
ピンクとブルーのサイバーショットT2は,ソニースタイル限定モデルです。
2008年1月19日現在の「楽天」送料込みで最安値ショップはこちら
Cyber-shot Tシリーズ [DSC-T2]の価格検索とショップ一覧
AmazonでのDSC-T2(グリーン)の価格
<参考>
製品情報(SONY)
サイバーショット・「デイリースマイル」新聞
みんぽす:サイバーショットDSC-T2,オススメレビューディレクトリー
【レビュー】4GBメモリーを搭載した新世代のサイバーショット ソニー「DSC-T2」(ASCII PC/デジタル)
4万枚の画像を携帯するコンパクトな“T”——「サイバーショット DSC-T2」 (ITmedia +D Lifestyle)
ソニー、内蔵メモリ4GBの「サイバーショットDSC-T2」と【実写画像レポ】(インプレス・デジカメWatch)
ピントは指で決める「SONY サイバーショットDSC-T2」(まわりぶろぐ)
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