発表されてから,気になってしかたがなかった本日発売のRICOH R8を,量販店で触ってきました。店頭でのファーストインプレッションです。
ヨドバシカメラは,49,800円の15%+3%ポイントで,店員さんには,「予約特典の2,000円相当のストラップが余っていれば,もしかしたらつくかも。7時には売り切れそうだから,早く決めてね♥」と言われたのですが,「R7を持っているので…」との一言で,去っていきました。その間に好きなだけ触りまくったのは,言うまでもありません。
<外観>
一番最初に思ったのは,GR DIGITALのイメージでR8を見てしまうと,とくに黒のモデルは,ガッカリするかもしれないということ。

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言われているような,黒の高級感は,GR-Dとはやはりデザイン面でわざと格差をつけているように思いました。レンズまわりの黒い縁が,反射のあるプラスティックで,ここがつや消しでもしてあったら,たしかに高級感のあるコンデジに仕上ったかもしれませんが,それなら,GR-Dのイメージを引きずらないシルバーモデルの方が,満足感が高いかも。わざとかもしれませんが,カタログは,ちょっと反射を抑えてますよね。

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で,シルバーモデルは,グリップがちょっと茶色なんですよね。オシャレかも。レトロな感じで,かえってシルバーモデルの方が,高級感を感じる方もいらっしゃるのでは。ブラックモデルのプラスティッキーな黒の部分が,シルバーモデルでは,シルバーで統一。レンズの鏡筒部分は,どちらも黒。CANONのIXY DIGITAL 910の黒モデルとはまた違った感じです。
持ってみると,R7に比べて充電池など込みで約30g重くなったはずなのですが,それ程でもないように感じました。本体の角の丸みとシンプルな外観が,そう思わせるのかもしれません。
<画質>
Caplioシリーズ譲りの,広角(28mm)から望遠(200mm)までの7.1倍ズームレンズと1000万画素の新しいCCDで,画質はなめらかになっている上に,後ろの液晶モニターは,今までの倍の画素数で,2.7型46万画素。20コマサムネイル表示は,見ているだけで楽しいですね。まぁ,ウェブで生ファイルを晒さない限り,通常は横480ピクセル程度で見せることが多いので,ピクセル等倍でのクオリティを声高に,それがカメラの性能であるがごとく取りざたするのは,もうそろそろやめた方がいいですね。一般的な写真の楽しみ方であれば,もう問題ないと思います。なんてことを思いつつ,PCの画面で,スライドショーみたいにして,じっくりみてみたいですね。
<操作性>
スイッチオンで,静かに,なめらかにレンズがせり出します。ここでもう,R7と別物のカメラであることがわかります。動画のスイッチが,上面のモードダイヤルの中に入って,独立したモードになっています。これは,便利ですね。
マクロは,1cmまで寄れますが,今まではマクロの時しか使えなかったフォーカス位置の移動が,通常の撮影でも可能になりました。これであまりカメラを動かすことなく,焦点もずれずに,フレーミングにこだわって写真が撮れるので,とても便利になりました。ここまで来ると,次は,SONYのCyber-shot Tシリーズのように,タッチパネル式になるといいなぁと欲が出ます。
さらに,R7まではモードボタンとアジャストボタンが別々で,カーソルの移動の時に一瞬迷うことが多かったのですが,R8では,これがADJボタンひとつに統一されてます。そのおかげで,今まで後ろがゴチャゴチャしていて,狭いくらいだったのが,ボタンも縦に並んで,すっきりと配置されていて,わかりやすくなっています。で,すごいなぁと思ったのは,アジャストボタンは,フォーカス位置だけでなく,露出のポイントもフォーカスターゲットの位置に合わせることができるので,中央重点測光やマルチ測光に加えて,特定のポイントでスポット測光が可能になったのは,写真の階調にこだわる人には,かなりうれしい機能ではないでしょうか。
撮影者の意図や思いまで,ほんとに写しとってくれそうな新しいRICOH R8。
高級感はさておき,かなりR7より使いやすくなっていて,ずーんと来てます。
今日は,ペンタックスのK20Dの発売日でもあったんですよね。忙しい,忙しい(←何がだ?)。
<追記>
「念ずれば,通ず」ってことで,実写レビュー始めてます。
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<参考>
RICOH R8 オフィシャルページ
リコー R8 カタログレビュー(まわりぶろぐ)
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