痛快!爽快!「スピード・レーサー(Speed Racer)」で勝利のミルクを!
もうね,「マッハGoGoGo」の世代の方だったら,是非観に行って下さいよ。ま,1997年にもテレビでリメイクされていますけれど,ほんとに,この映画,オススメです。
「スピード・レーサー」のあらすじ・解説(goo映画)
予告編観ても,B級映画だろうなぁって思ったんですよ。で,さらに,超映画批評でそれほどでもない評価だったから,あまり期待しないでいったんですよ。
で,まぁ,前田さんが後ろで見た方がいいって書いていたので,やや後ろの席で見たら,もぉ,ほんと,ぐいぐい画面に引きつけられちゃって,こりゃ,マリオカート(ゴースト出てくるし)か,F-ZEROかい?ってな破天荒なレースが続くわけですが,はなっから,リアルな話だとは思ってないし,もともとはアニメだし,車にいろいろ仕掛けがあるのはわかっているわけだしと,すべてなんだか許せちゃうんですよね。レースとスポンサー企業とメーカーという切っても切れない関係にも,メスを入れちゃうあたり,マトリックス並みに風刺が効いているとさえ思えます。
で,また,サウンドトラックが渋い。
↑「Go Speed Racer Go (ゴー・スピード・レーサー・ゴー)」,iTunesで試聴できます。
Speed Racer [Original Motion Picture Score]
日本版の「マッハゴー・ゴー・ゴー」の曲の一部をうまくちりばめて,観ているこっちのハートをわしづかみです。
まいったな。さすがは,「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟。全く手を抜いていません。こんなに面白い映画だとは思っていませんでした。韓国人(RAIN(ピ)ですね)の妹の名前がハルコだなんて,もう許しちゃいます。
マッハ GOGOGO/スピードレーサーのハロウィン用コスチュームなんてのも,すでに出ていて,ビックリ。
CGバリバリで,色づかいは,まるでチャーリーとチョコレート工場並みにポップでサイケデリック。ラリーのレースは,スターウォーズのエピソード1のポッド・レースを彷彿とさせます。あ,この映画でもILMのデジタル映像技術はふんだんに盛り込まれていますね。でも,映像だけでなく意外とストーリーはしっかりしていて,伏線はあるし,それに観客は二度三度だまされちゃうし,家族愛には,ちょっぴりグッと来るし。
主人公のスピード・レーサー(レーサーがファミリーネーム)は,エミール・ハーシュ。マッハGoGoGoの主人公の三船剛に面影が似ているような気がします。ちゃんとマフラーもしてるし。で,彼女役のトリクシーには,クリスティーナ・リッチ。彼女は,ずいぶんと芸歴の長い女優さんだったんですね。とてもキュートです。
豊洲のららぽーとのユナイテッド・シネマ豊洲で観たのですが,帰りの車を運転するときに,アクセルを踏み込みたくなる欲求を抑えるのに大変でした。車を運転して,この映画を見に来るヒトは,要注意です。
荒唐無稽で,とくに続編もないだろうから,パンフレットは買いませんでした。
80点。
「マッハゴーゴーゴー」への秀逸なオマージュです。
ぜひ,大きなスクリーンでどうぞ。
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