道南を「リコー・GX200」と行く。実写レビューその4<まとめ>
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リコー・GX200を持って,北海道に行ってきました。レビュー最終回の今回は,作例をたくさん載せながら,旅先でGX200を使いながら感じたことを書いていきます。
このレビューは家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
今までの「RICOH GX200」のレビュー
第1回目のレビュー:概要 第2回目のレビュー:「祭」を撮る 第3回目のレビュー:もっと注目されてもいいハズの知られざる機能
4回目の今回は,実写レビューの最終回です。旅行記をまとめつつ,GX200の評価をしていきたいと思います。
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今回の旅行のルートは,こんな感じ。道南を中心に,旭川まで足を伸ばしました。
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まず,降り立ったのは,函館の地。
あいにくの雨模様で,津軽海峡も,やや荒れ気味。夜は,百万ドルの夜景を眺める予定なのに…。
一羽のかもめが,こちらをあざ笑うかのようにバスを一瞥します。
移動中のバスの車窓からの一枚ですが,やや暗めなのに,あまりブレもなく撮れました。<拡大> <オリジナルファイル>
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向かったのは,函館の朝市。<拡大>
新鮮な海産物を買うのが目的…,
ではなくて,
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こちらの,「どんぶり横丁」。函館は,イカが有名なのだそうです。
同じようなお店が建ち並び,どのお店に入ったらいいのかわからず,とりあえず食べたいモノの組み合わせがサンプルにあった「馬子とやすべ食堂」に。
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ここのお店,芸能人のサイン色紙もいっぱいあって,多くの観光客を相手にしているはずなのに,都会のお店と違って,実にのんびりしてます。テーブルが空いたところからお客さんを入れるのでもなく,4人待っていたら,4人分の1テーブルがあくまで,次の二人連れのお客さんがいても,先に入れることはしません。まぁ,「順番重視」ということもあるのでしょうけれどね。もちろん,待っているお客さんの注文をとることもしません。
テーブルについてから,バスに乗り遅れるんじゃないかとヒヤヒヤしながら,待つこと20分。
出てきましたよ,「北海丼」!
サンプルと比べて,どうでしょうか?
GX200には,写真を撮った後に色合いを編集して新たに記録することができる機能がついています。
ちょっと試してみました。
オートでレベル調整したもの。 <拡大>
続いて,マニュアルでさらにレベルを調整して,少し明るくしたモノ。 <拡大>
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さらに,ホワイトバランスを,やや温かみのある色に変更。
GX200のモニターでは編集画面上で,元の画像がサムネイルで表示されるので,これを見ながら編集を加えることができるのが,便利だと思います。
参考として,Photoshop Elementsで色合いと明るさを変えたものがこちら。 ちょっとやり過ぎました。が,GX200は,編集用の画像の素材としても素直な写真を撮ってくれるような気がします。
え?「味は,どうだったか?」ですって?
たぶん,築地の場内で食べた方がコストパフォーマンスは…。
って,ことで,ひとつ。
いや,行きたかった場所だったので,それなりに満足ですよ。
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元町の函館市旧公会堂。国の重要文化財に指定されています。細かい部分までよく写っています。最大に拡大してみると,たぶん「ハイカラ衣装館」でレンタルしたと思われる衣装を着た人まで写っているのがわかります。少し斜めから撮ったので,広角レンズのクセが出てしまっていますが,GX200には,ディストーションの補正機能があるので,歪曲収差はきちんと修正されています。 日本人が作ったコロニアル風の洋館なのですが,日本人が作ったというアイデンティティが,「唐草文様」として,残されているんだそうです。
オフィシャルページにある正面からの写真は,かなり離れたところから撮ったモノ。実は,旧公会堂の前は細い道で,通常のレンズやカメラだと,両端がかなり切れてしまって全景はまず入らないんですよね。正面には大きな(余計な←失礼!)掲示板があったりして,なかなか構図としては難しい建物です。なので,ここまで写し込めたのは,24mmのGX200ならでは,ということになります。ワイコンがあれば,全部入ったかも。
ISO 64 函館ハリストス正教会 <拡大> こちらも重文です。なんと,御茶ノ水のニコライ堂より古く,日本正教会発祥の地なのだそうです。地元の人からは,「ガンガン寺」との愛称で呼ばれているのは,鐘がガンガンなるからとのこと。親しまれていますね。元々ここについていた鐘は,今,ニコライ堂につけられているというのも,なんだか面白いお話。
次に行ったのは,五稜郭…ですが,ま,五稜郭タワーにのぼらないと全景はみられないので,ここは夕張メロンソフトだけお見せして,次の函館トラピスチヌ修道院へ…。
ISO 64 函館トラピスチヌ修道院の前にあるログハウス風の「市民の森 売店」で売っているソフトクリームは,絶品です。濃厚かつなめらか。北海道のソフトクリームは,乳脂肪分が高めにしているのだそうです。<拡大>してみますか?バスガイドさんも絶賛。ぜひ。
どこがトラピスチヌ?というツッコミには,お応えしかねます(笑)。
雨でね,まともな写真が撮れなかったと思って下さい。
続いて,函館の赤煉瓦倉庫群へ。
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電子水準器は,タテイチでも横でも表示されるので,便利。でも,被写体が真正面にいないときは,水平がとれていても斜めになることがあるので,最後は,自分の感性ですね。いいじゃないですか,写真,楽しく撮りましょうよ。
で,GX200は,再生表示時のカメラの姿勢に応じて,撮影したときの正位置で画像が確認できるように,再生画像が自動的に回転表示してくれます。
ISO 74
GX200のモノクロモードは,ほんとにすごい!
これだけのために,GX200を持っていてもいいかなぁと思うほど。特に暗部の階調表現は,とても気持ちよいものです。 <拡大> 無粋な電柱がなければ,ヨーロッパの街並みに…,見えませんか。 <オリジナルファイル> GX200は,モノクローム写真でも,色の濃さやコントラスト,シャープネスもお好みで調整できます。
そうそう, ISO 64 函館ヒストリープラザの中にあった「寺子屋本舗」。もともとは京都のお店なんですが,各地の地元の名産を採り入れた「おかき」を売っていて,この串に刺した「ぬれおかき」,かなりおいしかったですよ。
ISO 200
結局,香港,ナポリと,世界三大夜景のひとつ,函館の百万ドルの夜景は,雨でGX200は,持ち出すことができず断念。函館山の2合目付近からバスの窓越しにPENTAX K10Dで撮ったのがありますが,みます?
さて,気を取り直して,
まだまだGX200の写真が続きます。
↓今回の記事は,レビュー3回分くらいの量がありますので,ご容赦を!
一泊目の宿は,湯の川温泉 湯元啄木亭 ISO 64
ご飯は,お腹いっぱい食べられます。夜はバイキングを選んだのですが味はそれなり。部屋に入ると仲居さんが,夕食のオプションを聞きに来ます。「舟盛り」とかね。でも,こういうの,あまり好きじゃありません。基本のバイキングの料理がおいしくなければ,+でお金を払っても満足度が低そうな気がするし,肝心の夕食の内容を見る前に聞きに来るのは,ちょっとずるいなと思うから。夕食は,部屋で食べることもできます。朝食の方は良かったかな。パック旅行なのでわからないけど,たぶん「価格なり」なんじゃないかな。見た目は立派だし,多分泊まる人によって評価の分かれるホテルだと思います。
2日目は,北海道昆布館から。
ISO 64
パック旅行って,だいたいトイレ休憩とか,昼食で立ち寄るところで,お客さんがお土産物を買うことで,安くなっているんですよね。旧態然としたドライブイン形式で快適ではないところもまだまだ多くあるようです。が,この昆布館,お土産物屋さんにしては,かなり手がこんでます。建物の半分は,ミュージアムです,昆布の。
「昆布ソフトクリーム」です。磯の香りとちょっぴりの塩加減,なかなかいい味です。ミルクとのミックスではなくて,ぜひ,単品コンブで,いって下さい。イヤミのない味なので,後悔しないと思います。でも,万が一ダメだったら,近くに置いてある無料の昆布茶でお口直しを。って,コンブ尽くしですな。
ISO 64 ハマナスの実がなっていました。Yさん,教えてくれて,ありがとう!
GX200は,広角のまま1cmまで被写体に寄ることができるので,構図を変えて,いろいろと楽しめます。ズームを使えば画角を狭くして,よりボケのある写真を撮ることもできます。
大沼公園では,普通の遊覧船もあるのですが,時間の無い観光客用に,モーターボート遊覧ができるようになっています。遊覧船で4,50分かかるところを,10分で。時間短縮,さすが日本人の考えることですね。ボートが傾くところは,ちょっとスリリングです。
大沼・小沼のモーターボート遊覧を,GX200で撮影した動画で撮りました(ごめんなさい!現在視聴できません)。
で,モーターボートに乗船した瞬間に「笑って!」と写真を撮られます。遊覧が終わると,「いかがですか?」とプリントされた写真を見せられるのですが,この写真がイケてません。全く。プリントは悪いし,用紙も安物。誰が,これを買うんだろう?ってくらい。せっかくの一眼レフが泣けてきますよ。写真を撮る人だったら,たぶん我慢できないクオリティ。要改善です。
で,大沼公園で,2008年は,10月4日にハロウィンイベントがあります。ジャンボカボチャのランタンづくりや仮装チャレンジなどがあるようです。半日,大沼公園で時間を作れる方は,是非。予約の締め切りは,10月2日(木)17:00です。
お昼は,長万部でカニ三昧。

枯れたヒマワリ畑の真ん中に,大きなカニのオブジェ。なんだかシュールです。以前は,お店の看板に使われていたのでしょうか? <拡大>
続いて,先日サミットが行われた洞爺湖へ。

GX200は,24-72mmの光学3倍ズームレンズを搭載しています。
ISO 64
35mmフィルムカメラで24mm相当の画角 <拡大> EXIF情報では,5.1 mmと記録・表示されます。Windowsのプロパティだと,「5mm」と省略されるようです。
望遠端は,72mm相当。うっすらとサミットの会場となったザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパが見えます。<拡大> EXIF情報では,望遠端は,15.3 mmと記録・表示されます。
GX200には,有効画素数約1210万画素で普及型のコンデジよりやや大きめの1/1.7型CCDを搭載しているので,<最大に拡大(オリジナルファイル)>して,欲しいところをPCでトリミングすれば,やや足りないこともあるズームの代わりになります。あまり高倍率のズームではない分とレンズの明るさもあって,手ブレ補正の効きもちょうどいいのかもしれません。バランスいいなと思います。
一眼レフタイプのカメラとコンパクトデジカメを比べても仕方がないのですが,参考までに,K10Dの28-300mmと比べると,28mm(42mm相当)と300mm(450mm相当),
なんて具合になります。やっぱり,GX200を買うなら,テレコンは,欲しいかな。
ここからは,小樽に向かいます。
途中で立ち寄った「中山峠」のポテトフライは,おいしいですよ!

一緒に買ったシラカバの樹液を集めた「森のしずく」。こっちは,ビミョーでした。
GX200のマクロは,狭いバスの席でも,かなり近寄って,しかも広角で撮れるので,便利ですね。
小樽は,たぶん約20年ぶり。ずいぶんとあか抜けた街に変わっていました。

でも,運河は,そのまま。びっくりドンキーのお店が先頭になっていたのは,ちょっと驚いたけどね。
「回転寿司」で(笑)。ま,気分ですよ,気分。
大正12年に北海道拓殖銀行として造られた歴史的な建物。<拡大> 小林多喜二が,ここで働いていたのだそうです。
ここでひと休み。
ここは今,ホテル ヴィブラント オタルという名前になっているのですが,その前の前は,もっと違ったホテルの名前だったはず。どなたか覚えていらっしゃる方,いませんか?「小樽ホテル」かなぁ…,でもなんか違う気がする

で,今のホテルは,喫茶室とチョコレート屋さんが,ホテルの一階ロビーを分断しているという,ひどいことになっていて,ちょっとガッカリ。久しぶりに高い天井と,雰囲気のある内装を楽しみたかったのに…。
夜は,札幌まで戻り,さっぽろテレビ塔から大通公園の夜景写真を撮ろうと思ったら,なんとさらに高いビルができているんですね。

札幌の碁盤の目のようにキレイに区画整理された街が織りなす光の絨毯,ぜひ最大に拡大してみて下さい。
この写真はPhotoshop Elementsで編集してありますが,ここまで写ってくれれば編集しがいがありますよね。いやぁ,札幌の夜景,堪能しました。(オリジナルと撮影データは,こちら) オマケで申し訳ないのですが,Tレディの皆さんも,キレイでした。
もしかしたら夜だけかもしれませんが,エレベーターの明るさが,展望階に近づくと照度が落ちるのは,いい工夫だなと思いました。とてもオシャレな場所です。
ISO 64 JRタワーからみた南側の夜景。テレビ塔も写ってます。
で,久しぶりの札幌で,行ってみたかったのが,「らーめん五丈原」
覚悟していたのですが,全く並ばずに入れました。そんな日もあるのかな?
ウリのとんしおは,通信販売もありますが,今回は,新作の「ばん辛みそらーめん」,行ってみました。 <拡大>
GX200のマクロ,ボケ方も実にいいですね。実は,GX200って,望遠端でも,約4.0cmまで寄れるんですよ。
肉もたっぷり。味のしっかりついた辛いスープも飲み干してしまいたいくらいでしたが,北海道に来てからどれだけ食べてんのかと自問自答,グッと我慢しました。ま,

二泊目の宿は,アートホテルズ札幌。ご覧のように夕食は,外だったので,レストランのレベルはわからず。天然温泉があります。朝食は,バイキングではなく,和食セットを。スタッフの対応も良く,気持ちよく食べられました。
最終日の3日目の目玉は,旭山動物園。

山の斜面を使った,今話題の動物園です。平日でもかなりの混雑。2時間たっぷりいたのですが,目玉のシロクマやペンギン,アザラシなどの行動展示を楽しむだけの時間がありませんでした。思ったよりも規模が小さく,その割にお客さんがたくさん来るので,動物をみせる工夫だけでなく,お客さんに効率的にみせるためのインフラを何とかしないといけないかなと思いました。レストランもお土産物屋さんも大混雑です。でも,冬のペンギンのマーチを見るために,また行かなくちゃとは思ってます。
あ,そうそう,今ケロッグのキャンペーンで,「旭山動物園」のオリジナルDVDついてます。そろそろ終わっちゃうかもしれませんが,僕はこれを見てから行きました。
動物の写真は,さすがに72mmまでのGX200には,荷が重いので,PENTAX K10Dと300mmの望遠で撮影しました。撮った写真をスクロールしたものを,GX200の動画機能で録画したのでお見せします。
で,GX200も,再生モードで,このくらいのスクロールスピードが欲しいんですけれど,無理でしょうか?
いよいよ新千歳空港に戻ります。途中で美瑛・富良野に立ち寄りました。
ISO 100 写真は,富良野の写真家,前田真三のギャラリー「拓真館」。<拡大>絵画のような四季を通じた富良野の写真は,いつまで見ていても飽きません。写真のテクニックなども紹介されているので,風景写真を撮る人には,かなり時間が欲しい場所かも。
GX200では,逆光や明暗差の大きいシーンでも,輝度の分布などを自動的にコントロールして白とびや黒つぶれを押さえてくれる自動レベル補正機能がついています。一般的なコンデジだと,露出を空に合わせたときと建物に合わせたときで,かなり雰囲気が変わってしまうことが多いのですが,GX200だと,建物に合わせても空が白飛びすることが少ないような気がします。これって,いわゆる「ダイナミックレンジの拡大」機能ですね。
ISO 100 裏には,ラベンダー畑が広がっていました。残念ながら,ラベンダーは,つみ取られた後。でも,美瑛らしい丘陵風景の広がりは,GX200と一緒に十分楽しめます。<拡大>
さらに,「フラワーランドかみふらの」へ

GX200の手軽に使える広角と食材にじっくり近寄れるマクロ,北海道では特に便利ですね。
で,お決まりのラベンダーソフト。

最後に,自分でもぎ取って,皮を剥ぐところまで体験した「ゆで・とうもろこし」
これが,びっくりするほど美味しかったですよ。トウモロコシって,もぎ取ってから6時間以内が一番美味しいんだそうです。いや,ほんと,ごちそうさまでした。こんな感じでもぎ取らせてもらえます。
その時は,どんなカメラを持っているんだろう?
というわけで,旅行記は,ここまで。
今回の旅行は,
日本旅行・赤い風船で,「ベストルート道南三都めぐり 3日間」のツアーを申し込みました。けっこういろいろと自分たちの好みでカスタマイズできたのと,ガイドさんと添乗員さんの頑張りで,充実した内容になりました。
≪赤い風船≫ 2名様より出発保証! *ときめきカントリー北海道* ベストルート 道南三都めぐり 3日間/基本プラン/たっぷり観光プラン
<総評> とにかく,良く写る,いいカメラです。カリッとしたシャープな描写がいいですね。背面の液晶モニターの表示もとてもキレイです。このカメラ,いろいろな設定を変えられるのが楽しいのですが,ただ撮るだけのビギナーの方でも,十分楽しく使えると思います。ネックは,値段かな。でも,質感と機能を考えたら,十分リーズナブルだと思います。
ズームのないGRD-IIと比べる人もいるかもしれませんが,僕には,手振れ補正もあるGX200の方があっているように思いました。
自動開閉レンズキャップLC-1は,必携です。モニター期間中,一度も元のレンズキャップに戻すことはありませんでした。
<気になるところ> 液晶ビューファインダーVF-1は,結局ほとんど使いませんでした。GX100が出たときに,こんなのがつけられるのは,楽しいなぁと思ったのですが,メガネやコンタクトとをしていると,視度調整はできるのですが,かなり画像が丸くなるのと,ちょっと圧迫感があるので,背面液晶で十分だなと思いました。
空の色が,若干不自然に写ることがあります。これは色ズレ?
<デザインと質感> 持った瞬間の感触。こういうのを大事に考えられるメーカーは,大切にしたいなぁと思います。まぁ値段もそれなりではありますが。マットブラックのボディは,キズもつきにくく手にもしっくり来ます。VF-1をつけたときの格好は,今ひとつかな。サイズと重量も,男の手には,馴染みよく,ちょうどいい重みです。グリップもしっかりしているのでホールド感も悪くありません。胸ポケットに入れておくのには,サイズは大きくレンズの出っ張りが気になります。
<操作性> ボタンのクリック感も,シャッターの重みもちょうどいい感じ。反応もキビキビしています。スイッチオンからのレンズのせり出しとシステムの立ち上がりも,それほど待たされる感じはありません。メニューの系統もリコーのデジタルカメラを持っているからというのもありますが,わかりやすい設定はよく考えられていると思いました。
<画質> ISO 800,ISO 1600は,この画質なら,要らないかなぁ。まぁ,緊急時用ということで。これ以下のISO感度なら,ノイズは,少なめでした。今まで使ったことのあるコンデジよりもレンズが明るいことが,相当使い勝手を良くしていると思います。スナップ用のデジタルカメラとしては,十分かと思います。暗いシーンでも感度を上げずに安心して使えるのは,普及型デジカメに対して大きなアドバンテージだと思います。
<機能> アスペクト比は,4:3,3:2,1:1のフォーマットが選べます。モノクローム写真を撮るときには,さまざまな色合いが選べるので,使いこなせるようになるのが楽しみなカメラです。
ファンクションボタンやマイセッティングは,さまざまなシーンで好みの設定を覚えさせておける便利な機能です。今回の旅行でもかなりの枚数をISO 64で撮りましたが,手ブレ補正は,十分な効きだと思います。水準器の表示も便利。
<電池のもち> CIPA規格準拠だと,付属充電池のDB60使用時で約350枚。今回の旅行では,2日目の夜に充電をしました。単四形アルカリ乾電池なども使えるので,出先で充電器を忘れたなんて緊急時(約30枚撮影可)にも便利です。

<今後への期待> ・カメラが若干大きくなるかもしれないのですが,着脱式の液晶ビューファインダーよりは,1軸式でもいいので,跳ね上げられるような背面液晶があると,かなりのローアングル,ウェストレベルでのショットができるようになるので,そんな感じの新機種が出るといいなぁと思います。
・望遠端の72mmは,やっぱり物足りないかな。せめて100mmまで。で,画質の変わらないオートリサイズズームは便利なのですが,できれば,4:3の画角以外でも使えるようにしてもらえると,便利です。
・本体内でトリミングができるといいなと思います。R8やR10ではできるので,ソフトウェアで何とかなりそうな気も…。
・マクロ撮影時,通常撮影時ともにAE/AFターゲットの移動が可能なのは便利ですが,同じ被写体を三脚などに固定して何枚か撮るときに活用できますよね。できれば,タッチ式の液晶になると,もっと簡単でいいなと思います。
・MacのiPhotoやApertureでRAWファイルが扱えるようになるといいなとは思いますが,これは,APPLE側の問題。僕の場合それほどRAWファイルを扱うこともないので,困ることはありませんでした。
・ADJ.レバーは,是非R8やR10の様なジョイスティック型にして欲しいなと思います。さらに設定がシームレスになるはず。
ぜひ,このレビューを「みんぽす」で評価してください。(「みんぽす」の使い方)
今回の記事には,たぶん「まわりぶろぐ」史上最大の53枚の写真がひとつの記事に使われています。ここまでじっくりとみていただき,本当にありがとうございます。
GX200購入を検討されている方は,この記事が参考になるようでしたら,是非,ブックマークなどして,また来ていただければと幸いです。

GX200で撮影した写真と外観を,Flickrユーザーの反応が高い順にまとめました。
GX200のレビュー記事は,4本ですが,これ以外にも,
汗とビールとテニスボール,
佃・住吉講例大祭2008年の1日目,
佃・住吉講例大祭2008年の2日目,
亜寿加でランチ@渋谷,
KaBar(カバール)御茶ノ水/神保町・ランチ,
この雑炊には,うっとり。入谷・野風(のかぜ),
等の記事でGX200を使っています。レタッチしているものもありますので,参考までにご覧下さい。
その他にも,まわりぶろぐの記事に載せていない写真もたくさんありますので,お時間があれば,ぜひ,ご覧下さい。
最後になりましたが,RICOH GX200という楽しいカメラを貸していただいた,「みんぽす・WillVii」さんとRICOHさんに,心から感謝します。あっという間の1ヶ月でした。現在Caplio R7を使っていますが,かなり揺さぶられています(笑)。
このレビューはWillVii株式会社運営の国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
- 商品を無償でお借りして、レビューを掲載しています!
- ブロガーへの報酬、指示は一切ないので、完全に中立なレビューです!
「モノフェローズ」サービスに興
味のある方はこちら。
みんぽすのモノフェローズになったいきさつは,こちら。
<参考>
デジタルカメラ・RICOH(リコー) GX200 オフィシャルページ
みんぽす:[RICOH(リコー)] GX200 レビュー集ディレクトリ
購入時のリスクがない「プラボ」で,RICOH・「GX200 ボディ」に入札する。 レビューリンクもたくさん!「プラボ」で,リコー・「GX200 VF KIT」の価格推移を確認する。 (「プラボ」について)
「楽天」で,RICOH(リコー)GX200のカタログ・価格情報を調べる。
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コメント
北海道、色々行きたかったところへ回られたようでよかったですね。
カメラも試せたし、有意義な旅だったのではないでしょうか。
北海道は、やっぱりソフトクリームでしょうかね(笑)。
投稿: yuko | 2008.09.02 13:58
yukoさん,コメントありがとうございます。
北海道に行ったら,やはり冬でもソフトクリームです。
僕らも,なんで,4つしか食べなかったんだろうと思いますよ。
投稿: HAMACHI! | 2008.09.02 20:19
夏休み、楽しい時間を過ごされたようですね。
元道民としては、懐かしい風景も有ったりして
このエントリ、楽しく拝見しました!
それにしても、GXいいですね~
夜景の写真にノックアウトされてしまいました。
うーん、ほすぃい~(笑)
投稿: かぢ | 2008.09.03 02:46
かぢさん,コメントありがとうございます。
おかげさまで,食べ放題の,写真撮り放題の,北海道旅行でした。
写真を撮り始める前は,「拓真館」なんて,単なるトイレ休憩の場所でしかなかった(←言いすぎ)のですが,今回は時間も短くて,また北海道に個人的に来ることがあったら,ちゃんと時間をとって見たいと思いました。
GX,ちょうど価格的にもこなれてきましたし,おひとつ,いかがですか( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: HAMACHI! | 2008.09.03 06:39
ときどき拝見していますが、素晴らしいレビューありがとうございました。
小さくて良く写るカメラを検討中なので、たいへん参考になりました。
この画質と機能でこのサイズのカメラは少ないと思いました。
とうもろこしが美味そうですね☆
投稿: 大臣。 | 2008.09.28 13:02
大臣。さん,
こんな長いレビュー記事をロードしていただいた上に,うれしいコメントまで頂き,ありがとうございます。
良く写るカメラとしてGX200,検討に値すると思います。特に景色は広角レンズが活きるので,いいですよね。
トウモロコシ,ぜひ,もぎたて6時間以内のを食べてみて下さい。ほっぺた落ちますから!
投稿: HAMACHI! | 2008.09.28 13:30