ヒーローの日常と弱点。「ハンコック」
というわけで,ソニーが誇るCineAlta4K デジタルシネマ・システムで上映をしているというので,丸の内ピカデリー1で,「ハンコック」を見てきました。
フルHDの4倍を超える超高精細映像ということなのですが,最初のオープニングのロゴが出てくるあたりは,す,すごいな!って思いましたが,慣れちゃうもんですね。しっかり画面を見ようと思って前の方に座ったのですが,まぁ,シャーリーズ・セロンが,外人さんにしちゃ,ずいぶんお肌が綺麗なこと!それはわかったのですが,やっぱり4Kじゃないのと比べてみないとダメですね。見る目がないというか,映画に集中しちゃったというか…。
でも,これって,フルハイビジョンの後は,やはりこういう規格が待っているということなんでしょうね。きりがないなぁ,ホントに。
で,「ハンコック」です。
ATOKで変換すると「半コック」になっちゃうんだな,これが。
嫌われ者のスーパーヒーロー,「ジョン・ハンコック(ウィル・スミス)」,自分が何ものであるかも知らず,悪人退治は続けるモノの,ハンコックの態度の悪さとやり過ぎで,ロサンゼルスの市民からは,総スカン。ちょっとかわいそうなヒーローですが,まぁ飲んだくれて,イビキかいてたりするので,スーパーヒーローにしては,なんか人間っぽいヤツです。
ひょんな事から命を助けたのが,広報戦略の仕事をしているレイ・エンブリー(ジェイソン・ベイトマン)。レイが,ハンコックのプレゼンを手がけることになって,さぁ,大変!
というお話。
ストーリー詳細(by goo映画)
まぁ,まだ映画を見てない人は,これ以上,読んで予習しないままの方が,いいと思います。
↓
レイの奥さんのメアリー・エンブリー(シャーリーズ・セロン)の態度が伏線にはなっているのだけれど,あんな展開になるとは…。いや,だとしたら,シャーリーズ・セロンの演技力って,すごいかも。
いわゆるヒーローモノとは,一線を画する作品だと思います。
「グッド・ジョブ」が言えたときは,ちょっとホロッと来ますよ。ホロッと来たところで終わらないのが,この映画の醍醐味かも。
ヒーローは,なんとなく不死身なのが普通と思ってましたが,まさか,さらに不老不死の身体だったとは思いませんでした。でも,そんな彼にも彼自身も知らなかった弱点が…。
そうそう,「John Hancock」は,200年以上前のアメリカの政治家で,マサチューセッツ州の知事さんだった人の名前。アメリカの独立宣言に最初に署名した人です。
評価してあげることって,重要なんだなぁとしみじみ。
迫力はありますが,軽く観られる映画です。4K上映じゃなくても大丈夫だと思います。
同じくヒーローモノのバットマン「ダークナイト」の重さがズーンと来た方は,バランスをとるために,どうぞ。
○田奈○子さんの字幕訳は,あいかわらず,不親切で安定していないなぁ。
もっと他の人使おうよ。
というわけで,65点。
パンフレットは購入せず。
DVDは,買わないと思います。
続編,あるのかなぁ?
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コメント
戸○○津子さんっすか(--;)
「幸せの1ページ」も彼女でした(--;;
投稿: Neko | 2008.09.19 11:48
Nekoさん,コメントありがとう!
そうそう,彼女。
なんかね,映画と,リズム感,ニュアンスが合ってない気がするんですよ。KYみたいな。
投稿: HAMACHI! | 2008.09.20 15:31