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リコー・GX200を持って,北海道に行ってきました。レビュー最終回の今回は,作例をたくさん載せながら,旅先でGX200を使いながら感じたことを書いていきます。
このレビューは家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
今までの「RICOH GX200」のレビュー
第1回目のレビュー:概要 第2回目のレビュー:「祭」を撮る 第3回目のレビュー:もっと注目されてもいいハズの知られざる機能
4回目の今回は,実写レビューの最終回です。旅行記をまとめつつ,GX200の評価をしていきたいと思います。
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今回の旅行のルートは,こんな感じ。道南を中心に,旭川まで足を伸ばしました。
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旅行ガイド【北海道】
まず,降り立ったのは,函館の地。
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あいにくの雨模様で,津軽海峡も,やや荒れ気味。夜は,百万ドルの夜景を眺める予定なのに…。
一羽のかもめが,こちらをあざ笑うかのようにバスを一瞥します。
移動中のバスの車窓からの一枚ですが,やや暗めなのに,あまりブレもなく撮れました。<拡大> <オリジナルファイル>
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向かったのは,函館の朝市。<拡大>
新鮮な海産物を買うのが目的…,
ではなくて,
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こちらの,「どんぶり横丁」。函館は,イカが有名なのだそうです。
同じようなお店が建ち並び,どのお店に入ったらいいのかわからず,とりあえず食べたいモノの組み合わせがサンプル
にあった「馬子とやすべ食堂」に。
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ここのお店,芸能人のサイン色紙もいっぱいあって,多くの観光客を相手にしているはずなのに,都会のお店と違って,実にのんびりしてます。テーブルが空いたところからお客さんを入れるのでもなく,4人待っていたら,4人分の1テーブルがあくまで,次の二人連れのお客さんがいても,先に入れることはしません。まぁ,「順番重視」ということもあるのでしょうけれどね。もちろん,待っているお客さんの注文をとることもしません。
テーブルについてから,バスに乗り遅れるんじゃないかとヒヤヒヤしながら,待つこと20分。
出てきましたよ,「北海丼」!
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サンプルと比べて,どうでしょうか?
GX200には,写真を撮った後に色合いを編集して新たに記録することができる機能がついています。
ちょっと試してみました。
オートでレベル調整したもの。 <拡大>
続いて,マニュアルでさらにレベルを調整して,少し明るくしたモノ。 <拡大>
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さらに,ホワイトバランスを,やや温かみのある色に変更。
GX200のモニターでは編集画面上で,元の画像がサムネイルで表示されるので,これを見ながら編集を加えることができるのが,便利だと思います。
参考として,Photoshop Elementsで色合いと明るさを変えたものがこちら。
ちょっとやり過ぎました。が,GX200は,編集用の画像の素材としても素直な写真を撮ってくれるような気がします。
え?「味は,どうだったか?」ですって?
たぶん,築地の場内で食べた方がコストパフォーマンスは…。
って,ことで,ひとつ。
いや,行きたかった場所だったので,それなりに満足ですよ。
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元町の函館市旧公会堂。国の重要文化財に指定されています。細かい部分までよく写っています。最大に拡大してみると,たぶん「ハイカラ衣装館」でレンタルしたと思われる衣装を着た人まで写っているのがわかります。少し斜めから撮ったので,広角レンズのクセが出てしまっていますが,GX200には,ディストーションの補正機能があるので,歪曲収差はきちんと修正されています。 日本人が作ったコロニアル風の洋館なのですが,日本人が作ったというアイデンティティが,「唐草文様」として,残されているんだそうです。
オフィシャルページにある正面からの写真は,かなり離れたところから撮ったモノ。実は,旧公会堂の前は細い道で,通常のレンズやカメラだと,両端がかなり切れてしまって全景はまず入らないんですよね。正面には大きな(余計な←失礼!)掲示板があったりして,なかなか構図としては難しい建物です。なので,ここまで写し込めたのは,24mmのGX200ならでは,ということになります。ワイコンがあれば,全部入ったかも。
ISO 64 函館ハリストス正教会 <拡大> こちらも重文です。なんと,御茶ノ水のニコライ堂より古く,日本正教会発祥の地なのだそうです。地元の人からは,「ガンガン寺」との愛称で呼ばれているのは,鐘がガンガンなるからとのこと。親しまれていますね。元々ここについていた鐘は,今,ニコライ堂につけられているというのも,なんだか面白いお話。
次に行ったのは,五稜郭…ですが,ま,五稜郭タワーにのぼらないと全景はみられないので,ここは
夕張メロンソフトだけお見せして,次の函館トラピスチヌ修道院へ…。
ISO 64 函館トラピスチヌ修道院の前にあるログハウス風の「市民の森 売店」で売っているソフトクリームは,絶品です。濃厚かつなめらか。北海道のソフトクリームは,乳脂肪分が高めにしているのだそうです。<拡大>してみますか?バスガイドさんも絶賛。ぜひ。
どこがトラピスチヌ?というツッコミには,お応えしかねます(笑)。
雨でね,まともな写真が撮れなかったと思って下さい。
続いて,函館の赤煉瓦倉庫群へ。
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電子水準器は,タテイチでも横でも表示されるので,便利。でも,被写体が真正面にいないときは,水平がとれていても斜めになることがあるので,最後は,自分の感性ですね。いいじゃないですか,写真,楽しく撮りましょうよ。
で,GX200は,再生表示時のカメラの姿勢に応じて,撮影したときの正位置で画像が確認できるように,再生画像が自動的に回転表示してくれます。
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GX200のモノクロモードは,ほんとにすごい!
これだけのために,GX200を持っていてもいいかなぁと思うほど。特に暗部の階調表現は,とても気持ちよいものです。 <拡大> 無粋な電柱がなければ,ヨーロッパの街並みに…,見えませんか。 <オリジナルファイル> GX200は,モノクローム写真でも,色の濃さやコントラスト,シャープネスもお好みで調整できます。
そうそう,
ISO 64 函館ヒストリープラザの中にあった「寺子屋本舗」。もともとは京都のお店なんですが,各地の地元の名産を採り入れた「おかき」を売っていて,この串に刺した「ぬれおかき」,かなりおいしかったですよ。
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結局,香港,ナポリと,世界三大夜景のひとつ,函館の百万ドルの夜景は,雨でGX200は,持ち出すことができず断念。函館山の2合目付近からバスの窓越しにPENTAX K10Dで撮ったのがありますが,みます?
さて,気を取り直して,
まだまだGX200の写真が続きます。
↓今回の記事は,レビュー3回分くらいの量がありますので,ご容赦を!