Life-Xとソニー・ディラー・コンベンション(Sony Dealer Convention) 2008・レポートその1
グランドプリンスホテル新高輪で開催された,「ソニーディーラーコンベンション2008」に,「みんぽす」さんからご招待され,参加してきました。
いや,正確には,コンベンションは,そっちのけで,ソニー製品(<ブラビア>,VAIO,“α”,「サイバーショット」,“ハンディカム”などについて,ソニーの技術者や商品開発担当者から開発ストーリーや秘話などが直接聞ける,ソニーディーラーコンベンションの「ブロガーセミナー」にたっぷり参加してきました。
招待された60名のブロガーさんのうち,モノフェローズのみなさんも15名ほどいらっしゃったようですが,どこかで,一度集まれると,よかったのにとも,思いましたが,まぁ,そんな時間もないほど,セミナーのスケジュールは,ぎっしり。
通常は,ソニーのお得意様,特約店さんのみが参加できる,レア度の高い展示会なのですが,たぶん,10年くらい前に,なんだかわからず招待券を頂き一度行ったことがあります。その時も,サイバーショットを使いながら,恐竜の骨の発掘を写真におさめるというイベントがあって,家族や子連れでも楽しめる,エキスポ的な企画もたっぷり楽しめる盛りだくさんな展示会です。
セミナー会場に行ってみると,「いやぁ,僕なんかが行っていいの?」ってくらい,ソニーへのパッションが熱い方々が集まっていました。みなさん,型番でお話されるんですから,僕なんか全くついていけません。
いや,原因は,わかっているんです。うちのテレビ,まだ4:3の25型のキララバッソなんですから。いや,このテレビ,ほんとよくもちますよ。ソニータイマーってなんですか?ってくらい。映像系が全く遅れちゃってるんですよ。
なので,ブルーレイにしろ,薄型テレビにしろ,ああ,やっぱりそろそろ買わなくちゃねって,ちょっぴり焦る気持ちにさせられる製品群。新型のブルーレイレコーダーなんて,商品開発の方が「ちょっと昔のテレビでも,HDMI端子があれば,キレイに写るようになるんです。」って,うちのテレビ,完全に「蚊帳の外」状態ですから。Blu-rayは,ソニーが製品を発売してから,すでに5年。遅れすぎですね。ここにいると,取り残され感,ありありです。
で,SDC 2008で気になったテレビなんですが,「BRAVIA ZX1」,すごいですよ。40型で厚さ9.9mm!画面と本体は,ワイヤレスでつながっているので,背面にも余分なモノはなにもありません。ファンレスで余計な音は何も聞こえてこないというコダワリの製品です。LEDバックライトを上下左右4辺のフレーム部だけに搭載した「エッジライトLED」システムで,光を拡散させて画面を照らしているのだそうです。放熱と強度確保のためのオールアルミ製。表面にはコダワリのヘアライン加工。
薄型と言えば,「有機EL」。コンベンションのプレゼンでは,ますます大型化できる目処がついたという発表も。方向性は全く違うので,ソニーは,「有機EL」と「液晶」は,別物と考えているようですが,ユーザー側は,どうなんでしょう。薄いキレイなテレビが欲しいと思うと,価格と耐用年数を考えなければ,「有機EL」テレビに期待しちゃいますよね。ただ,現時点では,SONY XEL-1は,11V型の大きさだけ。でも,ディスプレイ最薄部約3mmです。2011年まで待てるか?というと,やっぱり,先に液晶テレビかもしれません。
僕はどちらかというと液晶よりプラズマの絵の方が好きなのですが,最近,一瞬,どっちがどっちだかわからないくらいクッキリした反応性の高い液晶テレビ出てきてますよね。BRAVIAのXR1が,コントラストもXEL-1と同等の100万:1以上と,かなり高くて,目が覚めるようなキレイな画像が表示されていました。で,この高コントラストの秘密は,バックライトを部分制御できるんです,このテレビ。映像の暗い部分では不要な発光を抑えることができるので,コントラストを高くすることができるという仕組み。「黒」のしまり方が,全く違うんですよ。バックライトって,ずっと点灯しっぱなしなものだと思っていたので,これには,クラゲもビックリです。
さて,ソニー製品が一堂に会する,ソニーディーラーコンベンション。ブロガーさんのみ潜入できた「ブロガーズ・セミナー」の内容について,少し書いておきます。
↓
まずは,ライフログサービスの「Life-X」
9月10日に発表された新しいサービスです(プレスリリース)。
「ライフブックマーク」とか「ライフログ」なんて言葉が使われていました。自分で撮影した写真や動画,インターネットで見かけたちょっと気になる記事,自分のメモ,なんでもクリップして,メタデータやデータそのものをオンライン上に一カ所に集めて,便利に使おうというサービス。データは,友達や家族と範囲を指定して「アルバム」という形で,ウェブブラウザ上で共有することもできます。
パソコンだけでなく,PSPやPS3,ケータイ,アプリキャストに対応したブラビアなどマルチデバイスに対応しているところも面白いところ。DSやWii,iPhoneでも使えるようになるといいですね。なかなか難しいかもしれないけど。リアルタイム性が高くなるケータイデバイスには,十分に迅速に対応できるようにしておいた方がいいと思いますよ。Sekai cameraなんて,面白そうだもん。
日常生活でクリップしたモノは,日記のようにタイムラインに沿って表示されます。また,写真だけをタイムライン上に表示したり,動画のみを表示したりすることも可能です。
YoutubeやeyeVioなどの動画やFlickr,フォト蔵などの写真共有サービスといった,他のWebサービスとも連携して,Life-X以外のWebサービス上にある写真や動画,ブログなどもLife-Xから一元管理できます。ユーザー個々に与えられるのは,500MB程度なので,それぞれの個別のファイルシェアリングサービスと競合するモノではありません。
プレスリリースにある動画が,とても楽しくてわかりやすいので,一度見て下さい。
このプレゼンの動画,
↑eyeVioで公開されていました。同じモノフェローズ仲間のkozyさんに教えてもらいました。ありがとうございます!
イメージは,オンライン上の「自分の部屋」。そこでシェアした写真や動画に,コメントをつけることもできます。例えば,友達と一緒に「夏休みの思い出」をシェアして,遊びに行った場所の写真や動画を地図上で共有することもできます。それぞれの機器に見え方,使い方が最適化されているそうで,例えばBRAVIAからは,選択式のコメントを入れることもできます。
使い方は,難しくなさそうです。ただ,「音声には対応しているのですか?」と質問したら,開発者の方がちょっと困ったような顔をして「著作権をクリアしないことには…。でも,そのうち…」と答えが。まぁ,動画も写真もクリアしなくちゃいけないんですけれど,CDからそのままmp3データを共有されてしまうのが一番怖がっているところじゃないかなと思いました。ボイスレコーダーをもっている人は,フツーに「声」をクリップしておきたいって思うんじゃないかな?と思ったので。
9月25日からは,テスト運用期間としてクローズドベータ版での招待制による公開を実施します。今も500名限定でエントリーできる状態ですが,多くなれば抽選制となるとのこと。ただ,今回このセミナーに参加したブロガーさんは,もれなくご招待されるので,もし,この記事を読まれている方で,Life-Xに参加されたいという方がいましたら,コンタクトして下さいませ。
ログインには,メールアドレスとパスワードという方式。どうせなら,OPEN IDを導入すればいいのになぁとも思いました。ま,いろいろと今後に期待って,ことで,まずは,クローズドβサービス,楽しみにしています。
次のレポートは,やっぱりα900かな。
SDC2008に参加されたブロガーさん達のレポートは,こちらにトラックバックで集約されています。僕も素のところを何枚か写真に撮られちゃってますが,ソニーファンブロガーさん達と開発者やマーケティング担当の皆さんの熱い思いが伝わってくると思います。
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