« R10,帰宅。 | トップページ | ニコン(Nikon)D90で,夜景・イルミネーションいろいろ。実写レビュー(その3) »

Sony Ericsson Cyber-shot W61Sとは,どんなケータイだったか。

5月にCyber-shotケータイ W61Sを購入してから約半年。

デジカメ,ワンセグ,Bluetoothが入った全部入りケータイとして,かなり期待されたケータイです。

実際のところはどうだったか,そろそろ書いてみようと思います。

au オフィシャルページ
Sony Ericsson オフィシャルページ

<デジタルカメラとしての機能>
W61Sは,ソニーのデジタルカメラブランド“Cyber-shot”を冠したデジカメケータイですが,実際のカメラとしては,今ひとつな印象です。
カメラの機能としては十分。スマイルシャッターや顔認識は便利だけど,肝心の画質は,とてもとてもウェブで本気で使えるようなものではありません(あくまでも個人的な感想ですよ)。ケータイ内のみで完結する使い方なら,液晶もキレイで十分なのだけれど,残念ながら,他の環境にもっていくと,鑑賞に堪えられるものではありません。スペックは,すごいんだけどねぇ。
ケータイのカメラなので,使い勝手が悪いことは目をつぶっても,最近のCyber-shotくらいの画質クオリティは,維持して欲しかったですよ。極端な話,DCS-T2にケータイの機能を物理的にプラスしてくれるだけでもいいんですけどね。ケータイとデジカメを別々に持ち歩かなくてすむかと思ったのは,はかない夢でした。

W61Sで撮影した写真をスライドショーで。

<ケータイとしての機能>
まぁ,あまり「電話」として通話することはないのですが…。
最初のうちは,笑ってすませていた不具合。一度修理にも出しました。
最近,勝手にまた再起動するクセが出始めたような気がします。
気がするってのは,どうしてかというと,取り出したときに,キーロックがかかっているから。
その瞬間を見たことはないけど,電源を入れた時と同様になっているからですね。
勝手に電源が落ちていることも,たまにあります。

ポケットに入れておくときには,物理的なスライドスイッチで,キーロックをしておかないと,勝手に電話をかけてしまいます。これは,スライド式ケータイだと,仕方がないことなのかも。充電器にもなっているクレードルに差すと,スライドスイッチが下になっちゃうので,これまた不便。
文字入力時に,キーの反応が遅くなることもしばしば。「KCP+」プラットフォームって,本当に正解だったのかなぁ。今までに4回もアップデートがありましたが,そのたびに良くなった部分というのは,あまり実感がないんですよね。ただし,音楽を聴きながら,マルチにメールをチェックできたり,サイトを見たりすることができるのは,かなり便利だと思います。でも,EZwebが,なんだかつながらないことが多いんですよね。これは,どっちが問題なんだろう…。

Ezweb,メール,アプリなど,シーンによって,例えば「戻る」キーが違うこと,メニューの並び方や見せ方に統一感がないこと,だいぶ慣れてきてしまいましたが,もうちょっと練って欲しかったなと思います。例えば,マナーモードのボタンだって,せっかく独立しているボタンなのに,いつでも機能する訳じゃないのは,ユーザーとしては,「どうして?」って思います。

<音楽プレーヤーとしての機能>
これは,bluetoothヘッドセットとの組み合わせが,とても便利。室内で使う方が,音飛びはありませんね。外で使うと,空白の時間がかなりの頻度で発生します。これは,Bluetoothのクセなんでしょうか?
W61Sは,ほとんど,カメラやケータイの機能よりも,デジタル音楽プレーヤーとして毎日持ち歩いているような気がします。

そうそう,LISMO Portが3.0になってました。インストールを完了させるのに何度も再起動しなくちゃいけないのは,面倒。だいたい,LISMO Portを立ち上げたから,アップデートがあるって検知している訳なんだから,アップデートプログラム途中で,「LISMO Portが立ち上がっています。終了させてください。」ってメッセージは,失礼だよね。自分でなんとかしろよって思います。プログラムデザインが,うまくないなぁ。

<まとめ>
1日ちゃんと電池が持たないケータイって,どうなんだろう?

通信機器としての信頼性は,低いなぁと思ってしまいます。

連続待受時間は,約230時間ってあるけど,音楽を聴いて,カメラを使って,ウェブをチェックして…なんて,使い方をしていると,半日くらいで「充電してください。」って出ることも。
これだけ高機能なケータイなんだから,通話にだけしか使わないってヒトは,あまりいないですよね。デジカメ機能に期待して購入するヒトも多いとは思うけど,そのデジカメが一番の電池食いのような…。
もちろん,使い方には個人差があるので,2,3日もつヒトもいるかもしれないですが,このあたり,カタログスペックとしてちゃんと表示できるような測定基準があるといいですね。

ここのところ,1円,0円で売っているようなところもあるようですし,新規なら逆にキャッシュバックもあったりするようなので,発売日当日に買った値段とは全く違うので,コストパフォーマンスの評価としては,購入した時期でだいぶ印象も異なるかもしれません。

あぁ,あと1年半,この端末を使わなくちゃいけないのは,ちょっとキツイかも…。
ケータイアップデートでなんとかなるように,かすかに期待しましょう。

- 「まわりぶろぐ」トップページに戻る -

|

« R10,帰宅。 | トップページ | ニコン(Nikon)D90で,夜景・イルミネーションいろいろ。実写レビュー(その3) »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Sony Ericsson Cyber-shot W61Sとは,どんなケータイだったか。:

« R10,帰宅。 | トップページ | ニコン(Nikon)D90で,夜景・イルミネーションいろいろ。実写レビュー(その3) »