え?,そんなところまで?!ナナオ-モノフェローズイベント「EIZO FORIS.HD DT27ZD1」ブロガーセミナー
みんぽす・モノフェローズ向けに開催されたEIZO FORIS.HD DT27ZD1のセミナーに参加してきました。
液晶テレビ FORIS.HD DT27ZD1-WT 液晶テレビ FORIS.HD DT27ZD1-BL
すでに,1年ほど前に秋葉原で開催されたEIZOのイベントで,FORIS.HDはじっくり見たつもりだったのですが,新しい発見がいくつもありましたよ。
「EIZO」と「ナナオ」の関係ですが,会社名は,「ナナオ」で,ブランド名が「EIZO」です。
古くからパソコンやMacに触れていたヒトには,「ナナオ」の方が通りが良いかもしれませんが,ブランドとしてはすでに12年ほど前から,日本でも「EIZO」がユニバーサルブランドとして統一されています。「NANAO」は,北米と日本で使われていて,「EIZO」は,1984年から「環境」にも優しいイメージをもったブランドとして,ヨーロッパで使われてきました。
インベーダーゲームのモニターを作ったことで飛躍したナナオですが,創業当初から一貫して変わらないのは,「ユーザー目線の,モノ作り」。インベーダーゲームだって,「長時間ゲームをしていても,目が疲れにくい画面」を意識していたそうです。
石川県で地道にもの作りを続けるナナオですが,最近では,ロンドンのシティのディーリングルームに何千というモニターを納入したり,航空管制用のモニターもEIZOのものが使われているそうですよ。そこで意識されているのは,ユーザー目線だけでなく「きっちり色が出ること。秒単位で大きく変化する情報が,長時間トラブルなく映ること」が重要になってきます。
今回のセミナーが開催されたのは,東銀座の「EIZO Galleria銀座」。
EIZOガレリアでは,EIZOの製品に実際の映像や音声を楽しめるオーディオルームや,商品に触れることができるタッチ&トライコーナーが用意されていて,その場で製品を購入することもできる直営店兼ショールームとなっています。
↓初めて見るFORIS.HDの中身へ!!
FORIS.HDは,基本的にはPCやMacの画像も映せる,フルハイビジョンに対応した液晶テレビです。
すでに画質と音質の良さは,前回にもじっくり堪能させてもらっているので,今回は,開発者の新田さん,営業のキタさんから,じっくりと,FORIS.HDへの想い,もの作りへの熱いコダワリを,実際に体験しつつ,実感することができました。
<背面のコダワリ>
配線をする部分を見せてもらうためにカバーを開けてもらいました。
結線をしやすくするために,水平方向からプラグを差せるように向きを考えているとのこと。
他社では,確かに,下から差さないといけないのがありますよね。
<デザイン重視,でも,それ以上にユーザー目線重視>
で,ここにHDMI端子がついているのですが,もうひとつ,右側に。
これは,ハイビジョンに対応したビデオカメラやゲーム機本体をつなぎやすくするために開けたとのこと。デザイン的には,開けたくなかった場所でした。
「なんで右側なんですか?」と質問したところ,日本人には「右利き」が多いから,とわかりやすいお答え。
EIZO FORIS.HD DT27ZD1は,日本専用のモデルなんだそうです。ブラウン管の時代でも,各地域で異なる磁気に合わせて調整をしたモノを出荷していたんですって。
さらに,この部分から本体基板にデータを流すための部品が,このFORIS.HDの中で最も値が張る部分なのだそうです。使いやすさにこだわった結果なのですね。ただ絵が出ればいい,音が出ればいいというのは,ナナオとしては絶対に許せないそうです。
<リビングに置くテレビとしてのコダワリ>
背面パネルを外してもらいました。こんなこと,他のセミナーでは絶対やってくれませんよね。
ここは,本体とスタンドをつなぐ部分。コダワリのアルミダイキャストが,しっかりと本体を支えてくれています。
そして,本体がぐらつかないように,スタンドの底には,鉄板が。
FORIS.HDは,このスタンドが取り外せて,モニター用アームがつけられるといいなぁと思っていたのですが,これを見たら,無理だということがわかりました。さらにこのデザインは,ユーザーの目線が適切な位置に来るようにと高さまで考えられた結果なのです。でも,しっかり,「アームあると,チルトやスイーベルより便利ですよね?」ってお願いしてみました。まぁ,画面が大きな分,それを支えるアームもかなりしっかりしたモノになりそうですけれど。
FORIS.HDを置いたリビングルームなどに,お客さんが来たときに,たとえ裏側であっても,排気口から,中の基板が見えない工夫です。
単に穴を開けてあるのではなくて,穴は,「L」字型に開けてあって,角度をつけても,見えにくくなっています。
そして,内面のトップは,なぜか黒くなっています。
これも,外側から上を見られたときに,中身が見えないようにとのコダワリ。
「お客様が求めているモノを作る」これがナナオの基本コンセプト。
画質の良さは,モニターで培ったヒトへの優しさの現れ。
音質の良さは,今までのテレビの概念を凌駕する音質と音場を。
機能は,今までのテレビにできない提案を。
デザインは,他社ではできない挑戦を。
以前から欲しいなぁと思っていたFORIS.HDですが,こんなところまでこだわっていたの?!とビックリさせられることばかりで,ますますそそられてしまいましたよ。
今回のセミナーに参加された他のモノフェローズさんの記事が,ナナオ:FORIS.HDセミナー(みんぽすトラックバックセンター)でも読めるようになっています。ぜひ!
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コメント
ディスプレイと言えばナナオですよね~。
あこがれのブランドでした。
個人で買うには価格的に厳しいってのと、 E55D あたりから低価格ディスプレイ対抗?っぽくてちょっとマイナスイメージで、その後の LCD で出遅れ感があって・・・。でもやっぱり映像専業はプロユースには良いんでしょうね。
お金があったら買うんだけどなぁ(笑)
投稿: Neko | 2008.12.04 09:34
Nekoさん,コメントありがとうございます。
ブラウン管の頃からあこがれていたNANAOのディスプレイ,やっぱり一度は,ちゃんと使ってみたいですよね。
価格もだいぶこなれてきたし,今回のセミナーで,以下にユーザーのことを考えているかが伝わってきたので,次のモニターは,EIZOにしようと思ってますよ。
投稿: HAMACHI! | 2008.12.05 08:52