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「PENTAX K-m」にリミテッドレンズをつけて,50歳の東京タワーを撮ってみた。

ペンタックスの初心者モデルとはいえ,コンパクトな本体に機能をぎゅぎゅっと盛りだくさんに詰め込んで,ミドルレンジのデジイチを持っているユーザーさんをもうならせる「PENTAX K-m」。ママさん専用モデルにしておくのはもったいないほど,簡単でキレイに撮れるカメラです。デジタル家電を中心とした良質なレビューが集まる「みんぽす」を運営するWillViiさんを通じてPENTAXさんから,この「K-m」をお借りしてモニターをしています。

前回のレビューは,こちら,
第1回目:「光都東京・Lightopia 2008」実写レビュー

strawberry delivered

PENTAX K-m Monofellows review

このレビューは家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で) みんぽす

まずは,WillViiさんに許可をもらい,2008/12/17にリリースされた「正方形トリミング」が追加されたK-mのファームウェアを,自分でアップデートしてみました。

サイトからファームウエアと説明テキストが一緒になった自己解凍形式の圧縮ファイルを,オフィシャルページからダウンロードして実行します。説明テキストではないほうが,ファームウェアです。このファームウェアをSD/SDHCカードのトップディレクトリ(フォルダー内ではない場所)にそのままコピーします。

あとは,この説明テキストを読みながら同じことをすれば,問題なくアップデートされるはずですが,一応,簡単に流れを。

K-mのMENUボタンを押しながら電源レバーをONにすると,ファームウェアバージョンが表示されます。お借りした「K-m」は,バージョン1.0でした。
電池に十分残量があるのを確認して,K-mの電源をOFFにします。
ファームウェアをコピーしたSDカードあるいはSDHCカードを本体内に装着。
MENUボタンを押しながらカメラの電源レバーをON。
自動的にファイルの確認が始まり,「PROGRAM UPDATE」表示に切り替わります。
英語でアップデートをするか?と聞いてくるので,十字キー(上,下)で「YES」を選んで「OK」ボタンを押します。
液晶モニタに「UPDATING」と表示され,アップデートが開始します。
PHASE1とPHASE2にアップデート作業が分かれているのですが,PHASE2に意外と時間がかかるので,あわてないように。
液晶モニタ 左下に「COMPLETE」と表示。十字キーの上のライトが点滅します。
ここで,電源をOFFにします。
SDカード・SDHCカードを再びPCにつなげて,コピーしたファイルを削除。
以上で,作業は終了です。

一応,何が起こっても自己責任でお願いしますが,とっても簡単なので,ぜひ,トライしてみてください。
で,このファームウェアをアップデートすると,自分が撮影した写真を「正方形」にトリミングすることができます。

今までのトリミングだと,43mm limitedで撮影した冒頭の写真は,ちょっと左下が寂しいなと思ってトリミングすると(実際には,これ以上イチゴに近寄ると,焦点が合わない),
trimmed strawberry

こんな感じで,これでも十分美味しそうに見えるのですが,ブログのこの欄(横幅約500ピクセル)を十分に使ってみたいとか,正方形フォーマットを使ってみたいという時は,「正方形トリミング」が便利です。ただし,これは撮影済みの画像に使えるトリミング加工なので,撮影時のスクエアフォーマットに対応しているわけではありませんので,ご注意を。将来的には,撮影時にファインダーで正方形に切り取れるようぜひ,対応してもらいたいですね。

square trimmed strawberry
拡大

さらに,K-mは,カメラ内で撮影したファイルをいろいろと画像編集することができるので,イチゴのヘタの緑を強調して,こんなデジタルフィルターを後からかけることもできます。

green days
チョコレートがけに見えなくもない…?賛否両論かも…。
デジタルフィルターのかけ過ぎにはご注意を。

ま,本論に戻りましょう。

さて,今回は,実写レビューの2回目。

お借りしたのは,Wズームレンズキットですが,手持ちのレンズをいろいろと試してみたくて,まずは,レンズの性能にとことんこだわったリミテッドレンズをつけてみました。

今回のレンズは,FA43mmF1.9 Limited。ズームのない,いわゆる「単焦点レンズ」。
F1.9の明るさで,描写力を極限まで高めた高性能レンズです。PENTAX K-mや,今自分が使っているPENTAX K10Dにつけると1.5倍の焦点距離になるので,標準レンズというよりはやや中望遠レンズになります。K-mのEXIF情報には,「35mm版だと64mmだよ。」と教えてくれるようになってますね。

先頃発表された,来年値上げされるレンズ群の中に,このFA43mmF1.9 Limitedも入っています。料理なら「おいしさを」,風景なら「空気感」をしっかり写し込んでくれる,僕のお気に入りのスナップレンズです。

今まで撮りためたK-m以外のPENTAXのデジタルカメラによる43mmを使った作例へのリンク

PENTAX 交換レンズ「FA43mmF1.9 Limited」の価格を検索する
僕が購入した当時より1万円以上値段が下がっています。見なければ良かった…。
ただし,最近は,この値上げの発表を受けて,リミテッド系のレンズは,かなり品薄になっているようです。

さて,
K-mで撮影すると43mmリミテッドは,こんな感じに写し撮ってくれます。

たとえば,茄子の入ったミートドリア。
meat doria by PENTAX K-m 43mm limited
大きくしてみてください。

たとえば,半熟卵の乗ったカルボナーラ。
Carbonara by PENTAX K-m 43mm limited
白身のぷるぷるしたところを大きくしてみてください。

夜景も,ブツ撮りも,レンズが明るいので,得意です,このレンズ。
time stamp waiting for yummy present
左の写真を拡大 右の写真を拡大

今回は,WillViiのスタッフの方を,かなり意識した被写体になってます。
(ウソです。たまたまです。)

夜景とデジタルフィルタの組み合わせ,そして,東京タワーへと実写レビューは続きます。

光都東京・ライトピア2008の経験から,今回は,感度の上限をISO400に設定してみました。

rail tracks carry me back to the real world
都内のど真ん中に,踏切?!って最初は,驚きました。ここ,雰囲気ありますよね。

で,さらに,ここを思い出の場所にするデジタルフィルターを,工夫してみました。

rail tracks carry me back to the past
「赤」の色を抽出して,他の色を抑え,ソフトフィルターをかけています。拡大

上に書いたようにペンタックスK-mのファームウェアを1.10に上げると,正方形トリミングだけでなく,「ヘルプボタン」に「撮影メニュー3」で,「デジタルフィルタ」を割り当てすると,ヘルプボタンから,撮影時,再生時それぞれに,デジタルフィルタを呼び出すことができるようになります。

で,いよいよ東京タワーですが,今回も,夜景撮影,三脚なしで挑戦してみました。

東京タワーは,今年が50周年。正式オープンが12月23日。昨日がお誕生日でした。
開業50周年記念月間となる12月1日より,新しいライトアップ「ダイヤモンドベール」がスタート。

Tokyo Tower 50-year-anniversary
大江戸線の赤羽橋駅を降りて横断歩道を渡ってすぐのところから見える東京タワーが,まず,好きです。(拡大

20:10~22:00は,この写真のように「ダイヤモンドヴェール・ホワイトダイヤモンド」と呼ばれるライトアップになっています。

Tokyo Tower 50-year-anniversary Tokyo Tower 50-year-anniversary

PENTAX K-mは,手振れにも強いですね。この日は,けっこう風も強かったのですが,レンズが明るいということもありますが,かなり助けてもらいました。左写真拡大 右写真拡大

Tokyo Tower 50-year-anniversary
43mmのレンズだと,あまり東京タワーまで近づきすぎると,広角レンズとは違って,全景が入れられなくなります。拡大 (「ありゃ,ノイズが?…」と,思ったら,この写真だけ,ISO 800になってました。撮影に気をとられて,どっかいじったかな?)

まわりを見回すと三脚を使って這いつくばるようにして撮っていらっしゃる方も。まぁK-mは,どちらかというと気軽なお散歩カメラですから,そこまでしなくても…とは思います。でも,お散歩カメラなのに,ここまで撮れてしまうのは,やはりすごいなぁと思いました。ブレのない写真を撮れる確率を上げるためには,やはり一脚や三脚が有った方がいいのは,確かです。

K10Dを買ってから約2年。省略されたモノもありますが,K10D以上の機能がこのK-mには入っているような気がします。技術の進歩もすごいし,ペンタックスの小型化への情熱にも,頭が下がります。

Tokyo Tower starry birthday night
足下の,この位置が,ギリギリのライン。
撮影時にかけられるフィルターの一つ「クロスフィルター」をかけて,きらびやかにしてみました。(拡大) (最大に拡大

K-mの買い方として,ズームキットを買うという方法もあるし,キットレンズは,K-m専用に開発されたモノなので,キットとして買うしか手に入れる手段はありませんが,最初から高性能のレンズと一緒に購入すると,いきなりK-mの能力を最大限に発揮できるようになります。ライトピアの写真と東京タワーの写真を見比べて,多少の差を感じる方は,ぜひ,一つ上のレンズも候補に入れてあげてください。

日本でもそのうち発表されると思われるK-mのホワイトボディとシルバーの「FA43mmF1.9Limited」の組み合わせ,かなりかっこいいと思います。

ライトアップは,2008年12月25日まで。

次回は,DAレンズ編かな。

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というわけで,
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このレビューはWillVii株式会社運営の国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
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みんぽす・モノフェローズ

みんぽすのモノフェローズになったいきさつは,こちら

<参考>
PENTAX K-mオフィシャルページ

PENTAX K-m スペシャルサイト

ペンタックスの交換レンズ

みんぽす:PENTAX K-m レビュー集ディレクトリー

自分で値段を設定できる「プラボ」で,PENTAX K-mボディの価格を設定してみる。

◆ビックカメラ.comの情報と価格

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コメント

こんにちは!
限定の化粧をした東京タワー、素敵ですね!

このPENTAX K-mをお借りする事になって、DA40Limitedを購入してしまったのですが、さすがにFA Limitedは良さそうですね!!
もうちょっと資金的に余裕があったら、HAMACHI!さんのレビューに釣られてポチっとしてしまいそうな勢いです^^;

PENTAX K-mにLimitedレンズ、私も大賛成です(^^)

投稿: かもねぎ | 2008.12.27 01:05

かもねぎさん,コメントありがとうございます!
すごいですよね。レンズとK200D本体まで購入されてしまうとは!! DA40Limitedは,K-mにもよく似合いますね。

僕も一本いっときたく…(+_+)\パキッ!

投稿: HAMACHI! | 2008.12.28 04:56

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