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ポケットスタイルPC「VAIO type P」

バイオC1から10年。ウワサでもちきりだった,ソニーのVAIOのネットブックこと,New Mobile VAIOの正体が,明らかになりました。

その名も「type P

店頭モデルの型番は,VGN-P70HとワイヤレスWANモデルのVGN-P80H。
オーナーメードモデルは,VGN-P90NS,VGN-P90S,VGN-P90HS。

「ポータブル」のPかと思ったら,「ポケット」のPでしたね。
ポケットに入る大きさじゃなさそうだから,まさか…とは思ったのですが。オフィシャルページでも,インプレスPCウォッチでも,無理矢理(…か,どうかわかりませんが)ポケットに入れてますね。
片手でつかめるVAIOノートです。

「スマートに持ち歩ける,使える」という意味での「ポケット」とのこと。

サイズは,約幅245×奥行き120×高さ約19.8mm
重さは,店頭モデルで634g!SSDモデルは,もっと軽く588g。大容量バッテリー装着時は758g
軽いですねー!封筒というのは,「ダイレクトメール」の封筒サイズ(長形3号,洋形0号)とほぼ同等(120×235mm)の大きさ。

type Pは,この封筒には入りませんが,大きさがイメージしにくければ,A4版の紙を三つ折りしたサイズを作ってみてください。縦を+2cm,横を+3cm程度で,だいたいの大きさを実感できます。たしかに,超コンパクト!
これにより,キーピッチは,16.5mmが実現。キーストロークは,1.2mm。
僕にとって,キーボードのタッチは,なによりも気になるところです。

横長の液晶は,うわさ通り8型のウルトラワイド液晶。解像度は1,600×768ドット。アスペクト比は他に類がない25:12。横幅がある分,場合によってはwebページ2画面を並列に表示することも可能です。

カラーは,鉱物系をモチーフにした「クリスタルホワイト」,「ガーネットレッド」,「ペリドットグリーン」。

オーナーメードモデルでは,限定色の「オニキス・ブラック」も選べます。
キーボードの真ん中にあるスティックポインタのキャップもボディ色に合わせてあります。

CPU は,省電力プロセッサのAtomをVAIOで初めて搭載。
基本は,クロック周波数1.33GHzの「Z520」
16Mbpsまでのハイビジョン動画を再生可能な性能はあるようです。
  
2GBのメモリをオンボードに搭載(増設不可)

ストレージは,ハードディスクドライブなら60GB(店頭モデル)か,64GBあるいは128GBのSSD。
type Pは,ファンレス設計なので,静かでバッテリーのもちがいい,ゼロスピンドルモデルを選ぶこともできますね。
ハードディスクは,加速度センサー付き。落下時のヘッド待避機能がついています。

ネットブック系のCPUを使っているけど,中身は,ミニノート。
気になる駆動時間は,ATOM Z520で最長4.5時間。長時間バッテリーを装着すれば,厚みは3cmになるけれど,9時間に。Z540を選んだときは,標準バッテリーで30分程度短くなるようです。

ワンセグ(アンテナ内蔵),無線LAN(b,g,n),Bluetooth(2.1+EDR)搭載。無線WAN搭載モデルの「VGN-P80H/W」には,ドコモのFOMA HIGH-SPEED対応のワイヤレスWANモジュールを内蔵。

外部ディスプレイに接続するには,ディスプレイアダプタが必要です。プレゼンすることがあるヒトは,ご注意を。
OSは,Windows Vista Home Basicが基本。
ただし,OSを起動せずに,webの閲覧(ワイヤレスWAN非対応)やメディアを再生できるクイックに起動できるインスタントモードも用意されています。

1月9日(金)10時より先行予約販売開始,
1月17日より順次発売予定。

価格はオープンですが,店頭モデルは,99,800円程度から,オーナーメードモデルは, 79,800円から。

オーナーメードモデルでは,刻印サービスの他,高速なAtom Z540や,省電力が期待できる128GB SSD,ワンセグ,Bluetooth,ノイキャンヘッドフォンの有無などを選択可能です。例えば,後から装着できないものをフルスペックで装備すると約17万円になります。Z520で,SSD120GBでワンセグ無し,英文字キーボード,Bluetooth,ノイキャンヘッドフォン,ディスプレイアダプタ,ウォールマウントアダプタ,ウェブカメラ有りだと13万5千円。→オーナーメード・シミュレーション

CESで,ほぼ同時に発表された5インチワイドの800×480ドットの「OQO Model2+」は,スペック的に似通ったところもありますが,こちらはポケットに間違いなく入る大きさですが,コストパフォーマンスとキー入力のしやすさが犠牲になっている気もします。

type Pは,ほとんど,リークされていたウワサ通りですが,スペックだけでなく,現物を見て,ワクワクできるかどうか,キーボードを含めて手に馴染むかどうか,持ち歩いて便利なことはどんなことか,VAIOならではのコダワリを,触れるようになったら,実際に,目と手で確かめたいと思います。

<追記>
というわけで,VAIO type Pを,しっかりと確かめてきました。

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コメント

いや~、スペックといい価格といいトンガッてますよね!!

オイラの周りでは、もう数人買うとか言ってるしw
(その全員が C1 ユーザーだった人w)
相当売れるんじゃないでしょうか?

ささ、HAMACHI! さんも予約予約♪

投稿: Neko | 2009.01.09 02:45

Nekoさん,コメントありがとうございます。
type P,そそられますよねー!
すでに購入終了宣言をしていらっしゃるブロガーさんもたくさんいますよね。
僕の場合は,壊れかけたPCをリニューアルしなくちゃいけないので…,うーん,困った。
とりあえず,触ってきます。

投稿: HAMACHI! | 2009.01.09 20:16

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