遠いモノをぐぐっと引き寄せる。シグマAPO50-500mmF4-6.3 EX DG

いつもブログ記事のデジタルグッズネタを提供して頂いている「みんぽす」を運営しているWillViiさんから，とある日，こんなアナウンスがありました。

「シグマの製品で使ってみたいものない？」

これね，すごいことなんですよ。
会社の方から，使ってもらいたいorレポート記事を作ってもらいたい製品を貸し出すのが普通なのに，言えば貸してもらえるわけじゃないのはわかっているけど，「どれでも好きな物言ってみて」って，どんだけ大盤振る舞いなんだか…。

なので，欲しいけど，自分で買うにはちょっと躊躇する価格帯のグッズを考えました。
いや，ほんとは，　「APO 200-500mm F2.8」って書こうと思ったんですが，さすがに，260万円もするモノをお借りする勇気はなかったので（いや，そもそもペンタックス用がない），頑張れば買えそうな価格帯のAPO 50-500mm F4-6.3 EX DG（ペンタックス用）をお借りできることに。

ありがとうございます。

このレビューは「みんぽす」の無償商品貸出しを利用して書かれています。(詳細は末尾で)

届きましたっ！
↓

自分が持っているSIGMAのレンズは，近接撮影も楽しめる大口径広角レンズ「24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO」で，パーティや披露宴，夜間など，ちょっと暗めのシーンでけっこう多用しています。で，最大の望遠ズームレンズは，タムロンの28-300mm。500mmは，ミラーレンズを持っているのですが，こちらは単焦点でマニュアルフォーカス。ま，運動会やスポーツ観戦など，いざっていうときに，これぞ！っていうレンズにまだ巡り会えていませんでした。

シグマのAPO50-500mmF4-6.3 EX DGというレンズは，標準域に近い50mm(35mmフィルムカメラ換算で75mm）から，500mmの超望遠までカバーする高倍率ズームレンズです。カタログ的には，SLD（Special Low Dispersion：特殊低分散）ガラスを4枚使用（レンズ構成は16群20枚 ）して，撮影距離全域で，色収差を良好に補正するよう工夫されています。

APOは，色収差をおさえる特殊低分散ガラスを採用。
EXは，妥協のない設計思想を高い光学性能と操作性に結実させたシグマを代表するレンズに付けられる称号。
DGは，デジタル一眼レフカメラの特性に最適化設計されたレンズです。

APO50-500mmF4-6.3 EX DGは，50mmの時には，レンズの明るさがF4，最大の500mmの時でもF6.3と，日常撮りにも使えるズームレンズとしては標準的な明るさになっています。

さっそくPENTAXのK-7に装着してみました。撮像素子が35mmフルサイズなら，このレンズは50-500mmになりますが，K-7の撮像素子は，APS-Cサイズなので，1.5倍の75-750mm相当の焦点距離になります。

これで，ズームレンズを完全に収納した状態（50mm）になります。カメラと比べるとかなり大きいですね。三脚座も付属しています。重さは，1840gあります。ずっしりきますね。

最短撮影距離が100cmからになります。
1mというのは，こんな感じ。

撮影した写真は，こちら。

50mm ISO 800 拡大　オリジナル

ピントのあった部分の写りはシャープ，これといって問題はなさそうです。でも，この重さと大きさですから，やっぱり室内用じゃないですよね。最短撮影距離がかなり長いので，手軽に扱えるというわけではなく，やはり，コレは，外に持ち出してこそ，楽しいレンズなわけです。

さて，50-500という圧倒的なズームレンズを手に入れて，最初に行ったのは，予定通り…。

遠いモノを，ぐぐっと引き寄せてみましたよ。
乞うご期待！

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