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五感にしみわたる体験!越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」2009

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新潟は,十日町,津南町の「越後妻有」地域で,3年に一度開催されるアートフェスティバル「トリエンナーレ・大地の芸術祭」に,夏休みを利用して,一泊二日で一人旅をしてきました。

大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2009公式ガイドブック アートをめぐる旅ガイド 『美術手帖』2009年 08月号増刊
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アート作品数は,約370点が760km2に点在しています。これは,東京23区の約1.2倍の広さになります。
参加アーティストは,40の国と地域からの350組。

「トリエンナーレ?横浜のに行ったよ」って方もいらっしゃるかもしれませんが,実は,規模も5倍以上違う,日本では最大級のイベントです。

実は,このアートフェスティバル,親友からその魅力をたっぷり伝えられ続けていて,2000年の第1回から行きたいなぁと思っていて(でも2000年は,スリランカにいたので,ちょっと無理だったけど),早9年。やっと思いを遂げることができました。第1回からの恒久的作品も約160点ほどあります。

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約10年の風化具合が,作品によっては,それがまた,よかったりします。

行くまでは,規模の巨大さがイメージできなくて,十日町あたりに宿泊して,バスか歩きで何とかなるかな?と思ったのですが,とんでもない!自分のペースで見て回りたいヒトは,ナビ付きレンタカー必須です。僕の場合は,交通の便を考えて,越後湯沢を拠点にしましたが,泊まった宿が全く情緒のないところだったので,清津峡あたりの温泉宿を取るべきでした。


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免許の無いヒトは,しかたがないので,現地のバスツアーや大都市発のツアーに参加するという手もあります。
レンタカーのヒトは,電車と現地で各作品を見るために必要なパスポートが一緒になったプランや宿泊付きプランが便利です。日帰りだと,10作品もみられればいいところなので,宿泊も必須と言っておきましょう。レンタカーでプランニングするときは,バスのガイドツアーがまわる場所を参考にすると,有名な作品の見落としが防げるとは思います。が,バスが入れないようなところに,趣のある,自分にぴったりの作品と巡り会えるかもしれないので,参考程度でいいと思います。

各作品は,個別に料金を払ってみることもできるのですが,いくつも作品を見るのであれば,パスポートの方が確実にお徳です。パスポートに「祭」の印が増えていくのも,楽しみですし。パスポートは現地でも購入できますが,展示施設によっては「売り切れ」のこともあるので,セブンイレブンやローソンなどで事前に引換券を手に入れておくこともできます。作品は,道ばたに置かれているモノも多いので,パスポートが要らないところもありますが,最初に一括で3500円(大人当日料金,大学・シルバー(65歳以上)当日2,500円,小中高生 当日800円)払っておくのが,気持ち的にも楽だと思います。

パスポートは,会期中有効ですので,行き残したところを何度かに分けて出かけるというヒトもいるようです。会場では,大きなMAPも100円で販売しているので,これも手に入れておいた方が,全体像がつかめるので,便利です。個別の作品については,オフィシャルガイドブックを事前にどうぞ。ナビと連動できるぐらい住所や電話番号まで記載されているとよかったのですが,まぁ,人里離れた集落や,ヒトが全くいないところもあるので,これはしかたがないことかもしれません。また,案内板も各所に置かれているのですが,けっこう小さくて見にくかったりするので,うっかり行きすぎてしまうことも何度かあると思います。道が細いところが多いので,対向車やバックするときの方向にもご注意を。

あとは,虫除け,あるいはかゆみ止め必携です。僕は,甘く見てました。これから行くヒトは,パスポートを忘れても,虫除けは忘れちゃ行けません。手がしびれるほど毒虫にさされて,ひどい目に遭いましたから。それでも行く価値ありなフェスティバルです。

ケータイは,auかdocomoのものが便利です。iPhone3GSをナビ代わり,デジカメ速報用にと思ったのですが,山中では,ほとんどつながらず。ソフトバンクのケータイをお持ちの方は,行方不明になったと思われないようにご注意を(笑)。

車で走っていても,ほとんどすれ違う車もない場所が延々と続いたり,アート作品から元気や刺激をもらったり,自然と同化し,そして,土地の人たちとのふれあいまでも楽しむことができる祭典,都会では絶対味わうことのできない感覚が,まだ自分に残っていることに気がついて,ちょっとホッとしたり,忘れていた記憶を深くえぐられたりと,なかなか面白い体験でした。

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本日,午前9時から,NHK教育テレビの日曜美術館で,特集番組「緑とおにぎりとアートの里 妻有トリエンナーレ」が放映されます。
興味のある方は,是非。

<上記文章と写真は,しばらくの間,随時更新されます。>

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