GXRのメニューボタン長押しで,フォーカス拡大!
RICOHのRING CUBEで開催されたワークショップ「GXRな魅力にフォーカス」に,参加してきました。
参加された方の半分は,GXRユーザー,という構成でしたが,その他の方もGR Digitalユーザーだったりと,リコーのカメラの経験があるようでした。
セミナーが始まる前から,僕を含め,数人の参加者とカメラ談義。カメラをしっかり固定するためのストラップの思いがけない使い方も教えて頂きました。
セミナーの内容は,大別すると,GXRの10の魅力,撮影の3ステップ,GR DigitalとGXRについての3つ。
予定の1時間半を越えて,熱くGXRやGR Digitalの使いこなし方,写真の撮り方を,たくさんの作例をApertureを使いつつ,お話しくださいました。
↓
GXRの使い方は,なんとなくわかってきたものの,やっぱり,ちゃんとマニュアルを読まないとダメですね。
え?そんなところに,こんな便利な機能が?!ってことが,たくさんありました。
特に,ありがたかったのは,撮影時にGXRの「MENU/OK」ボタンを「長押し」すると,画面の中心が拡大されるという機能をおしえてもらったこと。
フレーミングをしながら,中央部だけ拡大されるので,全体のイメージを捉えつつ,フォーカスが確認できるという,とても便利な機能です。
で,さらに,その左隣にあるfn1ボタンで,MF/AFの切り替えが(デフォルトで)設定されているので,被写体が同じような距離にあって,何枚も撮る時には,Fn1でMFにして,あとはフォーカスリングを微調整するだけで,撮りたい瞬間に撮れるということ。
これ,オートフォーカスで何枚も撮ろうとすると,そのたびにジジジーっと,フォーカスを合わせに行っちゃうので,シャッターチャンスを逃すこともあったのですが,これを知っていれば,ストレスなく撮影を続けることができます。いや,ほんと,スゴイ機能だ,こりゃ。
たぶん,今日の参加者の方は,ブロガーの人もいらっしゃったのではないかと思うので,詳細は各所で書かれると思いますが,塩澤先生が話されたGXRの10個の魅力は,
1.高画質レンズ
2.しかもマクロ
3.センサーが一眼レフ級
4.軽量コンパクト
5.カメラがブレない
6.常にISOオートでOK
7.ピントを簡単にロックできる
8.MFがきちんと(確認)できる。
9.中央部分だけ拡大表示
10.ユニット交換式
でした。
前記の「MENU/OK」ボタンとFn1の組み合わせについては,7,8,9の部分ですね。
いやぁ,こんな便利な機能を使っていなかったなんて,勿体ないことをしてました。
これと先日のアップデートで,A12 50mmのフォーカスの遅さの大部分は,解消されちゃいました。
それから,写真撮影の3つのステップですが,
GXRでも,一眼レフカメラでも,塩澤先生が必ず踏んでいるステップとのこと。
他のコンパクトデジタルカメラでは,踏むことができない機種もあるので,それだけGXRが,デジイチと同等かそれ以上に使えるという証明でもあります。
その3ステップというのは,
1.ポイント→アプローチ
2.フォーカス→フレーミング
3.シュート→フォロースルー
写真のお話で,フォロースルーが出てきたのには,ビックリで,どうつなげるんだろうと思いましたが,なるほど,シャッターを押した後も心を落ち着かせて固定し続ける,「余韻」とのこと。
オートフォーカスだけでは,フォーカスのあった写真はとれないというわけ。
GXRとGR Digital 3は,カメラに任せられるところは任せて,自分にしかできないこと,つまり「絵作り」に専念できるようなカメラであること。
フォーカスポイントは,1点だけではなく,センサーと平行な「平面」でも捉えること。
これにより,フレームよりも大きな写真を,見る人にイメージさせることも可能であること。
すごいなと思ったのは,塩澤先生のGXRのA12ユニットには,レンズカバーがついていないこと。
しまうときには固いものと一緒にしないように気をつけては,いるとのこと。
これも,シャッターチャンスを逃さないためなんですね。
たとえば50mmの画角を自分の体に覚え込ませて(絶対画角),自分と被写体の距離から,どこが写るかをイメージすることができるようになるという話。1万枚撮るとそれなりに身につくようです。
帰り道で寄った「味噌カツ丼」のお店で,さっそくやってみました。
先生のお寿司の写真と,全く違うものが撮れてしまいました(笑)。
精進します。
えーっと,
とにかくフォーカスを合わせること,自分がブレないことに,情熱をかけていることが,セミナーの全般を通じて,熱く伝わってきました。
ストラップを頭に巻くっていうのも,やってみようっと。
塩澤先生,リコーのスタッフの方,ありがとうございました!
ぜひ,新しいカメラユニットが出たら,また,塩澤先生のセミナーを開催してください。
よろしくお願いします。
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コメント
HAMACHIさん、こんばんは!
誌上セミナーありがとうございました!
shiology愛読者の一人として、
大変ありがたく、そしてうれしい記事でした♪
同じカメラを持っていて、
こうも写りが違うものかと思っていましたが、
その裏には、こんなちょっとした工夫が隠されていたんですね。
特に、「フォーカスポイントは,1点だけではなく,センサーと平行な『平面』でも捉えること」のくだりは、なるほど!と思いました。
今まで、フォーカスポイントは1点と考えてきましたが、「センサーと平行な」平面ととらえることで、さらに、空間的な広がりが出てくるということなんですね。
スゴイ!です。
投稿: ebapi | 2010.04.01 00:05
ebapiさん,コメントありがとうございます。
喜んで頂き,何よりです。
僕もフォーカスポイントのことは,「ポイント」1点で考えていましたが,同じ距離のところで,合焦していることを思い出せると,また違った雰囲気の写真が撮れそうで,そんな被写体を探して撮り始めたところです。
次回の塩澤先生のセミナーはすでに満員のようですが,またきっと開催されると思いますので,ebapiさんも,ぜひ。
投稿: HAMACHI! | 2010.04.01 06:54