「今どこにいる？」にご褒美。"foursquare"

Twitterを見ていると，「I'm at ...(場所の名前）http://4sq.com/...」という書き込みをときどき見るようになってきました。

これは，foursquareというサービスで，ユーザーがどこにいるのかを宣言するというもの。GPSによる位置情報を使ったSNSです。アカウントをとれば，誰でも無料で使えます。僕も最近始めて，はまっているところ。

今いる場所を伝えるだけのどこが面白いの？と言われそうですが，friendになっているヒトがどこにいるのかがわかるのは，もちろん，面白いのですが，それ以上に，例えば，ある場所に「いるよ」と宣言（Check-inといいます。）すると，1ポイント，foursquareに登録されていない新しい場所(new venue)を登録すると5ポイント，10回新しい場所に行くと「Adventurer」のバッジが，25回だと「Explorer」，50回だと「Superstar」が授与されたり，同じ場所にヒトよりも多く行くと，「Mayor」の称号がもらえたりと，ちょっとしたご褒美があるのがこのfoursquareのそそられるところ。

例えば，市役所にはもちろん「Mayor(市長）」さんがいるのですが，foursquare上にもfoursquareのMayorさんがいるなんてこともちょっと可笑しいですね。

さらに，お店や場所について，Tipsを一言書き込むことができて，その場所を訪れた他のユーザーさんが参考にすることができます。海外では，foursquareにザガットサーベイがアカウントを持っていて，レストランなどのTipsを書き込んだりしているのが，ありがたかったりします。日本でもやってくれないかなぁ。ぐるなびとか食べログは，今一つ参考にならないし，あまりケータイとの親和性が良くないんだよなぁ。さらにハーバード大学もオフィシャルアカウントをもっていて，大学内外のガイドを書き込んでくれたりしています。こういう使い方もいいなぁ。

Twitterとの連携もできるので，アクティブなTwitterユーザーは，foursquareを使うヒトがますます増えていきそうです。iPhoneだと，アプリの立ち上がりも早いので，sekaicameraがfoursquareと連携できると面白いのになぁ。

ポイントの伸びや総得点をfriendとゆるーく競ったり，Check-inしながら散歩をしていると，友達に捕獲されたりと，なにかと便利なサービスでもあります。で，Mayorには最低2回の訪問でなれるのですが，一度称号をもらっても，その後ご無沙汰していると，誰かにMayorをとられたりすることもあります。なので，何かとこのfoursquareを使っているとアクティブさが求められるという仕組み。ただ，短時間のうちに次から次へとCheck-inできないように，3番目に古いチェックインから30分経ってないと新しい場所を宣言できないような，うまい仕組みにもなっています。

iPhone用のアプリが出ていますが，アンドロイドやblackberryでもアプリケーションが用意されています。

お店や会社，駅，だけじゃなくて，場所に名前が付いているポイントは，すべて登録できます。さらに，自分のお気に入りの場所に名前をつけちゃうと言う荒技も。そこが存在することを，他のfoursquareユーザーに気がついてもらって，有名なポイントになったりするのも面白いかもしれませんね。

まぁ，あまり自宅の周囲ではやらない方がいいかもしれませんが，仕事先や学校のまわりで使うと，お気に入りにしているユーザーが多いポイントとかがみつかって，街の新しい面が見えてくることも。また，お店を経営しているヒトは，もし自分のお店が登録されていないなら，早めに登録しておいた方がいいですよ。基本的には情報の編集権は，最初に登録したヒトにあることがひとつと，ここにリストアップされないお店は，foursquareの世界においては存在しないのと同等ですから。

3月8日現在，位置検索がついたAPPがiTunesストアから，削除されている状況なので，残念ながらしばらくの間，新しくAPPをダウンロードすることができなくなっています。なにがおこっているんだろ？最近のiTunesは，変だぞ。すでにインストールされているヒトは，問題なく使えます。

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