RICOH GXRの新カメラユニットをCP+で見てきました。
僕的には,今自分が使っているカメラシステムの将来がちょっとわかるんじゃないかと期待していたのが,リコーのブース。
なんと,ハッセルブラッドのボディがGXRにガチャコンと接続されているコンセプトモデルも。
これ,中村文夫さんが予想した次期GXR対応ユニットということなんですが,想像力豊か。これがたとえ妄想だとしても,リコーのブースに展示されちゃっているのが,スゴイですね。
↓
ま,ハッセルブラッドは無理としても,もうすぐ出てくる予定のユニットも触れませんが,展示されていました。
RICOH GXR P10 28-300mm F3.5-5.6 VC
こちらの中身は,CX3相当。GXRだからこそ!って部分があるといいなぁ。
こちらは,単焦点28mmのA12 28mm F2.5 のユニット。
「手ぶれ補正はつかないんですか?」とスタッフの方にお聞きしたところ,ちょっと詰まりながらも,「つかないと思います。」とのこと。まぁ,広角になれば,多少,手ぶれは目立たなくなりますからね。
でも,つけて欲しいなぁ…。
28-300mmユニットは2010年夏に,28mmユニットは2010年冬発売予定とのこと。
P10 28-300mmの実写レビュー記事は,こちらからどうぞ
GXR A12 28mmの実写レビュー記事は,こちらからどうぞ
GXRやGRD,CX3等で撮影した写真も大きく引き伸ばされて展示されていました。
さらには,リコーのカメラで撮った写真ではないのだけれど,後世に残る感動的な写真として,マグナムフォト社所蔵の写真の展示があったのが,とても素晴らしいと思いました。
「よい写真は,時間経ても感動が薄れず,むしろ,より強い力が宿ってくるものだ」
「カメラメーカーとして,提供できる価値の本質的な部分を,いつも大切に考えていきたいという気持ちを込めて,あえてこのような作品展示をさせていただきました。」
「小さなカメラを持ち歩くだけで,誰もが気軽に楽しめる,誰もが創造者になれる。そんな写真の楽しみ方を,これからもリコーは提案していきたいと思っています。」
リコーのカメラを持っていて良かったと思いましたよ。
「写真を愛する皆さまへ」と題して書かれたこの文章に,感激しました。
で,リコーがエコだなぁと思ったのは,セミナーの観客席。
イベントの時間が近づくと,どこからか椅子を持ち出してきて,観客席を作るという地味な努力。
席数もそれほど多くないので,トークショーの講師の方との距離も近くてとても良い雰囲気です。
で,僕が聞きたかったのは,数年前から「まわりぶろぐ」からもリンクしていて読んでいるphotoseason's blogで,北海道の雄大な自然や温かい人間関係を撮り続けている飯塚 達央さんの「GXRカメラ&フォトトーク」。
GXRボディと同時に発売済みのカメラユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 Macro」と「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」を使い始めた日からのインプレッションを,大阪弁を交えながら,軽妙に,でも語りの内容は熱く,お話ししてくれました。
撮った写真毎に,そのとき使ったユニットに付け替えながら説明をしていらしたのが,印象的でした。いや,飯塚さん,そーとーな男前です。この人の前だったら,みんなハッピーな顔になっちゃいそうです。僕もニコニコしながら,お話を最後まで聞き入ってしまいました。
GXRの外づけ液晶ビューファインダー「VF-2」は,単なる飾りではなくて,スクエアフォーマットで撮ったりするときの気持ちの入れ換えにも使える。しかも,被写体(人でも動物でも)と目が合わないので,被写体を安心させるという効果もあるというお話。
笑っちゃったのは,GXRはコンパクト機なので,高そうに見えないのもメリット。実は,それなりに高いんですが,普通のコンデジと同じくらいかなぁと思わせる佇まいは,家族持ちの人にも訴求性がある(らしい)。
ちょうど,最大で1万5千円のキャッシュバックキャンペーンが始まったところなので,いかがでしょう?
スライドをテレビ画面に映しつつ,何枚かはプリントしたものを持ってきて頂き,直接,会場のお客さんにプリントを渡して鑑賞してもらうなんて,かなりゴージャスですよ。ありがとうございます。
ひとつ,そう使うと便利だなと思ったのは,GXRは,「MY SETTING」という細かなカメラの設定を3つまで,ボディに覚えさせることができて,飯塚さんは,1,2,3のMY SETTINGに,3:2,スクエア,16:9と3つのフォーマットをそれぞれ記憶させているとのこと。スクエアフォーマットは,もちろんモノクロームの設定で。なるほど!と思いましたよ。
いいなと思った瞬間に、撮れる。コンパクトなカメラだけど画質に妥協しなくていい。リビングに気軽においておける。レンズと撮像素子と画像エンジンが一体化したユニット型だからこその画質。一眼レフに比べて,三脚も軽くできると,写真撮影にも余裕ができる。小さいカメラだからこそ,写し込めるものがあるんだなぁと再確認しました。
あ,GXR初のアップデート3月18日に公開されました。
RICOH GXRの実写レビューは,こちらからどうぞ。
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コメント
おはようございます!
読みごたえのあるレポートありがとうございました!
GXRのよさ、リコーという会社のすばらしさを再認識しました。
リコーの姿勢、好きです。
ラインナップを絞り、それぞれをじっくり育てるような開発姿勢とか、
カメラの左側面を直線にして、撮影時の安定保持を支援するこだわりとか、
故障修理依頼時のていねい・迅速な対応とか…。
投稿: ebapi | 2010.03.20 08:38
ebapiさん,コメントありがとうございます。
最近のリコーは,以前よりもずっとずっとユーザーに近づこうとしているのを感じます。お休みの日でも,ブログを見に来ていただいているようですし(笑)。
で,ebapiさん,新しいユニットは,どうしましょ?
投稿: HAMACHI! | 2010.03.21 10:25
こちら、リコーさんに見ていただいているんですか?
すごいですね!
A12 28mmユニットは、心惹かれますね〜。
冬のボーナスで手に入れたい!
と先の話ではありますが、思っています。
が、家の中では、
「今後10年間は、カメラ必要ないでしょ?」
との反撃に苦戦中です。
投稿: ebapi | 2010.03.21 18:53
ebapiさん,コメントありがとうございます。
たぶん,ebapiさんのところにも,リコーの方,みえてると思いますよ。アクセスログとかから,わかりませんか。
なので,たぶん,ブログやTwitterに希望を書くと,実現してもらえることもあるんじゃないかなぁ…なんて思ったりもしています。
カメラ本体じゃなくて,新しいユニットが増えても,ほら,たぶん気がつかれませんよ(悪魔のささやき)。
投稿: HAMACHI! | 2010.03.22 04:35
こんにちは!
お返事ありがとうございます。
そうでしたね。GXRは、ユニットじゃないですか!
悪魔のささやき…、いや、天使の誘惑でございます。
今後とも、いろいろな情報をご教示くださいませ!
投稿: ebapi | 2010.03.22 11:21