沓子として観るか,ミポリンとして観るか「サヨナライツカ」
大人のファンタジー映画です。
突っ込みどころは満載。でも,そんなことを気にせず,感覚で楽しむ映画なのでしょうね。
老けメイクは,うまいと思いましたが,うまいと思わせる程度なので,ちょっと違和感あり。
ただ,中山美穂がこの年齢になったからできる映画でもあるとは思います。
石田ゆり子演じる光子が,男を掌の上で遊ばせていながら,男には全く違和感を感じさせない女性として,甲斐性無しの男にとっては理想的な…というか,ある意味,すごすぎますよ,光子さん。
仕事や愛へのパッションが,豊役の西島秀俊から感じられなかったのも残念。そういう脚本なのでしょうけれど。
「中山美穂」が最後まで頭から離れなかったので,お話の登場人物としての沓子(とうこ)にも,豊にも,感情移入できませんでした。
でも,とにかく映像はとてもキレイ。
金にも愛にも困らない奔放な沓子が,彼の将来の「夢」にひかれたからといっても,どうしてあそこまで豊に入れ込めたかが,理解できなかったので,
65点。
パンフレットは買いませんでした。
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出す人と愛したことを思い出す人がいる。」
どっちだろうなぁ?って,余韻に浸れる映画です。
女性同士,男一人で,どうぞ。
状況が許さず諦めなければいけなかった大切な人との思い出があるヒトには,ぐっとくる映画かもしれません。
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コメント
沓子は、自分が見れないを夢をみている豊に憧れのようなものを感じたのかもしれません。。
女は時に、夢を追う男に惚れるものです^^;
でも本では、あんなに「夢」の強調はなかった。。
わたしもあの時間に2人がなぜあれほどまでに惹かれあったのか違和感を感じました。
でも恋とは、理由なしに惹かれあうこともあるということでしょうか・・・
でも男ってずるいと思いません?!
自分ばっかり、夢と家族を手にしてさ。。
死んでから愛してるとか言われたって(;一_一)
みたいな~
でも本当にキレイでしたね^^
中山美穂みたいになりたいわ^^;
投稿: 悠華 | 2010.03.13 19:43
悠華さん,コメントありがとうございます。
二人が惹かれ合ったのは,まぁ,「相性の良さ」なんでしょうね。理屈ではなく。
ただ,見ている側は,それを理解できないのは,描写できていないからだと思います。
え?男ってずるいですか?
ああ,こんなところで,責められても…。
投稿: HAMACHI! | 2010.03.15 07:24