ひっさしぶりの大黒家

浅草に寄るとついでに来てしまうのが，このお店。

でも，ずいぶん浅草にも来ていなかったので，大黒家も久しぶり。
このお店のURLはすごいね。「tempura.co.jp」ですもん，先見の明が，スタッフのどなたかにあったのでしょう。

さて，お店の前には，20人くらいの行列。
ちょっと肌寒い花曇りの日で，お花見のお客さんもいっぱいいたので，まぁ，このくらいなもんでしょう。

回転は速いとは思うのだけれど，それでも外で待つこと30分。

入り口の引き戸付近は，風が入ってくるので，ちょっと寒いんです。
ちゃんと閉めて下さいね，お客さん。

お店の中に入ってから，出されたお茶も飲みきって，天丼が出てくるまでに30分。
繁盛してますね。

やっとどいた天丼（海老1本，キス1本，かき揚げ１本で1,500円）が，こちら。

ちょっと色濃いエビのしっぽが，はみ出てます。PENTAX K-7 DA35mm macro＜拡大＞

ひさしぶりの香り！
と口の中へとかき込んでみたら，なんだか，以前の味とちょっと違うような。

最初の頃の，味の濃さと，しっとりのインパクトが，意識として薄れたのか，それとも時代の流れに合わせて薄味にしたのか，ちょっとあっさりした天丼に。

もちろん，衣がしっとりするまでたれをしみ込ませた大黒家のそれなんですけれど，もしかしたら，外国人のお客さんの好みにあわせたとか…って，それはなさそうですよね。

このお店，賛否両論あるのも承知の上です。僕は，この味，「あり」だと思ってます。B級にしては値段は高めかもしれませんが，まぁ，もとがおそば屋さんだと思えば，このボリュームと濃厚なタレにもなっとくできるじゃないですか。さくさく，からっと揚げられた天丼がお好みの方は，他のお店に行けばいいだけのお話。ただ，何も情報が無くて，初めてこのお店に入った人は，驚いちゃうかもしれませんね。

なにしろ，食の細い，うちの娘が親より200円高い海老2本の天丼を，ぺろりと平らげたところで，このお店の評価になるのではないかと。

まぁ，相変わらず，お店の人は，ちょっとクールな感じなので，この辺が，もう少し温かみのある接客になってくれるといいなぁとは思います。外国人相手だと，これくらいでOKなのかもしれませんけどね。

ごちそうさまでした。

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大黒家天麩羅 本店