フロッピーディスク,終了。
「フロッピーディスク:ソニーが来春で販売終了…国内最大手」ソニーは23日、3.5インチフロッピーディスクの国内販売を来年3月末で終了すると発表した。現在でもシェア7割の国内最大手だが、パソコンに接続して使うUSBメモリーなど大容量記憶メディアの普及が進み、役割を終えたと判断した。他の国内大手メーカーは既に撤退している。
たぶん,若い人だとフロッピーディスクを見たことも触ったこともないなんてことがあるのでは? 僕の場合,3.5インチはもちろんのこと,5.25,8インチも使ってました。フロッピーディスクドライブが定価で30万円なんて時代です。
需要がなくなった製品とはいえ,40年近くにわたり,代表的な記憶媒体として活躍したフロッピーディスク。昨年でもまだ,1000万枚程度の需要があったことに,ちょっとビックリです。3.5インチ一枚に,最近のデジカメの写真ファイル1枚が入り切りませんからね。まぁ,パソコン用としては,とうに存在意義はなくなっていますが,パソコン以外の,楽器や実験機器などに組み込まれたフロッピーディスクドライブは,まだまだ稼働しているものも多いのではないかと思います。
これで,パソコン以外の機器の買い換え需要が喚起されればいいのですが,結局3.5インチフロッピーに替わる記録媒体というのは,出てこなかったですね。USBメモリーやポータブルHDD,SDカードあたりが役目としては引き継いでいますが。
磁気媒体は,時間が経つと磁気の力が弱くなるので,大切に保存してあるフロッピーディスクも,気がついてみると読めなくなっていることも。まぁ,その前に,フロッピーディスクドライブがなくなってますか。
記録媒体は,読み書きができる環境も一緒に機能しないと,貴重なデータであっても,再現することができなくなるので,ここまでその環境を保証してきたソニーは頑張ったなぁと思います。
今だとクラウドに保存するという方法もありますが,少なくとも100年続くような持ち運ぶことができるメディアを,メーカーだけでなく,国や公的機関が一緒になって,規格を策定するなり,今ある技術の存続を保証するなり,何か考えた方がいいんじゃないかな。
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