写真展「白い夜」
北海道で活動されている写真家・飯塚達央さんの写真展「白い夜」に行ってきました。場所は,水道橋の飯田橋寄りの改札口から歩いて数分のところにあるアップフィールドギャラリー。
飯塚さんは,先日のCP+で,RICOHのGXRのセミナーを担当されていた方でもあります。
日曜日は,写真展が始まって3日め。写真を拝見するのも楽しみなのですが,初日から3日間は,スライドショー&トークがあるんです。職場が近くなので,ホントは,初日に行きたかったのだけれど,仕事が終わらず行けなくて。でも,じっくり作品も見られた昨日で良かったかも。
「白い夜」は,文字通り,北海道の夜の町の雪景色を撮影した写真展です。北海道の厳しい冬と街の様子が切り取られた写真が多いのかと思ったら,その逆で,街の明かりにほんのり照らされたやわらかな雪と,静かだけれどヒトのぬくもりや営みを感じさせる街角や民家などが共存して,写し出されている写真が多かったように思います。静けさは伝わるけど,なんだか寒さは感じさせない不思議な写真です。
まぁ,素人の僕が写真のあれこれを言うのも変なのですが,なかでもとくに3枚の写真に引かれました。
↓
一枚は,ベンチの上に積もった雪が,風(?)で,くるくるっと巻かれたようになっている写真。
それから,看板だらけのタバコ屋(?)さんの写真。
そして,「落雪注意」の看板のすぐ横に,来た人を待ち構えるかのように積もった雪の写真。
飯塚さんが狙っているかどうかは聞けなかったのですが,どの写真も雪に意志があるかのようで,ちょっとユーモラス。
その他にも30枚ほどの写真が展示されています。その他の写真もフォトブックで見られるようになっています。
一通り写真を見たところで,飯塚さんに「スライドショーがあるので,見ていってくださいね。」と声をかけていただきました。
スライドショーの始まりは,「白い夜」のイメージDVDの上映から始まりました。今日はもう一曲のおまけ付き(笑)。
トークイベントでは,飯塚さんの自己紹介からはじまり,写真を見せてもらいながら,どういう経緯で写真家として独立したか,どんなことを想いながら写真と向き合っているか,ご自身の家やアトリエ,近所のおじいさん,おばあさん,東川町が「写真の街」であること,ウェディング,ブライダルフォトを撮ったときのエピソードなど,かなり盛り沢山な内容でした。
上の写真は,この「白い夜」を撮ったときの出で立ち。やっぱり相当寒いみたいです。でも,「この情景は,俺にしか撮れない」という気概で,撮り続けているそうです。
普通の写真展だと,一見さんお断りみたいな,ちょっと怖い雰囲気,あるじゃないですか。わかるヒトだけ,わかればいいみたいな。だけど,飯塚さんはこうやって自分と自分のなりたちや想い,どうやって撮ったかを初めてのヒトにもわかりやすく伝えて,Twitterやブログもそうですが,ヒトとのつながりをとても大切にしているように感じました。だから,全国から飯塚さんに写真を撮って欲しいとわざわざ北海道まで出かけていくお客さんが絶えないんだろうなと思いました。
「白い夜」のブックレットも,その場でサインを書いていただいて購入しました。ブックレットは,銀座のRING CUBEに置いてあるときに一度見ていたのですが,オリジナルプリントを見てからブックレットを見ると,また違った味わいがありますね。
というわけで,次は,福岡だそうです。
「白い夜」は,5月9日までですが,飯塚さんは29日まで夕刻は在廊されているそうですよ。twitterはこちら。
ぜひ。
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