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レンズ内手ぶれ補正で夜景!SIGMA「17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM」ペンタックスマウント実写レビュー(その2)

SIGMA17-70mmF2.8-4DCMACRO-OS-HSM02

手ブレ補正OS(Optical Stabilizer)機構を搭載した寄れる大口径の標準ズームレンズ,SIGMA「17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM」を,「みんぽす」のWillViiさんからお借りしています。
第1回目の実写レビュー

17-70mmという使用頻度の高い画角(35mmフィルムカメラ換算で25.5〜105mm相当)をカバーし,開放F値2.8(17mm側)を実現,さらに2009年のモデルチェンジでは,手ブレ補正機構「OS(Optical Stabilizer)」を搭載してました。望遠側の開放F値はF4.5からF4へと変更されて,より暗いシーンに強いレンズになりました。

APS-Cサイズの撮像素子を搭載するデジタル一眼レフカメラ専用の交換レンズです。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちらみんぽす

今回は,夜景撮影を中心に,OSの補正効果は約4段分というレンズ内補正式の手ブレ補正機構をもったこのレンズを,ボディ内手ぶれ補正機構を持ったPENTAX K-7で,補正効果を簡単に比較してみます。

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このレンズをお借りする前に,レンズ内手ぶれ補正があるなら,K-7と組み合わせれば,相乗効果で補正が8段分!とかになるのかな?とお気楽に考えたのですが,そんなうまい話があるわけがなく,ボディ内とレンズ内は,排他的使用になります。マニュアルにもちゃんと書いてありました。

IMGP6524
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つまり,このレンズを使うときに手ぶれ補正効果を使いたいときは,レンズ側の機能をつかうか,ボディ側の機能を使うか,どちらかをOFFにしなければいけないということです。なんか勿体ない気はしますけどね。

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拡大

前回のレビューでも,すべてレンズ内手ぶれ補正をONにして写真をとりました。もともと大口径で明るいレンズですから,ファインダーを覗いたときも明るく見やすいのですが,レンズ内補正がONになっているときに,シャッターボタン半押しでAFを作動させると,ファインダーの像も,しっかりとブレが止まります。

PENTAXユーザーは,ボディ内手ぶれ補正に慣れているので,この感覚は,とても新鮮。

IMGP6541
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さらにレンズが明るいので,その分,光量も多く集められる分,シャッタースピードを短くすることができるのも,このレンズの利点ですね。露光時間が短ければ被写体ブレも抑えることが可能です。通常のズームレンズだと広角端でF3.5,望遠端でF5からF6あたりが普通ですよね。

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IMGP6558
拡大

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ワイド端 拡大

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テレ端 拡大

SIGMA「17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM」での夜景撮影,描写の良さ,手ぶれ補正効果の高さに,だんだん楽しくなってきました。あ,もちろん全部手持ちです。

IMGP6592
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このレンズを使ったときのキリッとした夜景の描写の良さに,感心してしまいました。本当によく写ってくれます。

さて,ちょっとした実験もしてみました。ほんとにボディ内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正は,両立できないのかってことを。いや,マニュアルには,書いてあるんですよ。できませんって。

ま,そうは言っても,試してみたくなるのが,モノフェローズとしての資質(?)。

Optical Stabilizer ON
SIGMA「17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM」のレンズ内手ぶれ補正(OS)をオン PENTAX K-7のボディ内手ぶれ補正をオフ。 拡大 オリジナルファイル

Optical Stabilizer OFF, Shake Reduction ON
レンズ内手ぶれ補正(OS)をオフ ボディ内手ぶれ補正をオン。 拡大 オリジナルファイル

Optical Stabilizer ON, Shake Reduction ON
レンズ内手ぶれ補正(OS)をオン PENTAX K-7のボディ内手ぶれ補正をオン。 拡大 オリジナルファイル

「拡大」してみれば,一目瞭然なのですが,ボディ内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正は,ほぼ同じくらいの効果が。両方をONにしたときは,かえって手ぶれ補正効果がなくなってしまったような結果に。ま,本来であれば,100枚ずつ程度写真を撮った上で,比較実験してみるべきなのはわかっているのですが,ボディ内とレンズ内が同等ということは,オートフォーカス作動中のファインダー像がぶれないのを選ぶか,特に意識せずシャッターがおりる瞬間に手ぶれ補正が効くのを選ぶか,どっちかということですよね。これは,ちょっと悩ましい。

せっかくのボディ内手ぶれ補正機能を殺して使わなくちゃいけないってのがね,PENTAXとソニーのユーザーには,引っかかるところではないかと思うんですよね。ここはひとつ,SIGMAに頑張っていただいて,ボディ内手ぶれ補正機構があるカメラでは,レンズ内手ぶれ補正の効果がさらに上がるように…,ならないかなぁ。

とここまで妄想したところで,気がつきました。
あ,僕も,ボディ内手ぶれ補正機構のついてないペンタックスマウントのカメラ,持ってるじゃないか!
ってことに。

次回は,そのあたりを検証してみます

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コメント

ボディ内手ぶれ補正ON
レンズ内手ぶれ補正ON やっちゃいましたか! 
フフフッ。。

子供のように好奇心旺盛なお師匠様に
笑ってしまいました。

へたな写真雑誌より
『まわりぶろぐ』は絶対おもしろい!

投稿: tomorrow2480 | 2010.05.22 08:19

tomorrow2480さん,コメントありがとうございます。
やるなと言われれば,やりたくなるのが…,ねぇ。
え?一緒じゃないですか?

>へたな写真雑誌より
『まわりぶろぐ』は絶対おもしろい!

いつも褒めていただき,ありがとうございます。
それでは,来月から,購読料をいただきます。
スマイル0円で。(←お前は,マクドナルドか?!)

投稿: HAMACHI! | 2010.05.23 00:54

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