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ほのかたび@ペンタックスフォーラム

鉄道写真家の中井精也さんの写真展「ほのかたび」が,新宿のペンタックフォーラムで開かれています。

名前の通りPENTAXの一眼レフのカスタムイメージ「ほのか(色の芯を残しつつ彩度を控えめに再現する)」を使って,ただ電車や駅が写っているだけじゃない,おもわずニコニコしちゃうような写真がたくさんありましたよ。

たまたま中井さんご自身もいらっしゃって,少しだけお話しすることもできました。
CP+の時にお聞きした名言「彼女にプレゼントしてもひかれない鉄道写真」。
「あの言葉,いいですね。」って言ったら,まさに,それが自分のコンセプトとおっしゃってました。

写真展というと,通常,写真撮影不可なのですが,わざわざ「写真撮ってもいいよ」とのメモ書き。
記憶の中の風景のような懐かしい写真。子供を見つめる目。隣の車両の彼氏。車窓から見える集団登校で手を振る子供,菜の花越しの黄色い電車,駅舎の猫,どの写真からもホスピタリティが伝わってきます。
入り口も駅の改札風に作ってあったり,プラレールがひかれていたり,来て良かったなぁと思いました。

645Dで撮影した大きな写真が何枚も展示されていて,「やっぱり三脚使ったんですよね?」って,桜の写真の前でお聞きしたら,「これは手持ちです。でも,三脚使ってくださいと怒られました」ですって。

ちょっと気になった写真があって,
Toriitrainstation
鳥居のこっち側は,鎮守の森になっているそうなのですが,あっち側は,この時期だけ水田に水を張って,駅をライトアップしていたときの写真だそうです。で,鳥居からあっち側に道がないのが,妙に気になって,でも,道があったら,またぜんぜん違った雰囲気の写真になっていたかもしれませんね。鳥居まで行く道が,まっすぐつながっていないのが,不思議で,幻想的な写真と相まって,いつまでも眺めていたい写真でした。

〜 5月 10日(月)まで。
9日には,ギャラリートークもあるそうですよ。

「まだ写真展はちょっと…」という方は,ぜひ,足を運んでみてください。
写真の力,写真家の思いがほんわか伝わってくる,カメラビギナーにも優しい写真展です。
ぜひ。

そうそう,某所で某写真家の写真にケチを付けている記事を読みましたが,あまり気持ちの良いものではありませんね。マットの切り方がどうとか,焼きがどうこうとか,いや,プロには基本的なところなのかもしれないけど,大切なのは,その写真が見ている人の心を動かすかどうかでしょ。写真を職業にしていないなら,本質でないところで批判しても仕方がないと思うんだけどな。もしダメなプロがいたら,無視すればいいだけの話。心揺り動かされるプロには,褒めて,自分の気持ちを伝える。これでいいんじゃないかと思うよ。

好きな写真と写真家を追っかけつつ,自分も好きな写真が撮れたらなぁと思う今日この頃。

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