「東京湾大華火祭2010」を,SIGMA 「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」で,遠くから撮ってみた。
今年も,東京湾大華火祭(第23回 2010)を見てきました。
といっても,花火が開始されるちょっと前に関西から戻ってきたので,今回は会場には行かず,適当に見えそうなところからまったりと見物しつつ,写真を撮ってみました。
ありがたいことに,毎年,違うレンズやカメラで東京湾の花火を撮らせてもらっていますが,今回は,みんぽすのWillVii経由でSIGMAから,「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」をお借りすることができたので,PENTAX K-7に装着して,もう,これ1本で花火を切り取ってみることに。
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スペックなどは,次のレビューで。
カメラを手持ちで,花火を撮るのは手軽でいいですが,手ぶれ補正機能があるカメラでも,ブレずに撮れるのは,0.5秒くらいがいいところ。ケータイのカメラだと画面が小さい分,ブレも誤魔化せちゃうかもしれませんが,ここを読みに来ていただいているヒトは,たぶん,それじゃ満足しないですよね。
0.5秒で撮れる花火は,ほんの一瞬で,例えば花火が開いた瞬間にシャッターを押しても小さいものしか撮れません。やはり,10秒から15秒程度,絞りを10以上にして,三脚を使うと,あるていど納得できる花火が撮影できます。コンデジで,花火モードを使うときも「三脚を使用して下さい」と但し書きが付いているモノがほとんどではないでしょうか。三脚を使わないで,10秒も手持ちで撮ると,それはそれでアーティスティックな作品ができることもあるのですけれど。まぁ,やめておいたほうがいいと思います。
晴海の会場に行くときは,バルブ撮影(自分で好きな時間だけ露光することができる)用のリモートケーブルを持って行くのですが,今回はあまり大した絵は撮れないだろうなと,半分あきらめて,三脚のみでトライ。
とりあえず撮れたのが,こちら
PENTAX K-7 + SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM 25秒 f/16.0 ISO 200 露出補正-1.7 EV
JEPG記録サイズ 10M JPEG画質☆☆☆☆ オートホワイトバランス 風景モード
ここ,昔は,遮るモノが何もなかったところなんです(→2004年のエントリー)
前の写真がちょっと明るいなと思ったので,10秒,F/16 露出補正-2.0EV
それが今は,高層ビルが建ち並び,打ち上げられる花火の7割は,ビルの影に。
まぁ,しかたないですよね。
なので,いろいろと試行錯誤しつつ,ビルの上に高く大きく打ち上げられる大輪の花火を待つことに。
↓
花火が打ち上がったときの露出と花火が空にないときの露出(要は,明るさ)が,かなり違うので,モニターを見つつ加減を調整します。少し,煙がたまってきました。
花火の撮影方法は,「足し算」だなぁと思います。
どれくらいの量の光の軌跡を,夜空のキャンパスに足していくか。
シャッターを開けている時間が短ければ,寂しくなるし,長くしすぎると,うるさくなる。
これは,花火がとても繊細に撮れました。でも,花火自体に明るさが欲しいですよね。15秒露光しているんですけど…。難しいなぁ。-1.7EV F/13 15秒
このあたりで,花火の打ち上がる位置がわかってきたので,オートフォーカスから,マニュアルフォーカスで,固定。これで,打ち上げのタイミングを逃す確率を低くすることができます。
でも,リモコンは持ってこなかったので,2秒のセルフタイマーを使って,シャッターボタンを指で押した瞬間のブレをなくします。
ここまでくると,結局は,「運」かなぁ…。どんな花火がどの高さに,いつ上がるかなんて,主催者でもない限りわかりませんものね。毎年会場に行っていても,難しいと思います。
で,会心の一撃じゃなくて,一枚がこれ。
拡大 オリジナルファイル(3936 x 2624) -1.7EV F/13 15秒 前の1枚と同じ条件ですね。
やはり,運かな。
でも,このレンズの描写,すごいですね。
最大に拡大しても,花火のイメージが,全く曖昧にならずに変わらないままですから。
SIGMA 「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」は,広角側の24mmでも,望遠側の70mmでもレンズの明るさがF2.8と明るいまま変わらないという,希少な高級レンズです。一般的なズームレンズでは,望遠側が暗くなるのが普通。
なので,このレンズの場合,夕景や室内などの暗めの撮影で,少しでも速いシャッタースピードで撮影したい場合,ズームの位置にかかわらず同じように撮れるのが,とても便利なところ。
そうそう,PENTAX K-7は,APS-Cサイズのセンサーなので,実際には,このレンズは35mmフィルムカメラ換算で,36mm〜105mmのズームレンズ相当になります。
どのズーム位置で撮っても明るさはF2.8と明るいため,かえって花火撮影でも,明るく写ってしまうので,絞ったり,露出補正をマイナス側にして,わざわざ暗くする必要があります。ちょっともったいない使い方かもしれませんね。
狭い場所から,人混みをよけつつ,三脚で撮影しているので,もう,画角は決まったままで,背景にもバリエーションのない写真ばかりですが,写真を撮ることより,花火のつかの間の「美」を楽しみつつ,合間にシャッターボタンを押すくらいの感じが,いいんじゃないでしょうか。
13秒 F16 -1.3EV ISO400
煙がどんどん流れてきて,これ以降,花火が円形に見られることはありませんでした。
儚いなぁ。
過去の写真も振り返ってみます。
2005年
2006年
2007年
2008年は,缶詰研修で見られなかったので,江戸川の花火を(SIGMA 24mm F1.8 EX DG SPHERICAL MACRO)使用。
2009年は,再び会場に。
これが終わると,夏もおしまいが近づいてきたなぁと,ちょっとセンチメンタルな気持ちになるんですよね。でも,見られないと夏が終わる気がしないのも確か。
いつまでも,日本が,平和で,「粋」を楽しめる国でありますよう。
SIGMA 「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」実写レビューは,続きますよ。
というわけで,
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